Web業界の仕事内容は?働く魅力や代表的な企業の例
2023.08.29
普段、何気なくスマホを触っているとき、皆さんはたくさんのWebサイトやWebサービスを利用しています。たとえば、学校の近くにアイスクリームのお店ができたと聞いたら、まずは「どんなお店なのかな?」と検索エンジンからお店のページをチェックしますね。そして「行ってみたいな」と思ったら、飲食店の口コミサイトで評判をチェックするでしょう。このように、オンライン上のあらゆるものが、Web業界で作られているんです!この記事では、そんなWeb業界の仕事についてご紹介します。
目次
Web業界の仕事内容と代表的な企業
Web業界の仕事内容や、代表的な企業の例をご紹介します。
Web業界とは
Web業界には、WebサイトやWebサービスの制作、Webメディアの運営などを担う企業が集まっています。たとえば、皆さんが通っている高校の公式サイトや、よくお買い物をするネットショップも、Web業界で働く人たちが作っているんです!
なお、Web業界は大きく見るとIT業界に含まれるとされています。IT業界の中でも、「Google Chrome」や「Safari」などのブラウザ上で利用できるサイトやサービスに特化した部分が、Web業界と呼ばれているのです。
Web業界で働く魅力
今やインターネットを介して使う多くのサイトやサービスが、私たちの生活になくてはならない存在になりました。Web業界で働くと、仕事で関わったサイトやサービスが誰かの役に立っている様子を、自分のスマホから見かける機会も多くあるでしょう。仕事の成果を生活の身近なところで実感できるのは、Web業界で働く魅力だといえます。
Web業界の企業の例
Webサービスの提供やWebメディアの運営などに携わるWeb業界の有名な企業には、こんな例があります。
・ヤフー株式会社
・株式会社サイバーエージェント
・株式会社カカクコム
・株式会社LIG
・ネットイヤーグループ株式会社
ヤフー株式会社といえば、検索エンジンの「Yahoo! JAPAN」が有名です。株式会社サイバーエージェントは、誰もが手軽にWeb投稿できる「アメーバブログ」の知名度が高いですね。株式会社カカクコムは、家電の比較サイト「価格.com」のサービスで知っている人も多いでしょう。株式会社LIGは、Web制作の情報発信を行うブログが有名です。ネットイヤーグループ株式会社は、Web業界の新たな職種「UXデザイナー」の育成に力を入れています。
Web業界の有名な企業で活躍する先輩たちは、どんな進路で学んだのでしょうか?気になったら「JOB-BIKI」で調べてみましょう。検索画面の就職先検索に、「ヤフー」や「サイバーエージェント」のように知っている企業の名前を入力すると、そこで働いている先輩たちの出身大学がわかりますよ。
Web業界の主な職種
ここでは、Web業界で活躍している職種をご紹介します!
クリエイティブ関連
・Webディレクター
WebサイトやWebサービスを制作するチームのリーダーとして、全体の指揮を担当する職種です。お客様の要望を聞いてスタッフに指示を出したり、完成までのスケジュール管理を行ったりします。
・Webデザイナー
WebサイトやWebサービスのデザインの中でも、見た目に関する部分を担う職種です。全体の構成や美しいデザインなどを考えて、お客様の要望に合ったサイトやサービスに仕上げます。
・UI/UXデザイナー
WebサイトやWebサービスのデザインの中でも、使い心地に関する部分を担う職種です。快適にサイトやサービスを使えるように、わかりやすいボタンの配置やページの流れなどを考えます。
・Webライター
Webサイトに掲載する文章を書く職種です。Webメディアのコラムを書いたり、通販サイトの商品紹介文を書いたりと、お客様の要望に合わせてさまざまなテキストを執筆します。
エンジニア関連
・インフラエンジニア
ITを支える土台となる、サーバーやネットワークなどを担当する技術職です。IT環境を構築したり、機器のメンテナンスを行ったりして、トラブルなく使える状態を保ちます。
・フロントエンドエンジニア
プログラミングによりWebサイトやWebサービスを構築する技術職で、主にユーザーから見える部分を担当します。たとえばネットショップを作る場合なら、商品ページや会員ページなどが挙げられます。
・バックエンドエンジニア
プログラミングによりWebサイトやWebサービスを構築する技術職で、主にユーザーから見えない部分を担当します。たとえばネットショップを作る場合なら、お客様の情報を保存するデータベースなどです。
・コーダー
プログラミングによりブラウザ上にWebサイトを構築する技術職です。Webデザイナーが設計した通りにコーディング(=プログラミング言語でソースコードを書くこと)を行います。
マーケティング関連
・Webマーケター
WebサイトやSNSのユーザーを対象としたマーケティング職です。消費者のオンラインでの行動を分析して、モノをたくさん売る方法やイベントに人を集める方法などを考えます。
・Webプランナー
Webサイトの設計を担う企画職です。お客様のご要望に合わせて、サイトの内容やデザインなど全体的な設計を考えます。制作チームは、プランナーが考えた設計に従ってサイトを作ります。
Web業界で求められる人の特徴とおすすめの学部
どんな人がWeb業界で活躍できるのでしょうか?Web業界を目指す皆さんにおすすめの学部もご紹介します!
求められる資格や経験
Web業界の中でも、エンジニアなどの技術職ではITの専門知識を求められます。国家資格の「基本情報技術者」や「応用情報技術者」などの資格があると、就職で自分のスキルを証明する際に役立ちます。その他の職種では、基本的に必須の資格はありません。ただし、どの職種を目指すにしても、Web業界で働く上で基本のITスキルは身に付けておく必要があるでしょう。
Web業界で働くことに向いている人
・チームのメンバーと協力できる人
WebサイトやWebサービスは、さまざまなスキルを持つメンバーが集まった制作チームで作り上げます。黙々と作業するイメージがあるかもしれませんが、作品のクオリティを上げるにはデザイナーとディレクターとコーダーの連携が必須。一つの制作物を完成させるために、コミュニケーション能力が欠かせません!
・トレンドに敏感で情報収集力がある人
Web業界で働くには、トレンドに敏感であることが重要です。「今、若者はどんなSNSやアプリを使っているのか?」「どんなデザインが流行っている?」「最新のSEOの動向は?」そんな情報を集めるのが得意で、世の中の流れに強い興味や関心を持っている人は、変化の激しいWeb業界でも活躍できるはず。
・集中力と継続力がある人
Web業界の仕事の中でも、プログラミング言語を使って大量のコードを書く技術職や、全体の構成を考えるデザイナーには、集中力や継続力が必要です。仕事中、一人でパソコンに向かって作業する時間も多くなるでしょう。地道な作業を根気よく続けられる人に向いています。
・問題解決が得意な人
Web制作を指揮するディレクターは、制作中に発生するあらゆる問題に対処しなければなりません。たとえば、もしもSNSと連携するサービスの制作途中で、突然にSNSの仕様が変わってしまったら?制作チームを率いるリーダーとして問題を解決へ導くには、常に冷静で論理的に考えられる人でなければ難しいでしょう。
Web業界で働きたい人におすすめの学部
Web業界を目指すなら、職種によって進路が異なります。クリエイティブ関連の職種なら、情報学部・メディア学部・デザイン学部などでWebデザイン制作について学ぶと良いでしょう。エンジニア関連の職種を目指すなら、理工学部や工学部のほか、情報学部やメディア学部にある理系の学科で、仕事に必要なプログラミングの専門知識を基礎から学ぶのがおすすめ。マーケティング関連の職種は、商学部や経営学部などにあるマーケティング学科で、マーケティングの理論を一から学ぶことができますよ。
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