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ダンサーになるには?仕事内容や年収、目指せる進路や求められる能力も紹介

2023.03.02

カテゴリー:
プロの女性ダンサー

素晴らしいダンスで見る人の心を引き付けるダンサー。全身を動かしてパフォーマンスし、観客に感動を与える表現者です。ダンス部に入っている人や、習い事でダンスをしている人などは、ダンサーに憧れたこともあるのではないでしょうか?今回は、ダンサーの仕事や求められる能力、活躍する場所、おすすめ大学など、さまざまな情報をご紹介します。「ダンスをするのが好き!」「どうすればダンサーになれるのか気になる!」という人は、ぜひチェックしてみてくださいね。

なりたい職業から志望大学を探せるJOB-BIKI(ジョブビキ)では、有名ダンサーの出身大学を確認できます。ぜひ進路選びの参考にしてみてください!

ダンサーの仕事の内容

ダンサーは、舞台やテレビ、プロモーションビデオなど、さまざまな場面でダンスを披露することが仕事です。自分でパフォーマンスすることはもちろん、振り付けや演出を考え、人に指導することもあります。

ダンスにはヒップホップやコンテンポラリー、ジャズ、バレエ、レゲエなど、とても多くの種類があります。ダンサーによって得意分野は異なりますが、幅広いジャンルを踊れると、その分だけ仕事のチャンスも多くなります。もちろん、それぞれのジャンルで表現は違うので、複数のダンスを踊り分けるためにはしっかりとしたスキルが必要です。

ダンサーの種類と年収

ブレイクダンスをするダンサーの男性

ダンサーの種類はさまざまですが、平均年収は300~600万円程度と言われています。ここでは、以下ダンサーの仕事内容と平均年収をまとめたので、参考にしてみてください。

  • ステージダンサー
  • バックダンサー
  • テーマパークダンサー
  • 振付師
  • ダンスインストラクター

順番に解説します。

ステージダンサー

ステージ上でパフォーマンスを行うダンサーを「ステージダンサー」と呼び、代表的なものに、バレエダンサーやポールダンサーがあります。

ステージダンサーが活躍する場所は、ダンスイベントやミュージカルのほか、ショークラブやレストランなどがあります。

ステージダンサーの給与は、ダンサー事務所やバレエ団などのプロダクションに所属している場合は年収240~600万円程度です。有名なダンスコンテストで優勝して知名度を上げていけば、ギャラも上がっていくようです。

フリーランスの場合は、1案件ごとに数万円が一般的です。

バックダンサー

バックダンサーは、メインのパフォーマーの背後で踊るダンサーのことです。ミュージシャンやアーティストのステージパフォーマンスをサポートする役割を担っています。

バックダンサーが活躍する場所は、アーティストのライブや音楽番組、ミュージックビデオ、CMなど多岐にわたります。

バックダンサーの給与は、事務所や劇団に所属している場合、年収240~600万円程度です。バックダンサーの収入はアーティストの人気度合いによって大きく左右されます。無名な地下アイドルのバックダンサーと比べると、一流アーティストのバックで踊るダンサーのギャラは格段に高額です。これは、有名アーティストを抱える大手事務所やレコード会社の財力が背景にあるためです。

フリーランスの場合は、1ステージあたり1万円程度の報酬をもらえることがあります。経験を積めば、1回のステージで3万円程度の報酬が出ることもあるようです。

テーマパークダンサー

USJやディズニーランド・シーなどのテーマパークで、ショーやステージでダンスを披露する人を「テーマパークダンサー」と呼びます。ヒップホップやタップダンス、バレエなど、求められるダンス技術は、ショーのコンセプトによってさまざまです。

テーマパークダンサーに求められるのはダンス技術だけではありません。役柄の感情や世界観を表現できる演技力もとても重要です。

ディズニーランド・シーを運営するオリエンタルランド公式サイトによると、ダンサーの入社時の給与は時給1,750円(実働3~7.5時間)だそうです。仮に1日7.5時間で20日間働いた場合、月給は約26万円になります。ここに賞与等も含まれるため、年収にすると390万円程度になるでしょう。

ただし、実働時間には幅があるので、上記は多い場合の例として考えておきましょう。

参考:ダンサー|東京ディズニーリゾート エンターテイナーオーディション (olc.co.jp)

振付師

ダンサーとして経験を積んだ人の中には、振付を考案するコレオグラファー(振付師)として活躍する人もいますよ。振付師は、ダンスの振り付けを考案し、歌手やダンサーに振り付けを教え込むことで、パフォーマンスの完成度を高めていきます。

振付師は、公演単位や楽曲ごとに振り付けの仕事を受注するのが一般的で、1曲あたり数万円~数百万円で依頼されるようです。振付師のみで生計を立てている人は、ほんの一握りで、多くの人は、本業としてダンススクールの講師業や、自らもステージダンサーとして活動している場合が多いようです。

振付師の一般的な給与は、ダンススクールの講師などと合わせて、年収240~480万円程度。ただし、売れっ子の振付師の場合は年収1,000万円を超えることもあるようです。

