管理栄養士になるには?求められる資質・能力などを紹介
2022.12.14
食事と栄養のアドバイスをしたり、栄養のバランスを考えた献立を作ったりする管理栄養士。
栄養のことを考えるというと、ちょっと難しそうなイメージもあるかもしれませんね。
管理栄養士になっている人の中には、もともと料理を作ることが好きだったところから栄養について勉強し 始めた人もいれば、病気中などに管理栄養士さんの食事で健康になったことがきっかけで目指し始めた人など、いろいろな人がいます。
今回は、管理栄養士の仕事内容や求められる資質・能力のほか、管理栄養士を目指すための進路についてご紹介します。
目次
管理栄養士とは?
管理栄養士とはどのような職業 か、その名前から何となくイメージできている人もいるかもしれません。
管理栄養士は、病院などで病気やケガ のため 療養をしている人への健康を考えた食事の指導や、学校や老人ホームなど施設での給食の献立作成などを行います。その他にも、スポーツ選手などの栄養面のサポートなど、幅広い分野で活躍しています。
小学校のときなどに 給食があった人や入院をした経験がある人は、管理栄養士が考えた食事を食べていたかもしれませんね。
なかなか直接会うことはないかもしれませんが、皆さんの生活にも関わっていることが多い職業です。
管理栄養士は、厚生労働大臣が認定する国家資格で、赤ちゃんからお年寄りまで、多くの人の健康を食事や栄養の面から支えていく仕事なので、やりがいや魅力がたくさんあります!
管理栄養士と栄養士の違い
管理栄養士と似ている職業 として、栄養士が あります。
名前も似ているだけでなく、仕事の内容も食事の相談を受ける、 アドバイス などを行う「栄養指導」 と、仕事に大きな違いはありません。
違いがないとなると、 管理栄養士と栄養士の違いが何なのか 気になりますよね。
管理栄養士と栄養士には、取得が必要な資格と栄養指導ができる対象に 違いがあります。
管理栄養士が厚生労働大臣の免許(国家資格)を取得する必要があるのに対して、栄養士は都道府県知事の免許を取得します。
また、管理栄養士は病気やケガ などで食事に気をつける必要がある人への高度な栄養指導ができるのに対して、栄養士は特別な配慮が必要ない健康な人に対してのみ栄養指導ができるという点も大きな違いです。
この資格や栄養指導の対象が違うことで、専門性が高くなる管理栄養士のほうが収入 も高くなる場合が多いで す。
管理栄養士の仕事内容
管理栄養士の仕事内容は、主に以下の5つです。
• 食事や栄養についての アドバイス
• 栄養面を考えた献立の作成や食材の発注、調理など
• 栄養価(栄養のバランス)の計算
• 食品などの商品企画開発
• 栄養に関する 研究や調査の実施
食事や栄養 についてのアドバイス
食事や栄養についての アドバイスは、個人から集団までが対象となり、いろいろな業界で行われています。
病気やケガ などで栄養に気をつけて食事をする必要がある人はもちろん、健康な人にもアドバイスをして、より健康に気をつけてもらうこともあります。
中には世界で活躍するスポーツ選手やプロスポーツチームについて食事や栄養の管理をしている管理栄養士もいます。
最近では、全国大会に出場するような強豪校の部活動などでも管理栄養士が食事の管理をしているそうですよ。
もしかしたら、皆さんの学校 でも管理栄養士がついているかもしれませんね。
栄養面を考えた献立の作成や食材の発注、調理など
献立の作成や食材の発注は、主に給食などを提供する施設に入って行うことが多い仕事です。
小学校などの学校をはじめ、学生寮や企業の社員食堂 、老人ホームや介護施設などの高齢者向けの施設などがあり、病院では入院している患者さん向けに献立を考えることもあります。
また、施設の体制によっては、管理栄養士が調理を行うこともありますので、献立を考えるだけじゃなくて調理もしたいという人にもぴったり です。
