大学生になったら留学する方法は?留学前に知っておきたいポイント
2023.08.17
「大学生のうちに海外で学んだり、暮らしたりする経験を積みたい!」と、留学に憧れている方もいるのでは?一時的に外国の観光地を訪れる海外旅行とは違って、留学では長期間にわたり外国で暮らして、その国の言語や文化を学ぶことができます。
留学する目的は、人によってさまざまです。たとえば「外国語でのコミュニケーション能力を高めるため」「異文化の中で生きる力を養うため」などの目的があるかもしれませんね。将来語学力を活かして活躍する仕事に就きたいなら、留学経験が役に立つはず。自分がなぜ留学したいのか、まずは考えることから始めてみましょう。
留学する期間は、数週間~3カ月間の「短期留学」から、3カ月以上の「長期留学」、大学4年間を海外で過ごす「正規留学」まで、滞在期間はさまざま。留学を通じて語学スキルや自信が身に付き、一生物の価値ある体験ができるでしょう。この記事では、大学在学中に留学を考えている高校生の皆さんのために、留学について解説します!
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目次
大学の留学の種類とそれぞれの期間・学費について
まずは、大学生が留学する方法をご紹介します。それぞれの方法の特徴や期間、学費について確認してみましょう!
交換留学(協定留学)
大学の交換留学制度を利用して、自分が通う大学と協定を結んでいる外国の大学(=協定校)へ留学する方法です。交換留学の期間は、半年~1年間が一般的で、大学が提供するプログラムによって異なります。留学中は、所属する日本の大学の学費のみを支払います。さらに、留学先の大学で取得した単位は、所属する日本の大学の単位として認められますよ。復学したら最短4年で卒業できます。
認定留学
自分が通う大学が認定する外国の大学(=認定校)へ留学する方法です。交換留学の協定校と比べて、認定校は件数が多いため、留学先の選択肢が多くなります。留学期間は一般的に1年間です。学費に関しては、所属する日本の大学と留学先の大学、双方の学費を負担するケースが多いといえます。また、留学先の大学で取得した単位が認められるかどうかは、大学によって異なります。
休学留学
自分が希望する外国の大学へ留学する方法です。留学先や留学期間を自分で選択でき、自由度が高いのが大きな魅力。留学中は、所属する日本の大学では休学の扱いとなり、学費は免除となるケースが多いですね。基本的に留学先の大学で取得した単位は、所属する日本の大学の単位として認められません。また、復学したら元の学年からのスタートになるので、大学卒業に4年以上かかります。
ダブルディグリー留学
2つの大学の学位を取得できる「ダブルディグリー制度」を利用する方法です。所属する日本の大学と提携している海外の大学に留学することで、両方の大学で単位が認定され、卒業時に2つの大学の学位を得られる仕組みになっています。ただし、他の留学制度と比べて制度を提供する大学や学部が限られていて、留学先の大学の選択肢も少ない傾向にあります。
正規留学
正規留学とは、海外の大学へ入学して、学位を取得する方法です。大学4年間をずっと海外で過ごして、現地の大学を卒業します。前述の「交換留学」「認定留学」「休学留学」「休学留学」「ダブルディグリー留学」では、あくまで日本の大学へ進学するのに対して、正規留学ではそもそも海外の大学へ進学するのが大きな違いです。正規留学するには、海外の大学の入試に合格する必要があります。
【POINT】留学以外に海外での経験を積む方法も!
海外留学以外にも、大学生のうちに外国でのインターンシップやボランティアを経験することができます。長期休暇中に海外経験を積む方法もチェックしておきましょう。
・海外インターンシップ
海外で開催される職業体験に参加する方法です。一般的には仕事で経験を積む目的のため3カ月以上の長期プログラムに参加する人が多いですが、大学生の場合は大学の夏休みや春休みの期間を利用して短期プログラムに参加するケースも珍しくありません。海外で過ごすことに加えて、仕事の経験を積めるのが大きな特徴です。プログラムによっては、働いた分の給与が発生する場合もあります。
・海外ボランティア
海外の国際協力の現場でボランティア活動を行う方法です。国際協力NGO(非政府組織)などが提供するプログラムに参加します。期間は数週間程度で、大学の夏休みや春休みの期間を利用して参加する人が多くいますよ。派遣先には開発途上国などが多く、ボランティア活動を通じて開発や貧困などの国際的な問題の解決に貢献できます。
大学生が留学する手段
大学生が日本の大学に通いながら留学するために、どんな手段があるのかをご紹介します!
