逆引き大学辞典2025年度版
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2020年※JAXA(国立研究用開発法人宇宙航空研究開発機構)ミッションに関わる実績2019年2018年2017年2016年2015年2014年2013年2012年2011年2010年76543210(国別、2020年8月14日現在)国 名合計(人)※国 名合計(人)※えない。宇宙旅行者を含む。国名は一部を抜粋1072211日本のロケット打ち上げ数(機)アメリカロシア(旧ソ連)日本ドイツ中国フランス※同一人物が2回以上飛行した場合は、重複して数カナダイタリアブルガリアオランダモンゴルブラジル34712312111110宇宙に行った人の数飲めない水を飲料水に変える 国際宇宙ステーション(ISS)では、宇宙で生活するために必要な環境を構築する「環境制御・生命維持システム(ECLSS)」が活躍しています。ECLSSには、水分をISS内で再利用する機能が備わっており、排出物である尿などを利用しています。 具体的には、尿を加熱して蒸発させることで抽出した水分や、空気調和装置で発生した凝縮水を、複数のフィルタなどを通して不純物を除去し、殺菌処理と水質チェックを経て飲料水として生成します。そのほかにも、二酸化炭素を水素で水に還元することで、水をつくるシステムも導入されています。このようなECLSSの技術が確立されれば、長期の有人惑星探査ミッションが可能になるなど、今後の宇宙への展望が大きく開けるようになります。ロケット打ち上げ回数が多い国は? 中国は、2003年に人を乗せた自国製ロケットを打ち上げ、世界で3番目の有人宇宙飛行に成功しています。それ以降、中国の宇宙開発の発展には目を見張るものがあり、19年のロケット打ち上げ回数は18年に続き2年連続で世界1位となっています。一方、日本では、世界最大級の補給能力を備えた無人の物質補給機「こうのとり」をH-IIA・H-IIBロケットに搭載し、3年連続で打ち上げるなど、毎年さまざまな実績を残しています。 また、宇宙に行った人の数は、20年8月の段階で566人。これまでもさまざまな人が宇宙飛行士として宇宙に飛び立っていますが、際立って多いのは、NASAがあるアメリカやソユーズをつくったロシアです。35

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