栄養価(栄養のバランス)の計算
栄養価の計算は、献立を作るときに必要な作業です。
食品成分表から必要な栄養素の情報を探して、食品の成分ごとに決められた算出方法を使って計算していきます。
細かい計算なので時間がかかる作業ですが、計算が得意じゃないと思っている人も安心してください。
最近では栄養価を計算してくれるソフトやアプリも出ていて、仕事でも使用している企業や管理栄養士も増えています。
計算そのものが得意じゃなくても、計算が必要な理由や考え方を理解しておくことで、細かいところは計算ソフトやアプリに任せる こともできるようになっています。
食品などの商品企画開発
管理栄養士の中には、人に対してアドバイスを行うことがほとんどない仕事をしている人もいます。
食品などの商品企画や研究開発です。
企業で食品や飲料などの新商品の企画開発や既存商品の改良などに直接携わったり 、飲食店のメニューの開発などに関わったりする場合もあります。
食品の商品開発を行う企業での仕事が多いため、食品やお菓子、飲料などの大手メーカー、外食チェーンなどへ就職し活躍している管理栄養士もいます。
栄養 に関する研究や調査の実施
栄養に関する 研究は、大学の研究室や公的な研究機関のほかに、食品メーカーなど研究部門を持っている民間企業でも行っています。
栄養学以外にも微生物学や解剖学などいろいろな知識が必要となります。
国民健康・栄養調査は 毎年11月に国が行う調査で、医師や管理栄養士などが実際に調査を行います。
管理栄養士の仕事のやりがい
管理栄養士ならではのやりがいというのは、疾患のある人を元気にすることや、スポーツで選手を活躍させる手助けを栄養面からするということでしょう。
また、病院や介護施設などでは、食生活 の面で健康をサポートできることや、食事制限がある人にもおいしい料理を提供して喜んでもらえることにやりがいを感じている人もいます。
疾患がある人が自分の作った料理をおいし く食べて元気になったり、スポーツ選手のパフォーマンスが上がって活躍したりする姿を見るとうれしくなりますよね。
栄養面を考えて提供した食事を通して、多くの人の喜ぶ顔を見ると、さらにやりがいが出てきて、仕事が楽しくなるでしょう。
管理栄養士の仕事の流れ
管理栄養士が行う仕事は 次のような流れで行っていきます。
献立・メニュー表の作成
まず、学校 の給食や病院 の食事などで提供する料理について、栄養のバランスや使用する食材を考えて献立やメニューを作成します。
働く場所によって提供 できる食事に制限があるなどの違いはありますが、これは 管理栄養士として共通している仕事です。
栄養指導など個人が対象となる場合は、この献立を作成する前に対象となる人の健康状態 や食の好み などのヒアリングも行っていきます。
食材の発注
献立が決まったら、次に行うのが食材の発注です。
実はこの食材の発注にも細かな計算が必要です。
食材には「廃棄率」(食べずに捨ててしまう部分の割合)と、「可食部率」 (食べられる部分の割合)があり、以下のような計算式で割合を 算出し ています。
廃棄率 = 廃棄部分の重量(g) ÷ 食材全体の重量(g)
可食部率 = 可食部分の重量(g) ÷ 食材全体の重量(g)
計算式だけ見ると、ややこしくてちょっと不安に感じてしまう人もいるかもしれませんね。
しかし、安心してください。
この計算も行ってくれるアプリやソフトがあります。
計算方法については大学などで勉強して理解しておくことも大切ですが、実際の業務の中では効率的に計算ができるように、無料で利用できるアプリ も増えています。
調理
発注した食材が届いたら、調理を行います。
調理師がいるような施設や病院、学校などでは管理栄養士が調理まで行うことはほとんどありませんが、保育園や食堂など少人数で食事を提供しているところでは管理栄養士が調理も行う場合があります。
