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興味・関心のある職業テーマから学びたい学問を見つけてみよう 学問ディスカバリー

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どんな分野?

 近年のエコロジーへの社会の関心は非常に高く、家庭向け電器製品(家電)開発の現場でも、エコ社会の実現をめざす努力が始まっている。たとえば消費電力を抑制したテレビや冷蔵庫などのいわゆる「エコ家電」が買い替え需要を呼んでいる。
 また、室内の空気や床面などの「生活環境」を改善する家電、たとえば室内を清潔に保つ空気清浄機やエアコン、微細なダニやチリを吸い取る掃除機、洗濯機なども好評だ。その一方で、5万円以上もする炊飯器や掃除機、電子レンジなど高級家電も人気商品となっている。
 これらに共通するのは、いずれも高度な技術を投入した付加価値の高い製品であるという点。トレンドに敏感な消費者ニーズが新商品の開発を促している。

活躍の舞台

 家電の技術を専門に研究するには、電気工学・電子工学系の学科に進学する必要がある。大学では電気電子材料についての知識や、電気電子回路の設計技法について学ぶ「エレクトロニクス」領域と、映像や音声の情報処理技法、通信方式の理論、ネットワーク構築など、主にソフトウェアに関わる領域の両方を研究する必要がある。
 家電の種類によって、製品技術のウェイトは少しずつ異なってくる。たとえば調理家電、冷暖房器、清掃器具といったいわゆる「白物」ではモーターや熱交換器などのメカ部分が、デジタル家電ではソフトウェアの部分の重要度が高くなる。将来研究したいテーマを扱う研究室・専攻を選ぶとよいだろう。

学問へのアプローチ

 家電や情報機器のメーカーに就職して、技術研究、商品開発といった部門に勤務するのが一般的なコースだ。こうした現場では、消費者のエコや環境への敏感な感覚を捉えることが、新しい商品企画の成功への糧となる。
 最近の家電は、マイコンを組み込んだ精密機械となっており、たとえ営業職であっても商品についての工学的な知識が不可欠だ。そこで理工系出身者も、企画・開発のほか、営業・販売・広告部門で活躍している。
 家電の中でも特にAV、情報機器(コンピュータ)関係のメーカーでは、商品についての知識(商品の特徴や使い方、商品構成)と、専門的な技術・知識(しくみと内部構造、修理の仕方)を兼ね備えた「セールスエンジニア」という職種もある。

このキーワードについて学べる学問分野

社会学

家庭・地域・学校・企業など人間が作っている「組織」のしくみやはたらきを検証し、そこに生起する種々の現象を解析。社会病魔、福祉、環境、メディアといった現代的課題に迫る

経営学

人、モノ、カネ、情報を活用した「企業」活動の管理法と運営法を研究するジャンル。即戦力として実践的な知識と運用能力を養成するために、インターンシップ教育が盛んなのが特徴

商学

モノやサービスなどの「商品」を売り買いするためのしくみやルール(習慣)、それをより多く売るための仕掛けや方法を研究する。物流・会計・金融(手形・証券・保険)が三本柱

社会科学系学際

資源枯渇、環境汚染、人口爆発、食糧不足、安全保障問題など現代的な大テーマに、従来の学問的枠組を超えてアプローチする新分野。「総合的な視点」「多彩なテーマ」がキーワード

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