飲食業界で働く魅力はどのようなところ?主な職種とおすすめの学部
2023.05.26
飲食業界には、料理やお菓子を作る職種や、飲食店の運営に関する職種など、さまざまな仕事があります。食に関わる仕事がしたい!という人には、飲食業界のなかに向いている職業があるかもしれません。今回は、飲食業界の特徴や企業の例、主な職種、求められる資格、向いている人の特徴、おすすめの学部などをご紹介します!
飲食業界で働く魅力と代表的な企業の例
飲食業界は、具体的にどんな仕事のある業界なのでしょうか。こちらでは、飲食業界の特徴や働く魅力、代表的な企業の例をご紹介します。
飲食業界とは
飲食業界には、食品の調理や加工、お客様への食事の提供などを行う仕事があります。多くの企業がありますが、主に外食事業を行う会社と中食(なかしょく)事業を行う会社に分けられます。
外食とは、文字通り家の外で食事をすること。外食事業を行う会社は、店の中でお客様に料理や飲み物などを提供します。たとえば、ファミリーレストランやファストフード店などは外食事業に当てはまります。中食とは、調理された料理を持ち帰って食べるスタイルのこと。弁当屋や総菜店、洋菓子店などのほか、ピザのようなデリバリーサービスなども中食事業に含まれます。
また、飲食業界の企業を調べていると「本社勤務」や「本部スタッフ」という言葉を見かけることがあるかもしれません。飲食業界では個人で店を経営しているパターンもあれば、企業が店を運営しているパターンもあります。企業が運営する店の場合、お客様が訪れる店舗での仕事と、企業の本社(本部)での仕事が分かれていることがあるんです。企業によって本社での仕事内容は異なりますが、店ごとの予算の振り分けや店舗スタッフの配置、店で出すメニューの開発、新店舗の出店など、さまざまな業務を行います。
飲食業界で働く魅力
飲食業界の魅力といえるのは、なんといっても食に関する仕事に就けること。「自分で考えた料理をたくさんの人に食べてもらいたい」「美味しい料理で人に喜んでもらうのが好き」という人なら、大きなやりがいを感じられるでしょう!
飲食業界の企業の例
・日本マクドナルド株式会社
・株式会社すかいらーくホールディングス
・株式会社プレナス
・株式会社フォーシーズ
・株式会社出前館
飲食業界の大手企業には、全国チェーン店を展開しているところがあります。皆さんもよく利用する店があるのでは?また、企業名を聞いてピンと来なくても、店の名前は知っているという人も多いかもしれません。たとえば、「株式会社すかいらーくホールディングス」は「ガスト」「バーミヤン」「ジョナサン」などのファミリーレストランを運営している企業です。「株式会社プレナス」はお弁当をテイクアウトできる「ほっともっと」や定食レストランの「やよい軒」などを運営しています。ほかにも、高級レストラン「ジョエル・ロブション」を経営する「株式会社フォーシーズ」や、デリバリーサービスを行う「株式会社出前館」といった会社も。
こういった飲食業界の企業に就職するためには、どういった勉強をすればいいのでしょうか?気になる人は、ぜひ「JOB-BIKI」を活用してみてください!たとえば、「日本マクドナルド株式会社」などの企業名を入力して検索すると、そこに就職した先輩方がどんな大学を卒業したのか調べることができますよ。
飲食業界の主な職種
飲食業界にはどういった仕事があるのでしょうか。ここでは、飲食業界の主な職種をご紹介します。
料理を作る職種
・調理スタッフ
お客様に出す料理を作る仕事です。和食や洋食、中華料理など、職場によって調理するメニューはさまざま。美味しい料理を作ることが最大の役目です!