自分で作った料理を食べてもらいたいと考えている人は、調理まで行うところがぴったりかもしれませんね。
管理栄養士の年収
管理栄養士の平均年収は、およそ350万~450万円とされています。
この金額は資格を取得している人の平均年収です。
管理栄養士は職種や企業の大きさなどによって年収が変わるため、公務員や大手企業で働くと、年収500万~600万円になる場合もあります。
管理栄養士に必要な資質と能力
管理栄養士として働くには、具体的にどのような資質や能力が求められるのでしょうか。管理栄養士として特に重要な資質と能力をご紹介します。
思いやり
管理栄養士の多くの仕事は 、栄養についてのアドバイスや献立の説明など、人と会話をすることで仕事を進めていきます。
食べる人のことを思って、自分の考えや提案を話すこともあれば、相手の話をしっかりと聞いて食事などの適切な提案をしていくこともあります。
病気の人やお年寄り、小さい子供まで幅広く関わっていく仕事です。
ひとりひとりに思いやりを持って、コミュニケーションをスムーズに進めていく力も必要です。
協調性
献立の作成や食材の発注などの仕事を、複数の管理栄養士で行うことも珍しくありません。
また、調理師や看護師、介護士など、 ほかの職種の人とも一緒に仕事をすることも多く、チームとして仕事を進めていく必要があります。
そんなときに必要なのが、協調性です。
周りの人への気遣いなども行いながら、みんなが仕事をしやすくなるように心 掛けることも大切です。
栄養学などの知識
管理栄養士になるためには、大学などでいろいろな勉強をします。
栄養学や有機化学など身につけた知識を使って仕事をしていきますが、さらに最新の知識を取り入れていくことも必要になります。
より良い提案をしていくために、栄養についての最新の情報を取り入れるなど、自分で勉強することも大切です。
他業種・他業界への理解
管理栄養士は他の職種の人と一緒に仕事をするだけでなく、食事を提供する人や栄養のアドバイスを 行う人の 業種や業界の特徴も知っておくことが大切です。
アスリートなどの栄養面をサポートするときは、その競技のことや身体の使い方も理解しておくことで適切なアドバイスができますよね。
このように、自分が関わる人の業種や業界について理解することも管理栄養士の仕事をするために大切です。
食への興味・関心
管理栄養士になるためには 、食に対しての興味や関心があることもとても重要です。
ただ栄養のバランスがとれただけの食事よりも、おいしくて栄養のバランスがとれた食事の ほうが喜ばれますよね 。
「食べることが好き」、「おいしい料理を食べてもらいたい」などの理由から管理栄養士を目指す人もいると思いますので、食への興味や関心は忘れずに持っておくようにしましょう。
管理栄養士になるための方法とは?
管理栄養士になるには、どのような進路を選択すれば良いのでしょうか。管理栄養士の世界の現状と併せて、管理栄養士を目指すための進学先や就職先についてご紹介します。
管理栄養士の世界の現状
管理栄養士の仕事は、栄養価や廃棄率の計算など細かなものから、バランスを考えた献立の作成、栄養のアドバイスのためのコミュニケーションに至るまで幅広くあるにも かかわらず、決して給料が高いとは いえない状況です。
しかし、将来性がない仕事かというとそんなことはありません。
現在の健康志向の高まりや、病院や高齢者施設での役割など、需要は今後も増えていく仕事です。
また最近では、管理栄養士の資格や勉強した知識を活かして他の分野で活躍する人も増えています。
ダイエットや身体を鍛えたい人の食事のサポート、食をテーマに 健康や美容について記事を書くライター、栄養や食事についてのオンライン講座の開催など、新しい働き方もどんどん 増えてきています。
