● 禁止、規制 ■ 案内、指示 ◆ 警戒 ▼ 規制37 高速道路の標識はなぜ緑色? 安全標識に関しては、遠くからでも、容易に「安全」「禁止」といった、指示の内容が一目で認識できる必要がありますが、その視認性は、デザインと色に影響を受けます。 そのため色の使い方が決められており、例えば、赤は規制、黄色は警戒、青は案内・指示のときに使用されています。緑色は、気持ちをやわらげるといった効果があり、速いスピードでも確実に読み取れるため、高速道路で使用されています。また、標識の枠の形にも意味があり、丸は禁止・規制、四角は案内・指示・警戒、三角は規制のときに使われています。【枠の形の主な例】「仮想現実(VR)」 コンピューターグラフィクスによる3D映像、立体感のある音声・音響など最先端の技術を駆使することで、仮想(Virtual)の現実感(Reality)を体験できる最先端技術です。人間の視覚や聴覚だけでなく、バランス感覚を担う平衡器官や触覚など、あらゆる感覚器を刺激してリアルさを追求する技術も研究されています。実際にはないものをあると感じさせたり、「そこ」にいるような生々しい感覚を実現したりできるのが特徴です。 技術開発の進歩は著しく、エンターテインメントの世界では、3D映像によるリアルな空間での戦闘や冒険を疑似体験できるゲームが登場。実用的なものとしては、現実の風景と地図情報を組み合わせたナビゲーションなどのサービスが注目を集めています。「3Dプリンター」 3Dは「3 Dimensions(3次元)」の略です。通常のプリンター(2D/2次元)はインクを材料としていますが、3Dプリンターは特殊な合成樹脂や金属などを素材として、平面ではなく立体的な像を造形することができる機械です。従来の立体造形とも製造過程が大きく異なり、3次元ソフトウェアで作成されたデータをもとに断面形状を出力・積層し、立体物を整形していきます。 鋳型を必要とせず、材料と設計データがあれば複雑な形状も短期間で再現できるため、アイデアの早期具現化、試作品制作などに幅広く活用されています。また、必要なパーツを1つからつくることができるためコスト削減にも役立ち、従来のものづくりのあり方を変えるアイテムとして脚光を浴びています。
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