英語を活かせる仕事17選!必要な英語レベルや進路選びのコツも紹介
2023.08.08
「将来は、英語を使う仕事に就きたい」と考えている人もいるでしょう。本記事では、英語を使う仕事を17個紹介します。人と接することが好きな人におすすめの仕事や英語を書く仕事など、項目別にまとめたので、自分に合った仕事が見つかるはずです。英語力を高めるための大学選びについても解説しているので、進路選びの参考にしてみてください。
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目次
英語を活かせる仕事の主な職種
キャビンアテンダントや翻訳者など、英語を活かせる仕事は多岐にわたります。ここでは、英語が多用される職種について、仕事内容の特徴別にご紹介します。それぞれの職種に必要なTOEICのスコア(満点990点)と年収の目安もまとめたので、参考にしてください。
人と接することが多い仕事9選
TOEICスコア | 700~800点以上 |
平均年収 | 1600.3万円 |
パイロット – 職業詳細 | job tag(職業情報提供サイト(日本版O-NET)) (mhlw.go.jp)
JALの公式サイトによるとJALのパイロットは「CEFR基準におけるレベルB2相当以上の英語力を保有していることが望ましい」とあります。CEFRとは外国語の運用能力を評価する国際的な指標で、B2レベルとはTOEICに換算すると700~800点です。
パイロットと管制官のやりとりは、国内線であっても英語です。近くを飛んでいる海外の飛行機にも情報共有するためです。基本は航空英語と言って決まった言い回しを使用するので、覚えてしまえば難しくはないでしょう。とはいえ、トラブルの際には英語を用いて状況を説明する必要があるため、高い英語力が必要です。
参考:TOEIC Program各テストスコアとCEFRとの対照表|【公式】TOEIC Program|IIBC (iibc-global.org)
TOEICスコア | 600点以上 |
平均年収 | 449.7万円 |
参考:客室乗務員 – 職業詳細 | job tag(職業情報提供サイト(日本版O-NET)) (mhlw.go.jp)
キャビンアテンダント(CA)は、女性が憧れる人気職業の1つ!最近では、男性のCAも増えつつあります。フライト中に食事や飲み物のほか、新聞・雑誌・毛布などを提供する機内サービス、そして急病人や緊急時の避難誘導などに対応する保安業務が主な仕事です。フライト中は絶えず乗客に気を配り、快適な空の旅をサポートします。
この仕事で必須となるのが英語力で、日本国内外の旅行者、外国語を話す乗務員とのコミュニケーションには欠かせないスキルとなります。ANAやJALの応募要件にはTOEIC600点以上とあります。大学生の平均が580点なのでそれほど高くはありません。ただし、欧米系の航空会社では、TOEIC700~800点を要件としている会社も多いです。
参考:TOEIC Program DAA2021(和文)2021年7月版 (iibc-global.org)
TOEICスコア | 500点以上 |
平均年収 | 484.8万円 |
参考:空港グランドスタッフ – 職業詳細 | job tag(職業情報提供サイト(日本版O-NET)) (mhlw.go.jp)
グランドスタッフは、空港内にある航空会社のカウンターで、旅客の出発・到着に関する情報提供や、搭乗口における乗客の誘導などを担当します。国際線を利用する外国人旅客とコミュニケーションを取る必要があるため、一定レベルの英語力が不可欠です。
TOEICスコア | 700点以上 |
平均年収 | 579.8万円 |
参考:航空管制官 – 職業詳細 | job tag(職業情報提供サイト(日本版O-NET)) (mhlw.go.jp)
航空管制官は、空港の管制塔などで働き、飛行機の安全で円滑な運航を支える重要な仕事です。レーダーや無線を使って飛行機の位置や高度を常に監視し、パイロットに適切な指示を出します。
航空管制官になるには、国家試験に合格する必要があります。試験には英語の聞き取りや面接も含まれており、合格するにはTOEIC700点以上、もしくは英検準1級以上に相当する英語力が求められます。実際の業務は基本的に航空英語と言ってマニュアルがあるのですが、海外のパイロットと会話する場合や緊急事態時に必要な情報を聞き出す際などは、高い英語力が求められます。
空港や飛行機の中で働く仕事はどのような種類がある?主な職業一覧 (gyakubiki.net)
・通訳者
TOEICスコア | 950 点以上 |
平均年収 | 579.8万円 |
参考:通訳者 – 職業詳細 | job tag(職業情報提供サイト(日本版O-NET)) (mhlw.go.jp)
英語力向上のコツ STEP3|英語力向上のコツ|【公式】TOEIC Program|IIBC (iibc-global.org)
通訳者は、使用言語が異なる人の仲介役となり、それぞれの言葉を変換して伝える職種です。通訳は国際的なビジネスや会議に欠かせない仕事で、英語を日本語に、そして日本語を英語に訳し、双方に伝達します。オリンピックやスポーツ選手の記者会見など、テレビでも頻繁に見かける職種ですね!
