Menu

興味・関心のある職業テーマから学びたい学問を見つけてみよう 学問ディスカバリー

学問ディスカバリー イメージ

どんな分野?

 住民たちが散策で訪れる場であるとともに、働く人に休息を提供している公園。市街地の公園は都市活動で出された二酸化炭素や熱を樹木によって吸収するなど、都市環境の中の緑地として重要な機能を果たしている。最近は森林公園や親水公園、ビオトープ、フラワーパークなど新しいタイプの公園が登場し、森林浴で癒される、小川と親しめる、環境の大切さを学べるなど、さまざまなテーマ性で市民に人気を呼んでいる。
 造園業は、大小さまざまな公園の設計・施工をはじめ、一般家庭や企業など私有地の庭園の造営を専門に行う業者。樹木や草花、池、水路、庭石などを配してデザインし、施工するほか、庭木の剪定や定期的な清掃など管理の役目もある。

活躍の舞台

 この分野に進むには、公園・庭の造営や緑地環境を研究テーマとする「造園学」という学問を専攻するのが早道だろう。「造園学」は「農学」の一分野だが、土地を開発して活用する技術を研究する「土木工学」、さらに住みやすい都市環境をつくる「環境工学」などのテーマを含んでおり、「農学」系でも「工学」的な要素が強い。
 大学では、公園の計画・設計から施工、管理にいたる全過程を系統的に学習し、都市の景観(ランドスケープ)を含めた緑地環境をつくるための技術を修得するのが、一般的なカリキュラムだ。そのほか、花壇に植える草花、果物を収穫する果樹、公園や庭に植える樹木など「園芸植物」の栽培や育種を専門的に研究する「園芸学」というジャンルもある。

学問へのアプローチ

 造園を専門に学んだ卒業生の進路には、造園業者のほか、町づくりや緑地の整備を請け負う土木建設会社、設計事務所などがある。庭木、街路樹などの手入れ、生け垣、敷石などの造園師としての実技作業を認定する国家資格「造園技能士」を取得することで、庭師(造園家)として活躍することができる。
 公園には、大気を浄化する、騒音を和らげるといった実用的な機能だけでなく、日陰をつくる樹木の下で季節の草花が彩りを添えるなど、都市の景観に潤いをもたらすという波及効果もある。さらに、都市圏でビル屋上の緑地化が推進されるなど、緑地環境は、夏の大都市のヒートアイランド現象を緩和するための切り札として、整備が急がれている。

このキーワードについて学べる学問分野

土木建築工学

古今東西で蓄積された土木建設の技法を修得し、建築物から町づくり、インフラ、防災まで、私たちが快適に暮らせる生活環境についての総合的なプランニング術を研究する学問分野

農学

穀物や野菜、果物などの農作物をつくる「農業」の技術を総合的に研究する分野。農業生産に品種改良などの新しい技術を導入し、収穫量の増加と作業の効率性の向上をめざす実践学問

農業工学

農業生産に関する工学的テーマを扱う学問で、農業用地の開発や管理、農機具に関する研究が中心。農業の生産環境と農村社会そのものについて研究し、農業の未来の姿を構想する分野

大学パンフレットを請求してプレゼントをもらおう!

年間合計1,020名に当たる!
プレゼントの詳細はこちら
大学のパンフレットを請求

逆引き大学辞典について

逆引き大学辞典

全国の高等学校約1,200校で利用されている学科から大学が探せる「逆引き大辞典」インターネット版。  所在地、国公私立、学科系統、学科名やキーワードで設置大学を検索。

進学イベントのご案内

全国各地で実施される進学イベントの開催情報はこちらから。