・パティシエ
ケーキやクッキーなど、さまざまな洋菓子を作る仕事です。洋菓子店のほか、スイーツに力を入れているレストランやカフェなどで働くこともあります。
パティシエに向いている人はどのような人?仕事内容やキャリアプラン
・バイヤー
飲食店で扱う食材などを買い付ける仕事です。流行なども参考にしながら、たくさんの人に食べてもらえそうな食材を探して仕入れます。
店舗運営に関する職種
・販売・ホールスタッフ
お客様の接客をする仕事です。レストランで料理をテーブルまで運んだり、テイクアウトの総菜店でおかずを詰めて渡したりと、職場によって仕事内容はさまざま。レジでの会計や店内の片付け・掃除などをすることもあります。
・店舗責任者
店舗運営の責任者となる立場で、売上や食材の管理、お客様からのクレーム対応など、幅広い仕事をこなします。店によっては調理や販売、新人スタッフの教育などをすることも。たくさんの店舗があるチェーン店などは、店舗責任者として経験を積んでから本社の仕事を任されるケースもあります。
店舗経営に関する職種
・研究開発
販売する料理やスイーツなどのメニューを開発する仕事です。お客様が興味を持ち、美味しそう!と思ってくれるようなメニューを考えて作ります。新しい料理の開発はもちろん、定番メニューの改良なども行います。
・販売促進
より多くのお客様に利用してもらえるように集客や売上増加の施策などをする仕事です。季節に合わせたキャンペーン・イベントの企画やクーポンの配布、飲食店を紹介するサイトへの掲載など、さまざまな方法で店をアピールします。
・店舗開発
新しい店を開くときに、出店するエリアの情報を調査したり、物件の候補を探したりする仕事です。周辺のライバル店や交通の便なども調べて、できるだけたくさんのお客様が来店してくれそうな場所を選びます。
飲食業界で求められる人の特徴とおすすめの学部
飲食業界で働くためには、どんな勉強をしたり、資格を取ったりすればいいのでしょうか?こちらでは、飲食業界で求められる経験や資格、向いている人の特徴、おすすめ学部などをご紹介します。
求められる経験や資格
飲食業界に就職する際、必須となる資格はないといわれています。ただ、職種によっては持っていると役に立つ資格も。たとえば、調理スタッフであれば調理師免許が、パティシエであれば製菓衛生師免許や菓子製造技能士などがあると選考で有利になるケースがありますよ。調理師免許や製菓衛生師免許は対応した学校に通うことでも取得できます。販売・ホールスタッフの場合は「レストランサービス技能士」や「接客サービスマナー検定」などの資格があると、接客のスキルがあることをアピールできますよ。
飲食業界に向いている人
・食事に関心がある人
食べることが好きな人や、さまざまなレシピを調べて料理を作ることが好きな人などは、飲食業界にぴったりといえます。調理やメニュー開発などの仕事はもちろんですが、接客を行うスタッフも料理の知識があるとお客様の質問にスムーズに答えられますよ。
・コミュニケーションを取ることが好きな人
飲食業界の仕事では、お客様やほかのスタッフとコミュニケーションを取る機会が多くなります。初対面のお客様とも明るく話すことができる人や、スタッフ同士で協力するためにスムーズにコミュニケーションを取れる人などは飲食業界に向いているといえます!
・思いやりがある人
飲食業界で提供する料理やサービスは、店に来てくれるお客様のためにあるものです。仕事のときは、どんなメニューならお客様が喜んでくれるか、どんなおもてなしをすればお客様が快適に過ごせるかなどを考えることが求められます。思いやりがあり、相手の喜ぶことを考えるのが得意な人なら、お客様のために何をしたらいいかを判断しながら仕事を進められるはず。
・数字に強い人
飲食業界に就職すると、会計のときに料金を計算したりお金を受け渡したりといった仕事をする場合があります。店舗の運営や経営に関する職種の場合は、売上の金額を管理することも。数字に強いことは、飲食業界で働くときの強みになるでしょう。
飲食業界に就職したい人におすすめの学部
飲食業界の仕事の基本は「食」にあります。調理や栄養などについて学べる学部なら、仕事で必要な食についての専門知識を身に付けられますよ。座学はもちろん、商品開発や調理技術などの実習が充実している学校もあります。主な学部は栄養学部や健康栄養学部、人間生活学部、健康科学部など。勉強して身に付けたことは、料理やメニューを作るときなど、さまざまな場面で役立つでしょう!
また、店舗運営や経営に関する職種なら、ビジネスや経営などを学べる学部で勉強するのも一つの方法です。代表的な学部は経営学部や商学部、経済学部など。また、飲食ビジネスコースやフードビジネス学科など、飲食関連のビジネスに特化した内容を学べる学校もありますよ。
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