通訳者として活躍するためには、英語力以上の広い知識と経験が必要です。言葉の意味はもちろん、話している人の意図までを理解し、正確に通訳するスキルが求められます。
TOEICスコア | 900点以上 |
平均年収 | 382万円 |
通訳ガイド – 職業詳細 | job tag(職業情報提供サイト(日本版O-NET)) (mhlw.go.jp)
通訳案内士は、外国人観光客に日本の文化、歴史、観光地などを外国語で案内する専門家です。旅行会社や観光団体に所属したり、フリーランスで活動したりします。観光地を案内するだけでなく、交通機関の利用方法や日本の習慣なども説明します。外国語に堪能であることはもちろん、日本の文化や歴史に関する深い知識が必要です。
・テーマパークスタッフ
TOEICスコア | 500点以上 |
平均年収 | 350.7万円 |
参考:遊園地スタッフ – 職業詳細 | job tag(職業情報提供サイト(日本版O-NET)) (mhlw.go.jp)
テーマパークスタッフは、遊園地などに訪れるお客さんが楽しめる環境を提供するための職種です。敷地内の案内や受付、アトラクションの管理、商品の販売などが主な仕事。英語力は、特に海外からの来場者の多い施設で求められます。たとえば、簡単な日本語しか話せない海外観光客から、「先ほど誤って購入したぬいぐるみを返品したいのですが?」と複雑な事情を英語で説明されることも。英語力が身についていると、応募できる求人の幅が広がるでしょう。
TOEICスコア | 500点以上 |
平均年収 | 314.8万円 |
参考:接客担当(ホテル・旅館) – 職業詳細 | job tag(職業情報提供サイト(日本版O-NET)) (mhlw.go.jp)
ホテルスタッフは、フロントでのチェックインやチェックアウトの手続き、館内の案内、客室の清掃など、さまざまな仕事を担当します。英語力は、ホテルスタッフとしての仕事を遂行する上で重要なスキル。特に、外国からのゲストに対応するフロント業務においては、英語で言葉を交わす機会が増えます。
さらに異文化への理解、国際感覚や機転を利かせる力も必要とされます!ホテル業界での仕事は、英語力を高め、活用するチャンスが多いため、海外留学後にこの職種を選ぶ人は少なくありません。
TOEICスコア | 600点以上 |
平均年収 | 381.9万円 |
参考:ツアーコンダクター – 職業詳細 | job tag(職業情報提供サイト(日本版O-NET)) (mhlw.go.jp)
ツアーコンダクターは、団体旅行の運営をサポートし、参加者が楽しい時間を過ごすための幅広い手助けをする職種です。スケジュールの管理からホテルやレストラン、観光地での案内、イベントの手配など、幅広い仕事を担当します。英語力は、ツアーコンダクターとして働くなら身につけたいスキルの1つです。特に海外旅行のツアーを担当する場合、ネイティブな英語力は必須でしょう。
人に教える仕事3選
TOEICスコア | 850点以上 |
平均年収 | 383.8万円 |
参考:英会話教師 – 職業詳細 | job tag(職業情報提供サイト(日本版O-NET)) (mhlw.go.jp)
よくある質問|全国の英会話講師・スタッフを募集しています!【ECC外語学院】
英会話スクール講師は、英語でのコミュニケーション能力を育む仕事です。幼児から大人まで、さまざまな年齢の生徒が対象。生徒の目標やレベルに合わせ、英会話の基礎や応用をレッスンします。ネイティブスピーカー同様の英語力は必須で、教育系の仕事に就きたい人におすすめの職種ですね。
・中学校・高校英語教師
TOEICスコア | 730点以上 |
