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総合商社とは?事業内容や主な企業、大学で学ぶとよいことを解説

2024.04.26

カテゴリー:
海外出張に向かう総合商社の社員

世界を舞台に仕事ができ、待遇や年収がいいといった理由から「総合商社」のお仕事は就活生の人気を集めています。総合商社という名前からは、どのような仕事なのか、なかなか想像できないのではないでしょうか。「総合商社ってなんだろう?」というのは、多くの学生が考える疑問です。この記事では、総合商社に興味を持った人が知っておくべき基礎知識から、魅力や代表的な企業を解説します。さらには総合商社の仕事で求められるスキルや就職に有利な大学や学部学科までを一挙に紹介します!進路選びはもちろん、業界研究やOB・OG訪問に役立ててくださいね!

総合商社の魅力や代表的な企業の例

モノを作らない総合商社は、いわば「取引」のスペシャリスト!以下より総合商社の仕事内容や魅力、代表的な企業を紹介します。まずは、総合商社がどのような業界なのか知識を身につけましょう。

総合商社とは

総合商社の仕事内容(ビジネスモデル)は大きく分けて、「トレーディング」と「事業への投資」の2つです。「トレーディング」とは、売り手(メーカーや生産者)と買い手(小売店や消費者)をマッチングする仕事です。たとえば「小麦粉」であれば、アメリカやカナダなどの生産国(売り手)から仕入れて、パンや麺、菓子など国内の加工食品メーカー(買い手)に供給します。総合商社が取り扱う商材はカップラーメンからロケットまで、多種多様!国境を飛び越えた「トレーディング」を成り立たせます。トレーディングは総合商社が得意とする伝統的なビジネスです。さらに、総合商社のトレーディングの仕事は売り手と買い手を繋げるだけではありません。他にも下記のような業務を担います。

*モノを輸出入するための手続き
*運輸手段の確保
*ルートの整備
*テレビや雑誌、SNSなどを用いた宣伝方法を考える

上記のように「モノを売る仕組み」から作りあげます。総合商社が「何でも屋」と呼ばれる理由です。
事業への投資」はこれから伸びていく分野の有望な会社を見つけ、事業を育てる仕事です。資金だけでなく人材やビジネスのノウハウを投入し、世界中にある提携会社やグループ会社のネットワークを使って、投資した会社を成長させて自身も利益を得ます。1990年代、インターネットの普及によって売り手は仲介業者を介さずに直接品物を販売できるようになりました。商社がなくても商売が成り立つ「商社冬の時代」と呼ばれる時期です。苦しい局面を打開すべく見出したのが「事業への投資」です。中国をはじめとする新興国の経済発展でニーズが大きくなると予想し、総合商社が目をつけたのは「資源エネルギー」でした。鉄鉱石や石炭、LNG(液化天然ガス)などの自然エネルギー事業への積極的な投資は成功し、「事業への投資」は総合商社の利益の柱になっていきます。近年の身近な例では「コンビニ」産業への事業投資です。セブン-イレブン、ローソン、ファミリーマートの大手3社はいずれも総合商社の出資を受けていて、総合商社と協力関係を築いています。総合商社が提供する「供給ネットワーク」や「商品開発力」、「海外展開のノウハウ」はコンビニ業界の発展に大きく寄与しました。
伝統的なビジネスの「トレーディング」と、時代にあわせたビジネス「事業への投資」。総合商社はこれらの仕事を成り立たせるため「金融部門」を備えています。金融部門は取引や投資に関わる業務のほか、外国為替取引や先物取引などの業務を担っており、総合商社にとって重要な収益源です。

また、商社には総合商社の他に「専門商社」があります。総合商社と専門商社の大きな違いは「取り扱う商材の種類の多さ」です。総合商社が取り扱うのが「幅広い分野のあらゆる商材」であるのに対して、専門商社は食品、医薬品、鉄鋼など「特定の分野に絞った商材」を取り扱うのが特徴です。

専門商社の仕事内容や、求められる人材などは次の記事で詳しく紹介しています!

総合商社の魅力

総合商社は、従業員満足度(ES)が高いことで知られています。その魅力は「スケールの大きさ」と「成長できる環境」と「給与の高さ」です。総合商社の仕事は世界中の企業を相手にしますので、日本で屈指のグローバルな仕事として知られています。海外赴任や海外出張が多く、スケールの大きな事業に携われます。また、総合商社はモノを作らず、在庫を持つ必要がないため、管理費用がかかりません。会社の運転資金を社員の育成に使えるため、給与が高く優秀な人材が育ちやすい環境です。近年、総合商社は地球環境に配慮した「サステナブル」な事業に力を入れています。たとえば、資源のリサイクルや、植物・農産物などの再生可能な資源を原料とする「グリーンケミカル」開発事業の推進です。グリーンケミカルは化石燃料に代わる化学製品として注目を集めており、地球環境を守るという意義が仕事に大きなやりがいを生んでいます。世界中にあるビジネスチャンスを発掘して大きく成長させていく総合商社の仕事は、取り扱う事業によって取引額が数千億円の国家規模のプロジェクトになることも!自分の手がけた事業が世の中に大きな影響を与え、暮らしになくてはならない商品やサービスになる可能性を秘めている魅力的な業界です。