ダンスインストラクター

ダンス経験を活かして、ダンススクールやフィットネスクラブなどで、ダンスインストラクターをしている人もいます。ダンススクールのインストラクターは、ダンスを教えるだけでなく、ダンスで使う音源の編集や振り付け、フォーメーションの指導、発表会やリハーサルの引率等もこなします。

ダンスインストラクターの収入は、正社員の場合350万円程度です。

フリーランスの場合、1レッスン2,000~5,000円が相場になります。たとえば、1レッスン2,000円で20人の生徒がいれば、1回40,000円の報酬です。月に12回レッスンすれば48万円なので、年収は576万円になります。人気講師になって生徒が多く集まれば、高い年収を目指せます。

ダンサーの仕事のやりがい

鏡でフォームを確認するダンサーの女性

ダンサーは全身を使ったパフォーマンスで観客を魅了し、感動を与えられるのが魅力です。自分のダンスで喜んでもらえたり、拍手をもらえたりするのは、大きな達成感につながります。また、好きなことを仕事にできることもダンサーのやりがいの一つ。ダンスの表現を追求していくことに喜びを感じる人もいます。

ダンサーに求められる能力

ダンサーになるためには、リズム感や身体能力、向上心などが必要です。それぞれの能力について、以下で詳しく見ていきましょう。

リズム感

基本的に、ダンスは音楽に合わせて踊るものです。リズム感がなければ、曲に合わせながら体を動かすのは難しいでしょう。「自分にはリズム感がない」と感じている人も、トレーニング次第で身に付けられることがあります。ダンスの練習と同時にリズム感を鍛える練習も続けてみることがおすすめです。

高い身体能力

キレのあるダンスを踊るためには、高い身体能力が欠かせません。体幹や柔軟性、持久力、瞬発力などもダンサーに必要です。毎日のようにトレーニングを重ね、身体能力を鍛えることが求められます。

高い向上心

ダンスの世界で活躍し続けるためには、パフォーマンスを磨いていく努力が不可欠です。日々練習を重ねるのはもちろん、新しい情報をチェックしてトレンドの振り付けを取り入れることも大事です。ダンスを極めていくために、高い向上心を持って努力することが必要といえます。

ダンサーが活躍する場所とキャリアプラン

舞台で踊るバレエダンサーの女性

ダンサーはどんな場所で活躍し、どんなキャリアを積み重ねていくことになるのでしょうか。こちらでは、ダンサーが主に活躍する場所や、キャリアプランなどを解説します。

ダンサーが活躍する場所

ダンサーは、ダンスグループや劇団、テーマパーク、プロダクションなどに所属するか、フリーランスとして活動するのが一般的です。劇団などに入れた場合は、多くの仲間とポジションを争いながら、自分がより輝ける位置を目指します。ただ、著名な団体になるとオーディションのハードルも上がり、入団すること自体が難しいことも。合格するまで何度もオーディションを受ける人もいます。

また、特定の団体に入らず、さまざまな場所で行われるイベントに出演する人もいます。クラブやレストランのショー、大規模なパーティーなどのほか、アーティストのバックダンサーとして踊ることも。人気の高い舞台などでパフォーマンスする場合は、厳しいオーディションに合格する必要があります。

ダンサーのキャリアプラン

ダンサーとしての仕事をつかむためには、積極的にオーディションを受け続ける必要があります。オーディション情報は一般公開されていることもありますが、知り合いに紹介してもらうケースも珍しくありません。そのため、ダンスの技術を磨きながら人脈を作っていくことも大切になります。名前を売るため、コンテストに参加して入賞を目指すことも一つの方法です。ほかには、自分でダンスユニットや劇団などを作って活動するダンサーもいます。

経験を積んだダンサーは、インストラクターや講師など、人に教える立場になることがあります。ダンススタジオを設立し、経営側に回ることも。経験を生かし、振付を考案するコレオグラファー(振付師)として活躍する人もいますよ。

また、一定のファンがつくほど人気のダンサーになれたら、個人でイベントを開催できるようになることもあります。ソロコンサートを開けるようなダンサーになるためには、ダンスを極めて自分なりの表現を深めていく努力が大切です。

ダンサーに関わる資格とおすすめの大学

ダンスのレッスンを受ける大学生の男性

ダンサーを目指す場合、どんな資格を取り、どんな勉強をすると良いのでしょうか。こちらでは、ダンサーに関連する資格や、おすすめの学部などをご紹介します。

ダンサーに関わる資格

ダンサーは特定の資格がなくてもなれる職業です。ただ、オーディションの書類審査などで書ける資格があると、選考のときに有利になる可能性があります。

ダンスの代表的な資格は「ストリートダンス検定」や「認定ダンス指導員」などです。ストリートダンス検定は10段階の級に分かれており、自分のスキルがどのレベルにあるのかを知るために役立ちます。認定ダンス指導員は指導者を目指す人向けの資格です。「ダンスの楽しさを教える先生になりたい!」という人は、取得を検討しておきたいですね。

さらに、ダンサーになるなら、英語力を身につけておくこともおすすめ。将来的に、ダンス技術を磨くために海外留学を考えるかもしれません。あるいは、国際的に活躍するアーティストと仕事をする機会が訪れるかもしれません。