大学などでしっかりと勉強して身につけた知識や仕事での経験を活かすことで、管理栄養士の活躍の場は広がっています。
管理栄養士になるための勉強ができる大学・学部
管理栄養士になるには、「管理栄養士国家試験」を受けて、厚生労働大臣認定の国家資格を取得することが必須の条件です。
この国家資格を受験するためにも大きく2つのルートがあります。
- 管理栄養士養成課程を設置している4年制大学や専門学校で勉強する
- 栄養士養成課程を設置している4年制大学や短大、専門学校で勉強し、栄養士として実務経験を積む
どちらも管理栄養士になる前に、栄養士の資格を取得する必要がありますが、栄養士養成課程の場合は、さらに実務経験が1~3年必要になるため、管理栄養士になるまでに時間がかかります。
どちらの進路が正解というわけではありません 。最短で管理栄養士になって仕事をしていきたい人や、栄養士として経験を積んでから管理栄養士を目指す人など、自分自身がいいと思う ほうを選択すれば大丈夫です。
管理栄養士養成課程か栄養士養成課程か、決めた人もどちらにするか迷っている人もいると思いますので、ここからはそれぞれの養成課程がある大学と学部についてご紹介します。
管理栄養士養成課程を設置している大学の例
大学名 | 学部(学科) | 所在地 |
名寄市立大学 | 保健福祉学部栄養学科 | 北海道 |
山形県立米沢栄養大学 | 健康栄養学部健康栄養学科 | 山形 |
実践女子大学 | 生活科学部食生活科学科管理栄養士専攻 | 東京 |
東京農業大学 | 応用生物科学部栄養科学科 | 東京 |
千葉県立保健医療大学 | 健康科学部栄養学科 | 千葉 |
神奈川県立保健福祉大学 | 保健福祉学部栄養学科 | 神奈川 |
女子栄養大学 | 栄養学部実践栄養学科 | 埼玉 |
静岡県立大学 | 食品栄養科学部栄養生命科学科 | 静岡 |
名古屋学芸大学 | 管理栄養学部管理栄養学科 | 愛知 |
大阪樟蔭女子大学 | 健康栄養学部健康栄養学科 | 大阪 |
滋賀県立大学 | 人間文化学部生活栄養学科 | 滋賀 |
県立広島大学 | 地域創生学部健康科学コース | 広島 |
高知学園大学 | 健康科学部管理栄養学科 | 高知 |
福岡女子大学 | 国際文理学部食・健康学科 | 福岡 |
長崎国際大学 | 健康管理学部健康栄養学科 | 長崎 |
栄養士養成課程を設置している大学の例
大学名 | 学部(学科) | 所在地 |
青森中央短期大学 | 食物栄養学科 | 青森 |
仙台大学 | 体育学部スポーツ栄養学科 | 宮城 |
宇都宮短期大学 | 食物栄養学科 | 栃木 |
岐阜市立女子短期大学 | 食物栄養学科 | 岐阜 |
富山短期大学 | 食物栄養学科 | 富山 |
京都文教短期大学 | 食物栄養学科 | 京都 |
武庫川女子大学 | 食物栄養科学部(食創造科学科) | 兵庫 |
鳥取短期大学 | 専攻科食物栄養専攻 | 鳥取 |
四国大学短期大学部 | 人間健康科食物栄養専攻/生活学科食物栄養専攻 | 徳島 |
鹿児島女子短期大学 | 生活科学科食物栄養学専攻 | 鹿児島 |
琉球大学 | 農学部亜熱帯生物資源科学科健康栄養科学コース | 沖縄 |
管理栄養士に必要な資格や受験すべき試験
管理栄養士になるためには、管理栄養士の免許と栄養士の免許の取得が必要です。
管理栄養士は国家資格で、管理栄養士国家試験に合格することで取得できます。
また、栄養士は都道府県知事が交付する資格ですが、どちらも資格取得のための試験はありません。
管理栄養士になるために目指すべき就職先
管理栄養士として働くために目指す就職先にはいろいろな業界があります。
主なところは、病院や食品メーカーなどの企業、学校、福祉施設、介護施設、研究機関などです。
どの就職先がいいかは、管理栄養士としてやりたいことによって変わります。