大学の留学制度を使う
大学の留学制度を利用する方法です。どのような制度が用意されているのかは、大学によって異なります。また、留学先となる海外の大学の選択肢も、大学によって違いがあることを押さえておきましょう。たとえば前述の交換留学制度では、自分が通う大学と協定を結んでいる海外の大学の中から留学先を選ぶことになるのでしたね。どんな大学に留学したいのかも踏まえて、自分の希望に合う制度を探してみましょう。また、多くの大学では、留学を考えている学生のために、留学の準備や計画などのサポートが行われています。たとえば、大学内で留学経験のある先輩を紹介してもらい、身近な経験者に相談やアドバイスをお願いすることもできますよ。なかには複数の留学プログラムが用意されている大学もあるので、進路を考え始めたら、各大学の交換留学制度まで調べてみるようおすすめします!
民間の会社や団体の「留学エージェント」を利用する
大学生の留学をサポートする民間の会社・団体による「留学エージェント」を利用する方法です。留学エージェントとは、留学手続きの代行や、留学のサポートなどを担うサービスのこと。留学に必要な手続きを依頼できるのはもちろん、現地での生活相談やトラブル対応まで、留学中のサポートが充実しているのが特徴です。また、留学先の国や大学の選択肢が広く、希望した期間の留学できるのも大きな魅力!ただし、留学中の費用は自己負担となり、サービスを利用する際は手数料がかかります。大学の留学制度と比べて自由度が高く、手厚いサポートを受けられますが、費用がやや割高になることを押さえておきましょう。
留学したい人が日本の大学を選ぶときのポイント
日本の大学への進学を考えていて、在学中に留学したいなら、どんなことに気をつけて進路を選ぶべきでしょうか?大学選びで気をつけたいポイントをお伝えします。
留学で求められる学力レベルを確認する
大学の制度を利用して留学するケースでは、学生の選考が行われる場合があります。選考に出願する際は、英語科目やその他科目の成績が一定以上であることが条件とされているなど、高い学力を求められるのが一般的です!その後、成績による評価や面接で選考が行われ、合格が決まれば留学できます。
大学でできる留学の種類や費用をチェックする
留学に必要な費用は、条件によって大きな差が出ることも!たとえば留学中の学費は、留学方法によって片方の大学の学費を負担するケースと、両方の大学の学費を負担するケースがあります。また、滞在中にかかる生活費についても、国によって物価が異なる点を押さえておきたいですね。
留学先の単位の扱いを比較する
留学の種類によって、留学先の大学で取得した単位の扱いが異なることに注意しましょう。留学先の単位を日本の大学の単位に移行できない場合は、日本の大学に復学してから卒業に必要な単位を取得しなければなりません。大学卒業までにかかる年数に影響するため、必ず確認しておきましょう。
奨学金制度の条件を調べる
海外留学を希望する大学生へ向けた奨学金制度が用意されています。留学生支援のための奨学金制度を提供する主な機関として、「日本学生支援機構(JASSO)」が挙げられます。奨学金を利用する場合は、大学で優秀な成績をおさめるなどの条件を満たすことが必須です!
大学選びに迷ったら「JOB-BIKI」で進路検索!
ここまで、大学在学中の留学についてお伝えしました。逆引き大学辞典では、留学を考えている高校生の皆さんへ向けて、お役立ちコラムで情報をお伝えしています。以下の関連記事では、入試や就職で語学力を活かす方法や、奨学金について解説しているので、ぜひチェックしてみてくださいね!
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