そのような時、英語でスムーズにコミュニケーションができれば、大きな強みになるでしょう。

ダンサーになるためにおすすめの大学

ダンサーになるためには、ダンス技術をしっかりと身に付ける必要があります。ダンススクールや専門学校で学ぶこともできますが、大学の体育学部や音楽学部、芸術学部などでダンスを専門的に学べることもありますよ。バレエや日本舞踊、ジャズダンス、コンテンポラリーダンスなど、大学によって扱うダンスのジャンルはさまざま。基本的には複数のジャンルのレッスンを受けることができ、ダンスを全般的に学ぶことができます。たとえば、ダンス学科のなかには表現の幅を広げるため、モダンダンスやスペイン舞踊、タップダンスなど、多彩なジャンルのダンスを経験できるところもあります。バレエコースのようにバレエを専門とするところでも、ジャズダンスやコンテンポラリーダンスなど、そのほかのジャンルのダンスを習得することができます。

また、大学ではダンスの技術はもちろん、指導方法やマネジメント方法、舞台演出に関することなどの専門知識を習得できるのも魅力の一つ。体育や音楽などの教員免許を取れる大学もあります。

ただ、「ダンサーに興味があるけど、ほかの専門分野の勉強もしてみたい」「将来の選択肢を広げるためにいろいろな学部を検討したい」という人もいるでしょう。その場合は、実績のあるダンス系サークルや部活のある大学に入り、通学しながらダンスにも取り組んでいくことがおすすめです。大学ダンスサークルの大会などで、気になる団体をチェックしてみましょう!

有名なダンサーの出身大学

有名なダンサーは、どのような大学を卒業しているのでしょうか?ここでは、一例を紹介します。

ダンサー名出身大学
FISHBOY青山学院大学
岩田剛典(三代目J Soul Brothers、EXILE)慶應義塾大学
森山未來拓殖大学
KENZO(DA PUMP)東海大学
仲宗根梨乃サンディエゴ州立大学

なりたい職業から志望大学を探せるJOB-BIKI(ジョブビキ)では、ほかにも有名ダンサーの出身大学を確認できます。ぜひ進路選びの参考にしてみてください!

ダンサーを目指す高校生のよくある質問

テーマパークにいるダンサー

ダンサーを目指す高校生のよくある質問に答えてみました。参考にしてみてください。

USJやディズニーランド・シーなどのテーマパークダンサーになるには?

USJのダンサーになるには、応募する年度の3月31日時点で18歳以上であることが条件で、特に必要な資格はありません。選考は一次と二次があり、一次の書類選考に合格すれば二次オーディションに進めます。オーディションでは、指定された振り付けを実際に踊って、ダンススキルを審査されるようです。

参考:エンターテイナー・オーディション (usj.co.jp)

ディズニーランド・シーのダンサーになるには、以下の要件を満たす必要があります。

  • 応募する年度の3月31日時点で年齢18歳以上
  • 直近3年以内に1年以上のダンスレッスン歴がある(ジャンル不問)
  • ジャズダンスやヒップホップ、タップダンスなどさまざまなダンス経験がある

選考は一次と二次があります。一次ではエントリーシートとダンス課題動画をWEB上で提出します。一次に合格すると二次オーディションに進めます。オーディションでは、ジャズ・バレエ・ヒップホップそれぞれのダンス審査のほか、面接、コスチュームの採寸などが行われるようです。

参考:ダンサー|東京ディズニーリゾート エンターテイナーオーディション (olc.co.jp)

高校生からダンスを始めてもダンサーになれる?

高校生からダンスを始めてもダンサーになれる可能性は十分にあります。プロとして活躍されている人のなかには、高校や大学からダンスを始めたという人もいるからです。

たとえばダンサーのSAMさんもその一人。15歳でダンスに出会い、本格的に打ち込みだしたのは高校生になってからだそうです。単身ニューヨークへダンス留学をし、さまざまなダンスの基礎を学んでいます。

また、ME:I(ミーアイ)のオーディションでダンストレーナーを務めた仲宗根梨乃さんは、小学5年生でマイケル・ジャクソンに憧れてダンサーを目指したそう。英語を猛勉強して高校卒業後に渡米し、現地の大学に通いながら本格的にダンスを学んだようです。

これまでダンス経験がなくても、努力次第でダンサーを目指すことはできます。ぜひ、夢に向かって一歩踏み出してみてください!

ダンサーになりたいあなたは「JOB-BIKI」で進路検索!

ダンサーになるにはダンススキルを磨くことが大切です。ダンスを専門とする大学なら、設備の整った環境のなかで本格的な指導を受けることができます。4年間しっかりとダンスに打ち込むことで、ダンサーに必要な技術を身に付けられるでしょう。ただ、ダンサーに興味があるものの、どんな大学に進めば良いかイメージがつかないという人もいるはず。そんなときは「JOB-BIKI」を使ってみてください。「人物検索」で「ダンサー」を検索すると、著名なダンサーの出身大学を調べることができますよ。

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