栄養指導
健康への配慮が必要な人に対して、食事や栄養のアドバイスを行って、健康を取り戻すお手伝いをしたい人は、病院や福祉施設、介護施設などを探してみましょう。
献立やレシピの作成
1週間ごとのメニューの考案や調理を したい人は、学校や保育園、企業などの食堂を目指すのがいいでしょう。
商品開発
食品メーカーの商品企画部や研究開発部門などが商品開発を行っています。
興味がある食品メーカーの採用情報を見て、商品開発の部署で採用を行っているか確認してみましょう。
管理栄養士になった後のキャリアプラン
就職先が幅広くある管理栄養士には 、さらに幅広いキャリアプランがあります。
管理職になる
管理栄養士としての現場での経験やコミュニケーション力を活かして、後輩の管理栄養士の育成やマネジメントへ進むキャリアプランです。
管理職になると現場を離れることが多く、栄養指導や献立の作成などの仕事よりも、同じ職場で働く人たちへのマネジメントがメインになっていきます。
「食」に直接関わることは少なくなるかもしれませんが、自分の部下や後輩などが活躍して、より多くの人に栄養を考えた食事などを届けられるようになります。
管理職を目指したいと考えている人は、管理栄養士の ほかにマネジメントも勉強できる大学を探してみるのもいいかもしれませんね。
より専門的な分野へ進む
管理栄養士は 専門的な分野の仕事ですが、仕事をしていく中でさらに専門的な分野へ進む人もいます。
特定の病気の方の栄養指導や、 ひとつの競技に特化した献立の作成などを続けていくことで、病気のことや競技をするアスリートの身体についての知識も増えていき、専門的な管理栄養士として活躍の場を広げていく道もあります。
管理栄養士として特定の分野に携わっていきたいという人は、その分野についても勉強していくことをおすすめします。
栄養コンサルタントの道に進む
食や栄養の専門家としての知識を活かして、コンサルティング業務に携わっていく人もいます。
飲食店のメニューや食品メーカーの商品開発など、外部の立場から提案を行い、より良いものを 作っていくことができるようになります。
コンサルタントとして活躍していくには、管理栄養士としての実績も必要になっていきます。
まずは実務経験を積んで、コンサルティングをしていきたい業界などのことを 研究していきましょう。
フリーランス管理栄養士になる
フリーランスで活躍する管理栄養士もいます。
ダイエットメニューの提案や、 スポーツ選手や身体を鍛えたい人など個人向けの栄養のアドバイス、栄養の知識を 活かした執筆活動など、活躍できる場所も幅広く、コンサルティングをフリーランスで行っている人もいます。
雇用されていない分、管理栄養士以外の業務も自分で行う必要も出てきますが、自分で仕事をしていきたいと考えている人はフリーランスという 選択肢もあります。
フリーランスになったからといって、すぐに仕事がある とは限りません。
管理栄養士としての経験を積みながら、可能なら副業として個人でも 始めてみるのもおすすめです。
管理栄養士への道を「JOB-BIKI」で検索しよう
管理栄養士は、「食」というテーマでたくさんの人を健康や元気にできる魅力的な仕事です。国家資格が必要なため、専門課程を設置している大学や短大、専門学校で勉強し、管理栄養士国家試験に合格することで取得できます 。食に関する仕事に就きたいと考えているなら、管理栄養士としての道もおすすめです。
管理栄養士の多くは、病院や福祉、介護施設、学校、食品メーカー、研究機関などに努めています。
さらに管理栄養士の仕事について知りたい人は 、「JOB-BIKI」で「病院・福祉・介護」や、「小売・卸売」内の 「食料品・酒屋」などの業種検索をしてみてはいかがでしょうか?管理栄養士を目指すための、進路選択に役立つ情報がきっと見つかりますよ!