総合商社の代表的な企業の例

車で移動する海外出張中の商社パーソン

総合商社と呼ばれる企業はそれほど多くありません。三菱商事、三井物産、伊藤忠商事、丸紅、住友商事の五大商社に、豊田通商、双日を加えた七大商社が主な総合商社です。7つの企業のルーツや個性を紹介します。企業研究や各社の比較に役立ててくださいね!

三菱商事株式会社

三菱商事は、日本の総合商社業界で業績ランキング1位、「総合力の三菱商事」と評される老舗企業です。総合力すなわち「グローバルネットワーク・顧客・人材・資金力」を基盤として、幅広い分野の事業を展開しています。特に、金属やLNG(液化天然ガス)などの資源・エネルギー分野が強みです。社員には「社会貢献・フェアプレー・グローバル」の精神が根付いており、社内の団結力が高いことでも知られています。近年では自動車の生産・販売をはじめ、バスを用いた地域密着型の交通サービスなどのモビリティ事業やローソンの子会社化など、非資源分野の事業の強化に乗り出しています。

三井物産株式会社

三井物産は、「人の三井」という言葉が表すように、人材育成や人の志を重んじる総合商社です。三井不動産、三井住友銀行と並び、三井グループの中核を担います。収益の約半分を金属資源の部門が占めており、金属資源の強みが特徴です。いち早く海外に拠点を持った商社として知られ、今も多くの海外拠点を保有しています。総合商社のなかでも特にグローバル色が強い企業風土です。近年はヘルスケア関連や再生可能エネルギー、次世代モビリティなどの事業に力を注ぎ、社会が抱える課題の解決を目指しています。

伊藤忠商事株式会社

伊藤忠商事は、近江商人の経営哲学「三方よし」を企業理念として掲げる総合商社です。「売り手よし・買い手よし・世間よし」の精神に加え、「社員よし・株主よし・環境よし」にも力を注いでいます。創立以来の事業「繊維」を中心とした衣食住にまつわる非資源分野が強みです。資源分野の弱みである資源価格の高騰に影響されない非資源分野の長所を生かし、安定感ある事業経営を実現しています。伊藤忠商事の行動指針「ひとりの商人、無数の使命」という言葉が示すように、社員一人ひとりが「個の力」を発揮できる企業として知られています。

丸紅株式会社

丸紅は、「正・新・和」すなわち「公正な視点で新しいことに挑戦し、和を尊ぶこと」を社是とする総合商社です。伊藤忠商事と同じく、江戸時代に生まれた近江商人「伊藤忠兵衛」をルーツに持ちます。農業・食品関連の事業と電力部門で強みを発揮しており、特に「穀物」については日本で1番の取引量です。若手社員にも積極的に仕事を任せる企業風土で、2024年までに新卒採用の半数以上を女性にするという目標を掲げています。


住友商事株式会社

住友商事は、「信用第一」の精神で、事業を通じて社会への貢献と変革を目指す総合商社です。堅実な社風で誠実な社員が多いと評される住友商事のルーツは、1919年に不動産経営の会社として設立された「大阪北港株式会社」にあります。伝統である不動産関連の事業をはじめ、以下のような事業をバランスよく手がけています。

*インフラ
*資源
*化学品
*メディア
*デジタル
*輸送機
*建機

近年はサステナビリティ経営に力を入れており「持続可能な社会の実現」と「企業の持続的な成長」を目指しています。

豊田通商株式会社

豊田通商は、自動車産業のトヨタグループが手がける総合商社です。自動車分野に強みを持ち、トヨタグループのグローバル化に伴って海外進出を加速しました。2006年に総合商社「株式会社トーメン」を合併することで、総合商社としての機能を充実させています。M&A(企業の買収)では、相手企業の価値観や文化を「多様性」として受け入れる方針が注目されており、アフリカ関連の事業ではナンバーワンのシェアです。事業の最前線である現場に寄り添い、現地の人々とともに問題解決に向かう姿勢は豊田通商ならではと評価されています。


双日株式会社

双日は、2003年、ニチメンと日商岩井という2つの商社の合併で生まれた新しい総合商社です。双日の強みは航空産業分野にあり、民間航空機の代理店として国内ナンバーワンのシェアを誇っています。ベンチャー企業のような柔軟な発想と、ニチメンと日商岩井の2社が持つ100年以上の歴史で培ったノウハウで新しい事業の創生を目指しているのが特徴です。若い社員にも責任ある仕事を任せる社風で、独自の人材育成の仕組みを構築するなど人を育てることに意欲的な姿勢を見せています。

総合商社の主な事業部門

風力発電と太陽光発電

特定の品目だけを扱う専門商社と異なり、総合商社ではあらゆる事業を手がけます。そのため総合商社は事業領域ごとに部門を設けてプロジェクトを進めるのが一般的です。総合商社の主な事業部門を紹介します!

