人文科学系統社会科学系統理学系統工学系統(商船系統含む)農学系統医療・保健系統家政系統教育系統芸術系統総合・学際系統 地理学の研究対象に方言がありますが、方言の分布の研究でよく知られているのは、民俗学者・柳田國男の『方言周圏論』です。『方言周圏論』は、新しい言葉は、文化の中心地から広がる傾向にあるため、周縁部には古い言葉が残るという理論です。柳田は、蝸牛(カタツムリ)の方言を調べ、京都を中心とするデデムシ系が最も新しく、東北や九州などで使われるツブリなどが古い言葉ではないかという説を提唱しました。45この分野に設置学科を持つ大学の資料を請求!この分野の設置学科はこの分野に設置学科を持つ大学の資料を請求!この分野の設置学科は研究し、語学力も必要とされています。 語学は、各言語の「話す」「聞く」「読む」「書く」の、4つの力を修得し、コミュニケーション能力を養うほか、その言語が使われている地域の文化や社会などを研究します。 多くの大学は英語学科を設置していますが、ドイツ語・フランス語・中国語学科や、日本語を文法や音声などから研究する日本語学科を設置する大学もあります。最近では、異文化理解や国際関係を研究し、英語の運用能力を高める、国際コミュニケーション学科も増えています。いった自然環境や、文化や歴史などの側面から人々の活動について学び、その地域の特性を探究します。 地理学は、地形、気候、土壌などを学ぶ「自然地理学」、政治や産業、文化などから各地域の特色を考察する「人文地理学」、地形や気候、交通や産業などから総合的に地域を研究する「地誌学」の3分野に分けられます。 どの分野も文献や統計、資料を読み解くほか、フィールドワークも重視されます。最近では、GPSなど、コンピューターを使った分析や解析も行われています。作品や言葉を通して、文化や社会などを研究する 文学・語学は、日本を含むさまざまな国・地域の言語や文学、文化などを研究する学問です。 文学では、小説や詩、戯曲などを通して、人間という存在の意味や、社会との関係性などを研究します。最近では、音楽の歌詞についても研究対象となっています。 文学は大きく、日本文学(国文学)と、英米文学・フランス文学・ドイツ文学・中国文学といった外国文学とに分類することができ、言語ごとに設置された、学科や専攻・コースに分かれて学ぶのが一般的です。外国文学では、作品が書かれた背景となる時代や社会なども史料分析やフィールドワークで地域の特性を解明する 歴史学では、過去に起こった出来事や社会の変化について、時代や地域、関連する人々の宗教や主義主張などを学び、なぜその出来事が起こり、どのような意味を持つのかなどを探究します。昔から残る文書や絵画といった史料の解明だけでなく、学外の施設を訪れるフィールドワークも重視し、最終的には自分自身の歴史観や人間観をまとめていきます。 日本史や東洋史、西洋史や遺跡・遺物の発掘調査や分析を行う考古学のほか、文化財の保護や歴史遺産について学べる大学もあります。 地理学では、地形や気候と言葉は文化の中心地から広がる?分野コード010101分野コード010201column88ページへGO!93ページへGO!文学・語学の分野歴史学・地理学の分野
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