平均年収 | 739.7万円(中学) 677.5万円(高校) |
参考:中学校教員 – 職業詳細 | job tag(職業情報提供サイト(日本版O-NET)) (mhlw.go.jp) 高等学校教員 – 職業詳細 | job tag(職業情報提供サイト(日本版O-NET)) (mhlw.go.jp)
中学校・高校の英語教師は、中高生を対象に、英語教育を行う職業です。生徒の学年や進度に合わせたカリキュラムにもとづき、授業を実施します。ただ、英語教師の仕事は、授業だけではありません。生徒指導や学校行事の支援、教材作成、他教科教員との情報共有なども担います。
中学・高校の英語教師になるには教員採用試験で合格する必要があります。試験の主な内容は、リスニング、スピーチ、ディスカッション、英語面接などです。また、自治体によっては、ALT(外国語指導助手)との模擬授業が課されることもあり、高い英語力が必要でしょう。
参考:資料4 公立学校教員採用選考試験について(英語関係):文部科学省 (mext.go.jp)
TOEICスコア | 900点以上 |
平均年収 | 418万円 |
進学予備校の英語講師は、大学進学を目指す高校生や高校卒業生へ、受験対策の英語指導を行う職業です。主な仕事内容として、専門である英語の授業を実施するほか、指導計画の作成、試験の採点、個別面談などが挙げられます。生徒を志望校合格へと導くために、高い英語力が必須です。
英語を書く仕事2選
TOEICスコア | 900点以上 |
平均年収 | 697.6万円 |
参考:翻訳者 – 職業詳細 | job tag(職業情報提供サイト(日本版O-NET)) (mhlw.go.jp)
翻訳家は外国語表現を日本語に、また日本語を外国語に変換する語学のエキスパートです。主に、出版翻訳と産業翻訳の2つの分野があります。出版翻訳とは、書籍や雑誌の記事を訳すこと。そして産業翻訳では、ビジネス文書や機械のマニュアル、科学的な文献を訳します。英語をはじめとした語学力、各専門分野の知識が求められる職種です。
・英文事務員
TOEICスコア | 600点以上 |
平均年収 | 400万円 |
英文事務員は、英語によるさまざまな事務業務を遂行する職種です。わかりやすい例が、貿易事務でしょう。たとえば、日本から海外へ商品を輸出する際は、英語で見積書や納品書を作成します。また、海外商品をから輸入する場合、商品の仕様書などを海外企業に送信したり、発注したりします。このように、英語で事務仕事を担うのが、英文事務員の役割です。
海外の会社と交流しやすい仕事3選
TOEICスコア | 700点以上 |
平均年収 | 780.9万円 |
参考:経営コンサルタント – 職業詳細 | job tag(職業情報提供サイト(日本版O-NET)) (mhlw.go.jp)
経営コンサルタントとは、企業の経営課題を分析した上で、業績向上を支援する職種です。英語力はコンサルタントにとって重要な能力の1つ!英語を使いこなせるコンサルタントは、グローバルなプロジェクトで活躍する機会が増え、高度な案件に取り組むチャンスが広がります。
・外資系企業の社員
TOEICスコア | 700点以上 |
平均年収 | 800万円 |
外資系企業で働く場合、所属部署によるものの、海外の同僚との対話やメールに加えて、英語で行われるミーティングへの参加が頻繁にあります。一般的な日本の企業と比べて、仕事上で英語を使う機会が多いといえるでしょう。英語力は対人コミュニケーションだけでなく、多くのビジネスシーンで必要とされるチカラです。
TOEICスコア | 730点以上 |
平均年収 | 1,400万円 |
