テーマ ロボット
より身近な存在になるロボット
新型コロナウイルス感染症対策のため、非接触や非対面を実現するサービスロボットへの期待が高まり、案内や配膳、警備などを担うロボットが活用されるようになるなど、ロボットはより身近な存在になりつつあります。 実は、日本は世界一のロボット生産国であり、世界で活躍するロボットの6割弱が、日本のメーカーが生産したものです。すでに、モノづくりや介護の現場、災害対応をはじめ、多様な分野で人を助ける働きをしています。 将来的に、政府は人とロボットが共生する社会をめざしており、2050年までに、人と同じ感性と同等以上の身体能力を持ち、人生に寄り添いながら、一緒に成長するAIロボットを開発するという目標を策定し、挑戦的な研究を推し進めています。
ロボット開発のための技術を学ぶ
ロボット製作の技術を学ぶために必要なのが、機械工学や電気・電子工学といった学問です。 機械工学では、ベースとなる4つの力学(機械力学・材料力学・流体力学・熱力学)や、工業製品や機械システムなどを開発・設計・製造するための知識と技術を学びます。 電気・電子工学では、エネルギーとしての電気や、情報通信・電子制御などを扱うため、ロボットをはじめとする機械の制御に欠かせない学問です。