テーマ スポーツ科学・健康 アウトドアレジャー
その他のキーワード
どんな分野?
都会を離れ、山や川、海など自然に囲まれた場所で身体を動かすさまざまなアウトドアレジャーが人気を集めている。スキーやサーフィンなどポピュラーなシーズンスポーツをはじめバリエーションは多彩。パラグライダーで空を飛ぶ、カヌーやラフティングで川を下る、スキューバダイビングで海に潜る、トレッキングで山に登るなど、活動場所もさまざまだ。
比較的簡単に扱える道具や装備が開発されてより身近になる一方、各地に手軽なスポーツ施設が増えるなど、初心者にも楽しめる環境も整ってきた。自然相手のためレジャーとはいえ危険を伴うことが多く、安全な楽しみ方を指導するインストラクターの役割が重要になっている。
活躍の舞台
このテーマについて大学で学んだ人の進路は、アウトドアレジャー関連の施設や企業で働く仕事が代表的だ。たとえば、シーズンスポーツのインストラクター、アウトドアで楽しむレクリエーションの指導者、施設の管理運営を行うスタッフといった職種が挙げられる。
また、アウトドアレジャーの装備やグッズを製作するスポーツ用品メーカーも選択肢になる。たとえば、新たなポーツ器具を商品化する企画開発、スポーツ用品店に販売する営業といった職種がある。さらに、スポーツに関する高度な専門知識や運動能力は学校の体育教師、あるいはスポーツ教室、アスレチックジムのインストラクターといった仕事でも生かせる。
学問へのアプローチ
この分野で代表的な学問分野は、教育系統「体育学」。人間の身体のしくみや運動能力に関する医学的な知識を身につけたうえで、トレーニングで身体を鍛え自己のスポーツの技能を高め、試合の戦略を習得する。ケガや疲労に対するケアの方法、アウトドアレジャー施設の経営なども学べる。実技では、球技や陸上競技など学校体育で取り上げるポピュラーな競技に加えて、大学によってはアウトドアレジャーのスポーツから、レクリエーションやフィットネスなど健康づくりのためのスポーツまで、幅広いジャンルの基本技能を学べる。
社会科学系統「経営学」も関連が深い。企業の経営を実践的に研究する学問で、アウトドアレジャーをスポーツビジネスの経営という視点から考える。