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興味・関心のある職業テーマから学びたい学問を見つけてみよう 学問ディスカバリー

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どんな分野?

ダイベストメントとは、投資を意味するインベストメントの反対の言葉で、「投資撤退」を指す経済用語です。政府や行政による規制ではなく、資本をもっている人が、企業への投資を手段として世の中を変革しようという考え方に基づく新しい潮流として注目されています。
近年、先進国では環境問題への強い危機感から、自然環境を守り地球温暖化を防ぐことを求める動きが強まっており、この流れに反すると考えられる石油や石炭など天然資源エネルギーに関連した企業の活動を規制しようとする「化石燃料ダイベストメント」のキャンペーンが広がりをみせています。一方でこれらエネルギー関連企業の間でも、太陽光など再生可能エネルギーの開発に転換する動きが始まっています。

活躍の舞台

株式投資に関する高度な知識を身に付けた人は、企業で株式証券を運用するディーラー、顧客の株式売買を仲介するトレーダーといった専門職で活躍することができます。証券市場の動向を分析する証券アナリスト、資産運用をサポートするファイナンシャルプランナーという仕事もあります。
持続的な社会を実現するため、環境問題への配慮や地域との共存、人権保護や倫理の徹底といった企業の社会的責任に対する取り組みを意味する「CSR活動」が、企業価値として認められるようになっています。この問題に関心のある人は、企業がホームページなどで公開しているCSR関連の情報をチェックし、社会的な貢献を重視している企業への就職を考えてみるのもいいでしょう。または、自分の資産を活用して環境への配慮に取り組む企業を支援する個人投資家をめざす道もあります。

学問へのアプローチ

株式や証券、資産運用など、金融に関するテーマを研究する「経済学」が代表的な学問です。企業に対して倫理的な正当性を求めるダイベストメントという投資家の活動が、市場経済にどのような影響を与えるのかを検証し、これからの市場のあり方を考えます。また「経営学」では、株式投資の基準となる、企業情報の収集や企業価値の評価について学べます。
「社会学系学際」の分野では、二酸化炭素排出量の法規制、環境汚染の対策など、長期的な視野から環境問題を解決する政策を研究します。「理学系学際」では、自然界のさまざまな現象を分析し原因を解明する理学の研究手法を用いて、地球温暖化やエネルギー・資源の枯渇といった多くの環境問題に迫ります。

このキーワードについて学べる学問分野

経済学

モノやサービスを交換するしくみ=「生産→流通→消費」の観点から、世の中の人々のより良い暮らしを探求する分野。数理的な要素が強いこと、国際的な視点が重要なことが二大特徴

経営学

人、モノ、カネ、情報を活用した「企業」活動の管理法と運営法を研究するジャンル。即戦力として実践的な知識と運用能力を養成するために、インターンシップ教育が盛んなのが特徴

理学系学際

既存の諸科学を融合した学際的な手法で科学の新局面を追究。《広域科学》の分野と似た内容ですが、「環境」「情報」「物質」「生命・バイオ」「システム科学」などの実践テーマに取り組む

社会科学系学際

資源枯渇、環境汚染、人口爆発、食糧不足、安全保障問題など現代的な大テーマに、従来の学問的枠組を超えてアプローチする新分野。「総合的な視点」「多彩なテーマ」がキーワード

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