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興味・関心のある職業テーマから学びたい学問を見つけてみよう 学問ディスカバリー

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どんな分野?

 公益法人とは、収益の獲得を目的とした一般企業(営利法人)と異なり、公共社会に利益をもたらすことを目的とした民間の団体。個人や法人などの「社員=人」の集まりである「社団法人」と、一定の目的のために拠出された「財産」の集まりである「財団法人」がある。
 現在日本には2万数千の公益法人がある。営利を目的としない公の事業を担っているため、税制の面では一般企業よりも優遇されている。
 政府は近年、公共事業に対する「事業仕分け」を進めており、公益法人に対しても事業内容や財務状況のチェックを求めている。さまざまな問題が指摘されており、元は国民の税金である「補助金」を支給されている団体もあり、経営の透明化が当面の課題といえる。

活躍の舞台

 公益法人の仕事をめざす人は、社会科学系統で「経済学」「商学」「経営学」などの事業・経営に直結する学問、または「法学」「政治学」などの社会政策・公共・について学べる学問を専攻し、自らの専門性を高めておこう。
 公益法人は、学術やスポーツ、医療や福祉、そのほか工業・商業・農業などさまざまな職業や専門領域と関連をもっている。そこで、就職したい業界や団体を考慮に入れながら、その業界の歴史や業務内容、歴史や将来性を調べることも大切だ。日常的に新聞やニュースなどで最新情報をチェックしよう。さらに、判断力や交渉力、協調性やリーダーシップなど、社会人として求められる基本能力を高めることも大事だ。

学問へのアプローチ

 公益法人が行う事業の領域はきわめて幅広く、業務の内容や規模、管轄する官庁も異なる。たとえば特定の職業・職能集団(医師、薬剤師など)、スポーツ団体(相撲、野球など)、民間企業の連絡会や協議会(経済界、旅行業界など)、さらに海外交流会や資格制度の協議会などが含まれる。
 財政改革の一環として公益法人制度の改革関連法が施行(2008年)されてからは、既存の公益法人は厳しい「公益性」の定義のもとに再認可されることになった。民間の団体とはいえ、市民の寄付金や税金(公的補助金)で運営されており、職員には公務員に匹敵する倫理性が欠かせない。世の中の役に立ちたいという意欲をもつ人材には、大きな活躍の場が与えられるはずだ。

このキーワードについて学べる学問分野

社会学

家庭・地域・学校・企業など人間が作っている「組織」のしくみやはたらきを検証し、そこに生起する種々の現象を解析。社会病魔、福祉、環境、メディアといった現代的課題に迫る

経営学

人、モノ、カネ、情報を活用した「企業」活動の管理法と運営法を研究するジャンル。即戦力として実践的な知識と運用能力を養成するために、インターンシップ教育が盛んなのが特徴

法学

社会の公平さと我々の生活の安全を保つためのルールを学ぶジャンル。法律は、国としてのカタチを整える術、人々の行動の規範や手順のモデルでもあり、かつては万能視された時期も

政治学

社会を円滑に運営していくための方策=国家の形態、政治権力、それを生みだす人々の政治行動などを探求するジャンル。政治形態の歴史的推移や国家間比較なども重要な研究テーマ

社会科学系学際

資源枯渇、環境汚染、人口爆発、食糧不足、安全保障問題など現代的な大テーマに、従来の学問的枠組を超えてアプローチする新分野。「総合的な視点」「多彩なテーマ」がキーワード

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