●エネルギー部門
天然ガスや原油などのエネルギー資源、ガソリンなどの石油製品を扱う部門です。天然ガスや原油の産出国から仕入れたエネルギー資源を国内の石油会社やガス会社に供給するトレード業をはじめ、発掘・開発のための事業投資や、供給網の整備も担います。天然ガスは他に比べて環境への負荷が低いため、カーボンニュートラル(脱炭素)社会実現に向け、重要視されているエネルギー源です。

●金属資源部門
鉄鉱石や石炭、レアメタルなどの金属資源を扱う部門です。南米やアフリカなどの金属資源の産出国から輸入した金属資源を国内の鉄鋼製品会社などに供給するトレーディング事業や、現地の採掘事業への投資で収益をあげます。金属資源は、自動車や船舶、航空機や家電の原料をはじめ、地熱・風力発電インフラなどのさまざまな用途に使用されます。

●食料部門
小麦や米などの穀物をはじめ、食肉や海産物、青果、ジュースやお菓子など、あらゆる食料品を扱う部門です。食料資源の開発から、製造加工、コンビニやスーパーマーケットなどを介して食料品が消費者に届くまでの流通・小売り事業までを担当します。

●素材部門
衣服の原料となる綿花や羊毛などの繊維、建築物の内装に使われる建材、紙パルプや天然ゴムなどの「素材」を扱う部門です。アパレルブランドの立ち上げから、高機能を備える産業用繊維の開発、病院や介護施設で使用する衛生用品の流通まで、あらゆる素材で人の暮らしを支えます。

●モビリティ部門
自動車や船舶、航空機部品、建設機械や鉱山建機まで、交通・物流・開発に欠かせない機械を扱う部門です。世界各国への輸出入やリース業のほか、風力・太陽光・地熱などの自然エネルギー開発分野の事業も担います。

総合商社で求められる人とおすすめの学部

総合商社に向いている多国籍な会議ができる大学生

売り手と買い手、作り手と使い手を繋ぐ総合商社の仕事現場ではどのような人が重宝されるのでしょうか?ここからは総合商社が求める人材の特徴と、総合商社の仕事で役に立つ知識を得られる学部・大学について解説します!

求められる経験や資格

海外のクライアントとの取引が多いのが総合商社の仕事の特徴です。そのため、総合職はもちろん、一般職でもビジネスレベルの英語力が求められる傾向にあります。英語のほかに中国語など、多言語を話せる「語学力」を持っていることはアピールすべきポイントです。また、公認会計士などの金融関係の資格や、プログラミングスキル、貿易実務検定など「その道のスペシャリスト」になれる資質を持っていることも適性として評価されます。

商社マンとはどのような仕事か、どんな人が向いているかなどは下記記事で詳しく紹介しています!

総合商社に向いている人

総合商社に向いている人には、以下のような特徴が挙げられます。自己分析でこれらの特徴が多く当てはまる方は「適性」を志望動機としてアピールするのもひとつの手ですね!

体力と精神力
総合商社の仕事は体が資本です。商材の仕入れや契約獲得のために国内外を飛び回ることもしばしば。社外の予定が多く、長期の出張が必要な場合もあります。また、取引金額が大きいプロジェクトでは相応の精神的プレッシャーが避けられません。たとえばアフリカの経済規模が小さい国で鉱山の開発や採掘などの大規模なプロジェクトをスタートさせる場合には、政府を相手に契約を結ぶこともあります。アフリカは国の数が50を超えるうえに制度もバラバラで政権交代によるルール変更もしばしば。このような未知の環境を恐れずに目標を達成する精神力も重要な資質です。

好奇心と行動力
多種多様な商材を扱う総合商社では、多種多様な業界について、理解することが求められます。そのため、広い分野への好奇心を持つことができ、どのような分野でも高いモチベーションを保てる人に向いている仕事です。わからないことがあると、すぐに納得するまでインターネットで検索したり、本を買いに行ったりするような、好奇心と行動力が共存している人が向いています。刻々と移っていく時代のニーズにスピード感を持って対応できることで、より多くの経験を積んでいけます。

