テーマ エネルギー
地球温暖化問題とエネルギー
人類がはじめて使ったエネルギーは火で、約50万年前のことです。18世紀に石炭をエネルギー源とする蒸気機関ができると、エネルギー消費量が増加。20世紀中頃には石油が主となり、今でも生活に欠かせないものとなっています。
一方、エネルギーは地球温暖化問題とも密接に関わっています。2020年から温暖化対策の枠組み「パリ協定」が本格的にスタート。日本も30年度の温室効果ガス排出量を、13年度比で26%削減するという中期目標を掲げています。特に重視されているのが、太陽光などの再生可能エネルギーの導入量を増やすことと、エネルギーの効率化の追求で、今後さらなるイノベーションが期待されています。
効率的な活用法を探究
エネルギーを扱う学問には、電気工学や機械工学、資源・エネルギー工学などがあります。電気工学では、電気エネルギーの効率的な生産・輸送方法などを研究。機械工学では、力学などを学び機械づくりに応用します。資源・エネルギー工学では、環境に配慮しつつエネルギー資源を効率的に活用する方法を探ります。