商社の社員は、英語を話せる人が多い傾向にあります。商社では、商品の輸送手段や保険、通関を手配し、全てがスムーズに進行するように調整する仕事があります。その中で海外の担当者、お客さんとコミュニケーションを取る機会が多いため、必然的に英語力が求められるんです。
仕事で活かせる英語力をつける方法
ここでは、仕事で使う実用的な英語力を身につける方法を解説します!海外留学やインターンシップなど、大学生活でチャレンジできるものが中心です。
海外留学をする
海外留学は、英語力を効率的に伸ばす方法の1つ!英語で講義を受けたり、現地の学生と英語で交流したりと、日々の大学生活でたくさん英語に触れることになりますよ。特に、ネイティブスピーカーとの交流は、質の高い英語に触れる絶好の機会です。ホームステイをするとさらに効果的。異文化への理解がさらに深まったり、国際感覚が身についたりするでしょう。本格的に英語を学ぶなら、留学を意識した大学選びが大切ですね!
英語を使ったインターンシップの経験をする
海外インターンシップは、現地企業での仕事を通じてビジネス英語を学ぶ方法です。海外留学と同じく、英語のネイティブスピーカーと接することで、自然な英語表現や発音を習得できます。ただし、インターンシップに参加するには、一定以上の英語力が求められます。たとえば、欧米企業でのインターンシップでは、TOEICで700点以上が求められることが少なくありません。
英語に関わる資格を取る
学生のうちに、TOEICや英検、TOEFLなどの英語資格を取るのがおすすめ!資格を取ったり試験をクリアしたりすると、その成績次第で進学や就職が有利になります。ただ、資格の有無と本人の英語力が比例するとは限りません。資格を取りつつ、日常的に英語を使うよう意識することが重要ですね!
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仕事で活かせる英語力をつけるための大学の選び方
実用的な英語を身につけるなら、大学進学がおすすめです!ここでは、英語力の向上を重視した大学選びのポイントを解説します!
英語が学べる学科を選ぶ
学部の種類や講義の充実度などをリサーチし、英語教育の環境が整っている大学の学科を選びます。大学のWebサイトやパンフレットから、英語関連のプログラムやコースについて調べてみましょう。また、逆引き大学辞典「JOB-BIKI」を活用し、自分にぴったりな学科を探すのもおすすめですね!英語が学べる学科を知りたいなら、ぜひ系統別学問内容リサーチで「人文科学系統」の「文学・語学」に該当する学科をチェックしてみてください。
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海外留学や留学生の受け入れが盛んな大学を選ぶ
各大学のWebサイトには、留学プログラムの有無や、留学生の受け入れ状況が掲載されています。大学の海外留学プログラムを利用すると、在学中に長期間にわたり外国で暮らす貴重な経験ができます。また、クラスやサークルなど身近に留学生がいる環境で学ぶと、日々の大学生活で国際交流のチャンスが多くなるでしょう。ネイティブスピーカーとのコミュニケーションは大変貴重です。質の高い英語に触れたいなら、こうした大学を積極的に選びたいですね!
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グローバル社会の今、英語を話せる人は重宝されます!本気で英語を学ぶなら、海外留学などができる大学に進みましょう。自分に合った大学選びは、「JOB-BIKI」で簡単に見つかるはず。まずは先ほどご紹介した手順で、進路検索から始めてみてくださいね!