Webエンジニアになるには?仕事内容やキャリアプラン
2023.08.30
Webエンジニアは、さまざまなWebサービスの開発や運営に携わる仕事です。Webサービスには多くの種類があります。たとえば、スマホやタブレットなどで見る企業やブランドのサイト、みなさんがこれから情報収集で見ることになる大学のサイト、ニュースサイト、ネット通販サイトなどもWebサービスの一種です。今回は、Webエンジニアの仕事内容や向いている人の特徴、なるための方法、おすすめ学部などをご紹介します。
目次
Webエンジニアの仕事の内容や想定年収
Webエンジニアとはどんなことを行う仕事なのでしょうか?まずは、Webエンジニアの具体的な仕事ややりがい、想定年収について解説します。
Webエンジニアの仕事の内容
インターネットが普及した現在では、ネットショップや動画配信サイト、SNSなど、多くのWebサービスがあります。こういった、さまざまなWebサービスの開発や運用をするのがWebエンジニアの仕事です。会社によってはプログラミングだけではなく、サービスの企画や設計、メンテナンスなど、幅広い仕事を担当することがあります。ユーザーにとって便利なWebサービスを作ることはもちろん、そのサービスが快適に使えるようにすることもWebエンジニアの役割といえますね。
Webエンジニアの役割は「フロントエンドエンジニア」「バックエンドエンジニア」などの種類に分けることができます。フロントエンドエンジニアは、簡単にいうとユーザーに見える部分を作る仕事です。たとえば、ユーザーがネットショップでカートに商品を入れたり、住所を入力したりといった操作をできるようにするのはフロントエンドエンジニアの役目です。対して、バックエンドエンジニアはユーザーからは直接見えない部分を担当します。ネットショップなら購入後のクレジットカードの処理をすることや、システム上で商品の在庫数を減らすことなどが、バックエンドエンジニアの担当する領域です。会社によっては、一人のWebエンジニアがフロントエンドエンジニアとバックエンドエンジニアの両方の仕事を行うこともありますよ。
また、Webエンジニアとシステムエンジニアは何が違うの?と疑問に思う人もいるかもしれませんね。Webエンジニアはシステムエンジニアの一種であるといえます。Webエンジニアやアプリケーションエンジニアなども含めてシステムエンジニアと呼ばれることがあります。
Webエンジニアの仕事のやりがい
Webエンジニアの魅力といえるのが、多くの人が利用するWebサービス制作に携われること。何かを作るのが好きな人にとって、大いにやりがいを感じられる部分となりますね。また、無事にWebサービスがリリースされるまでにはトラブルが起こることもあります。そういった問題を解決してWebサービスをリリースできたときは、大きな達成感を味わえるでしょう!
Webエンジニアの想定年収
Webエンジニアの年収は、およそ400万円~600万円程度とされています。就職した会社によって変動があるのはもちろんですが、どんな内容の仕事をしているかによっても収入が変わることがあります。また、実績が豊富な人や、企画段階から参加できるような深い知識を持っている人、使用するツールや技術を選べるような人などは高い収入を得られることも。そういった人であれば、独立してフリーランスとして働くことで年収が上がることもあるようです。
Webエンジニアに向いている人の特徴
Webエンジニアとして活躍するには、どんな資質が求められるのでしょうか?ここでは、Webエンジニアに向いている人の特徴をご紹介します。
自ら新しい技術を学ぶことが好き
Webエンジニアに必要な知識や技術は、つねに更新されていきます。就職した後も、自分で勉強を続けていくことが大切です。新しい知識・技術を学ぶのが好きな人なら、Webエンジニアに必要なことをどんどん身に付けていけるでしょう!
地道な作業が苦でない
Webエンジニアの仕事では、プログラムの修正や微調整など、地道な作業を続けることが多くなります。こういった作業をコツコツと繰り返すことが苦にならない人も、Webエンジニアに向いているといえますね。
トライアルアンドエラーを繰り返すことができる
Webサービスの開発・運営は、つねに順調にいくとは限りません。うまくいかない部分が出てきたら、何度も試行錯誤を重ねてやり直します。トライアルアンドエラーを繰り返して改善を目指せることも、Webエンジニアに必要な資質です!
Webエンジニアになる方法とおすすめの学部
Webエンジニアになるには、どのような勉強をしたらいいのでしょうか。ここでは、Webエンジニアになる方法やおすすめの学部をご紹介します。
Webエンジニアになる方法
Webエンジニアになりたい場合、学校で必要な知識を学んでから就職先を探す方法があります。しっかりとスキルを身に付けておくことで選考にて有利になるのはもちろん、仕事上でも活躍の幅が広がるのがメリット。また、「基本情報技術者試験」や「ITパスポート試験」のような資格を取得しておくと、一定の知識・技術があることをアピールできますよ。
Webエンジニアになるためにおすすめの学部
Webエンジニアとして働くためには、プログラミングのスキルが必須となります。情報学部や情報工学部、理工学部などで専門的な知識や技術を身に付けることができますよ。ほかには、Webサービスの運営やビジネスなどについて幅広く学べるメディア学部などへ進む選択肢も。
また、会社によってはプログラミングなどの知識がまったくない人も採用していることがあります。そのため、法学部や人文学部などの文系学部を卒業してから、Webエンジニアとして就職する人もいますよ。ただ、人気のある企業などは一定のスキルがなければ就職が難しい場合も。学生のうちからプログラミングなどの勉強をしておくことがおすすめです。
Webエンジニアが働く場所とキャリアプラン
Webエンジニアとして就職した後は、どんなところで働き、どんなキャリアを歩んでいくことになるのでしょうか。ここでは、Webエンジニアの主な就職先やキャリアプランをご紹介します。
Webエンジニアが働く場所
Webエンジニアは、Webサービスを運営する会社やWeb制作会社などで募集されていることがあります。Webサービスを運営する会社では、自分の会社が提供するWebサービスの開発や運営に携わることが基本です。Web制作会社の場合は、外部のお客様から依頼を受けてWebサイトなどを制作します。依頼ごとに制作するサービスが変わるので、さまざまなタイプのWebサービスにかかわることになります。自分がどんなサービスに携わりたいかによって、就職先も変わってくるでしょう!
Webエンジニアのキャリアプラン
Webエンジニアとして就職した後は、研修を受けながら仕事に必要なスキルなどを学んでいきます。研修が終わってからも学ぶことは多いので、自主的に勉強を続けていくことが大切です。経験を積むことで、一人で仕事を担当できるようになり、徐々に難しい仕事を任されるようになるでしょう。Webエンジニアとしての専門的な技術を磨いていくことで、プロフェッショナルとして長く働くことができますよ。スキルを身に付けたら、フリーランスとして独立する人もいます。
また、Web制作の現場をまとめる「Webディレクター」や、Web制作の企画や責任者としての仕事をする「Webプロデューサー」といった職種を目指す人も。こういった職種は、Webエンジニアとしてさまざま開発などに携わってきた経験を活かすことができます。
Webエンジニアになりたいあなたは「JOB-BIKI」で進路検索!
Webエンジニアは幅広い学部出身者が目指せる仕事です。ただ、仕事を続けていくためにはプログラミングなどの専門知識を身に付けることが重要になります。大学でWebエンジニアに求められる知識・技術を学んでおくと、選考で有利になるでしょう!Webエンジニアを目指せる大学について興味があれば、ぜひ「JOB-BIKI」を活用してみてください。たとえば、「業種から探す」で「IT・広告・マスコミ」の「ソフトウェア・SI」を選ぶと、Webエンジニアの活躍できる会社や、そこに就職した方の出身大学を調べることができますよ。