コミュニケーション能力
売り手と買い手をはじめ、社内外の多くの相手とのやりとりが基本業務に組み込まれる総合商社では、円滑なビジネスのためのコミュニケーション能力が重視されます。相手の要望を正しく理解するための「聞く力」、伝えるべきことを正確に伝える「話す力」を土台に、プロジェクトに関わる人々との信頼関係を築くことが求められる職場です。異国の取引先との交渉では、外国語を駆使して、商売の習慣や文化の違いを乗り越えて商談をまとめる必要があります。

柔軟な思考
総合商社のトレーディングや事業投資の現場では、既存の方法にとらわれずに時代の流れにあわせたビジネスを成立させる柔軟な思考が大切です。特に現在の主流となっているデジタル技術に関しては、年々変化のスピードが増しています。社会のニーズが素早く大幅に変化していく中で、一歩先の未来の豊かな生活を想像し、実現のために行動できる人材が求められています。

マネジメントスキル
総合商社ではプロジェクトに関わる部署や取引先と連携をとることにより、スムーズに業務を進めます。そのため、プロジェクトのメンバーに求められるのが、多くの部署や取引先の現状を正しく把握して、マネジメントに貢献する能力です。普段の学生生活で、自分のことよりも、周囲がどんなことを考えているのかを想像し、配慮できるような人に素質があります。プロジェクトのリーダーには、チームをまとめて事業を成功へ導く、高いマネジメントスキルが求められます。

総合商社で働くためにおすすめの学部・学科

世界経済についてプレゼンする女子大生

総合商社で働くための知識を得るなら以下学部・学科がおすすめです。総合商社への入社実績のある大学を中心に紹介しますので、参考にしてくださいね!

経済学部・経営学部・商学部
総合商社の仕事に「経済・経営・商学」は密接な繋がりを持ちます。世界経済の動向を正しくキャッチして経営へと落とし込み、自社の商いを発展させるための知識を得る場として経済学部・経営学部・商学部を選ぶのは適切です。各学部の一例を次に紹介します。

関西学院大学 商学部

慶應義塾大学 経済学部 経済学科

立命館大学 経営学部 国際経営学科

横浜国立大学 経営学部 経営学科

早稲田大学 政治経済学部 国際政治経済学科

法学部・社会学部
総合商社が手がける国際的なビジネスの現場では、国内外の商取引や税制に関する法律の知識を有する人が重用されます。法学部は、契約書の作成や、法的な問題が発生したときに役に立つ知識を学べる学部です。社会学部で身に付く幅広い知識は、金融・保険・環境事業で有用なうえ、顧客分析や社会が抱える問題を解決するビジネスを作りだす視点になります。法学・社会学を学べる大学の一例は次のとおりです。

大阪大学 法学部 国際公共政策学科

学習院大学 法学部 法学科

千葉大学 法政経学部 法政経学科

中央大学 法学部 国際企業関係法学科

筑波大学 社会・国際学群 国際総合学類

外国語学部
総合商社が手がける国際的なビジネスでは英語を中心として外国語で取引を進めるため、外国語に堪能であることは長所です。取引相手やパートナー企業とのあいだに信頼関係を築く重要なスキルと位置付けられています。会社によっては中国語などの言語が話せると有利になることも!語学力を磨ける大学の一例を紹介します。

愛知大学 国際コミュニケーション学部 英語学科

神戸市外国語大学 外国語学部 英米学科

東京外国語大学 言語文化学部 言語文化学科

東京女子大学 現代教養学部 国際英語学科

南山大学 外国語学部 英米学科

理工学部・工学部
現代の総合商社では情報、通信技術などデジタル分野のビジネスの取り扱いが増大傾向です。人工知能(AI)やIoT(モノのインターネット)、DX(デジタルトランスフォーメーション)に関する専門的知識を有する工学部系出身者の活躍の場は、今後ますます広がっていくと予想されています。情報や通信、経営工学を学べる学部は次の通りです。

京都大学 工学部 情報学科

芝浦工業大学 工学部 情報・通信工学課程

千葉工業大学 工学部 情報通信システム工学科

東京工業大学 工学院 経営工学系

東北大学 工学部 電気情報物理工学科

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総合商社は学歴だけでなく、人柄や、専門的な知識、コミュニケーション能力や国際感覚などの秀でた個性を重んじ「多様性から新たな価値を作りだすこと」を求めることが根付いている業界です!とはいいつつも、総合商社の採用者を多く排出している大学は何校かに絞られているのも事実。そこでおすすめなのが、「JOB-BIKI ジョブビキ」の進路検索です!「JOB-BIKI」は企業名から進学先の情報を検索できるので、総合商社への内定者が多い大学、自分の強みを伸ばせる学部探しをフォローしてくれます。「JOB-BIKI」を使った大学選びで総合商社への就職の道を見つけましょう!

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