工学系統(商船系統含む)人工衛星からの電波で位置を測定するGPS。正確な位置を測るには、何機の衛星が必要でしょう?3機の衛星があれば位置を特定できますが、正確性を高めるには4機の衛星が必要です。GPSは、衛星が発信した電波を、スマートフォンなどに組み込まれた受信機が受信するまでの時間を測り、相互間の距離を導き出すことで位置を特定します。衛星に搭載されている原子時計と比べると受信機の時計に生じる誤差が大きいため、4機でより正確な時間を測っているのです。この分野に設置学科を持つ大学の資料を請求!この分野の設置学科はページへGO!この分野に設置学科を持つ大学の資料を請求!この分野の設置学科はページへGO!の応用を探究。●設計・製作 部品や材料の性質、機械のデザインや製作について研究。●計測・制御 部品や機械の動きの解析や操作、エネルギー制御などを学ぶ。 機械工学を応用した分野としては、航空機やロケットなどの設計・製作を研究する「航空・宇宙工学」があります。 最近では、機械工学と電子工学などを融合したメカトロニクス分野で、電子制御技術の研究が進み、人工衛星や医療機器などにも応用されています。また、ロボティクス関連について学べる大学もあります。●情報工学 主にコンピューターのハードウェアとソフトウェアなどについて研究。●通信工学 情報の暗号化やセキュリティ、無線や光通信などの通信やデータ伝搬媒体について学ぶ。 最近では、処理能力が高いコンピューターやAI(人工知能)などの開発を行う「知能情報工学」や、生体情報を解析・処理して、医療やバイオテクノロジーに活用する理論と技術を研究する「生命情報工学」の分野も重視されるようになっています。機械自体とその生産設備・システムを学ぶ 機械工学は、時計やカメラといった精密機械から、自動車や航空機といったさまざまな機械と、それらを生産する工場設備やシステムの設計・開発を研究します。 機械工学では、まず基礎となる「機械力学」「流体力学」「材料力学」「熱量学」について学びます。専門分野は大きく、「材料・構造」「熱・流体」「設計・製作」「計測・制御」に分かれます。●材料・構造 機械の材料の性質や強度、加工のほか、変形や故障などを学ぶ。●熱・流体 液体や気体の性質や動き、機械エネルギーへ電気の生産から活用まで幅広く研究する 電気通信工学は、エネルギーとしての電気から、情報通信・電子制御まで幅広い分野を学びます。 主な研究分野としては、「電気工学」「電子工学」「情報工学」「通信工学」に大別することができます。●電気工学 発電や送電、電池といった、電気エネルギーの効率的な生産や輸送、蓄積や有効利用法などを研究。●電子工学(エレクトロニクス) IC(集積回路)やLSI(大規模集積回路)といった電子回路やシステム、電子回路を構成している半導体の特性など、多岐にわたり学ぶ。58逆引き大学辞典2025年度版学問内容リサーチ分野コード040101分野コード040201132134機械工学の分野電気通信工学の分野
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