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どんな分野?
インテリアショップは、家具やカーテン、カーペット、照明具など室内を飾る商品を販売する小売店。インテリア(interior)とは建物の「内部=室内」を意味する英語に由来する。
インテリアショップでは、リビング、ダイニング、寝室など部屋のタイプに合わせて最適な商品を提供することが主な仕事となる。また、顧客が求める部屋のイメージや要望を聞いて商品の組み合わせをトータルで提案する「コーディネート」という業務もある。最近は、一部にはオリジナル商品の開発を手がけるショップも増えている。質のよい商品をリーズナブルな価格で提供できる、顧客により明快な店のコンセプトを提案できる、といったメリットがある。
活躍の舞台
インテリアに関連した仕事をめざすために適した学問が、家政系統の大学に設置される「住居学」だ。あるいは「建築学」でもインテリアの設計やデザインについて専門的に学ぶことができる。
「住居学」では、主に個人住宅を対象とし、建物の住みやすさ、環境の心地よさといった課題を追究するのが大きな特徴。住宅の設計技法に関しては、住宅の外側(建物)について研究する「建築設計」と、主に室内空間の設計や内装について研究する「インテリア設計(デザイン)」の両面から実技中心に学んでいく。
最近は、高齢者や障がい者にも住みやすい環境をつくる「福祉環境デザイン学」という領域が大きく発展しており、このジャンルを専門に学べる学科も登場している。
学問へのアプローチ
インテリアショップでは、商品の品揃えやデザインに店のセンスが顕著に表現されるため、ショップの空間そのものがインテリアの見本となっている。店のコンセプトを明確に定めたうえで、商品選びや配置、内装を工夫して魅力あるショップをつくることもスタッフの大切な役目。「インテリアコーディネーター」や「福祉住環境コーディネーター」の資格を取得することで、仕事の幅は大きく広がっていくだろう。
また、1人ひとり異なる顧客の好みや目的を即座に判断して、数多くの品揃えから最適なものを選び出してコーディネートするセンスが必要なことはもちろん、納得したうえで買い物をしてもらうためのコミュニケーション、接客の能力が不可欠になる。