映像に関連する主な仕事一覧|おすすめの大学の選び方
2023.09.19
映像作品は、その道のスペシャリストであるクリエイターの技術と情熱が組み合わさって生まれるもの。映画やアニメの影響を受け、「将来は映像制作に携わりたい」と考えている人も多いのではありませんか?
テレビや映画、Web広告、アニメやゲームなど、映像が活用される分野および仕事は多岐にわたります。そこで今回は、映像系の仕事の分野や職種を解説すると同事に、高校卒業後に進学すべき大学の選び方をご紹介します!
目次
映像系の仕事に関連する主な分野
意外と知られていませんが、映像系の仕事は多種多様な業界に存在するんです!ここでは、映像系の仕事に関連する分野や業界についてご紹介します。
テレビ
テレビ放送に関連する業種です。技術関連の職種はカメラマンや音声、照明、編集、制作関連の職種にはプロデューサー、ディレクターなどの仕事があります。一口に映像の仕事といっても、その関わり方は多数存在します。
広告
広告業界とは、商品やサービスの魅力を広く発信する業界です。広告業界には映像関連の仕事も存在します。たとえば、映像制作プロダクションや広告代理店では、動画広告やCM制作などの仕事がありますね!
映画
映画業界とは、映画の制作から一般公開までの全てを含む事業で、大きくは「制作」「配給」「興行」の3つの部門から成り立ちます。映像系の仕事としては、やはり映像カメラマンが有名。スタジオやロケーション現場などでカメラを握り、映像を撮影します。
アニメ
アニメ業界とは、アニメーション作品の制作に関わる企業や人材が集まる業界のこと。主な企業としては、「テレビ局・映画会社」「アニメ制作会社」「録音スタジオ」「編集スタジオ」などが存在します。当然、映像関係の仕事はたくさんありますよ!たとえば映像編集の仕事。アニメーション作品の映像を編集し、ストーリーに沿った流れを作り出します。
ゲーム
ゲームセンターや家庭用ゲームの本体とソフトを開発・販売する業界のことです。ゲーム業界では、2D・3Dデザイナーとして映像関係の仕事があります!ゲーム内のキャラクターや背景、アイテムなどのデザインを担当し、ゲームのビジュアル面を支えているんです。
映像系の仕事に関連する主な職種
映像に関連する職種は数多くあります。ここでは特に映像制作に関わるに職種を紹介します!
企画・プロデュースの仕事
・プロデューサー
プロデューサーとは、映像制作プロジェクトの総責任者です。企画立案、予算管理、スケジューリング、キャスティングやスタッフの選定、クライアントとの交渉など、プロジェクト全体を進めるための重要な役割を担います!
・構成作家
構成作家は、テレビ番組などの制作において、全体の構成や各コーナーの企画を考える職種です。主な仕事内容としては、番組のプロデューサーやディレクターの方針にもとづいて番組の流れや各コーナーの企画を考え、番組全体の構成を決めること。また、リサーチや台本作成も行います。
・脚本家・シナリオライター
映像関係の職種である脚本・シナリオライターは、映画やテレビドラマ、アニメ、ゲームなどの物語の筋書きをつくるスペシャリスト!物語の構想や登場人物の設定、ストーリー展開、セリフの作成など主な仕事です。視聴者やゲームプレイヤーに感動や興奮を与える物語を生み出すため、高い創造力とコミュニケーション能力が求められます!
・制作デスク
制作デスクは、テレビ番組制作や映画などの幅広い現場で活躍!事務処理全般を担当し、番組制作がスムーズに進行するようサポートする役割があります。主な業務としてはスタッフや出演者のスケジュール調整、スタジオや楽屋の手配、弁当の準備、クライアントからの電話対応、経理業務など多岐にわたります。
クリエイター
・ディレクター
映像制作の現場で企画立案や構成、撮影、編集などの工程を統括する職種。具体的には、演技指導や照明、美術、音響効果の指示・決定を行います。また、作品のイメージを伝え、照明や音響などのエンターテイメント性を高めるために演出したり、カメラマンや映像編集などのスタッフに指示を出したりと、映像作品の品質を担保する大切な役割もあります。
・映画監督
映画制作の最高責任者であり、映像制作・演出面を統括する役割を担います。映画監督の仕事は、企画段階から撮影、編集作業まで一貫して指示を出し、映画の品質を確保すること。キャスティングや構成、撮影中のカメラワークや演技指導、衣装や小道具の選定など、映画制作に関わるあらゆる工程で最終的な判断を下す役割があります。映画監督は、作品の方向性を維持し、成功に導く責任を負っています。
技術系の仕事
・カメラマン
カメラマンは、映像作品の撮影を担当する職種であり、映画、ドラマ、テレビ番組、CM、Web広告、PR動画、ミュージックビデオなど、さまざまなジャンルで活躍しています。監督やディレクターの指示に従い、カメラや関連機材を使って映像を撮影し、視聴者に伝えるべき情報や感情を表現します。
・照明スタッフ
照明スタッフは、舞台や撮影現場、イベントなどで照明を用いた演出を行い、場の雰囲気づくりを担当する職種です。演出家やディレクターと協力し、照明機材の選定や配置、照明の色や強さを調整し、光の演出をします!
・音響スタッフ
音響スタッフは、コンサートや演劇、映画、テレビなどの制作現場で、音響全般に関する技術的サポートを担う職種です。マイクの選定や設置、音声のバランス調整、ノイズ除去などで、音響機器のセッティングや操作も担当します。
・美術スタッフ
美術スタッフは、映画や舞台などの映像作品において、背景や小道具、大道具をデザインし制作する職種。監督や演出家の指示に従い、作品の世界観や雰囲気に合ったセットや小道具を作り上げます。
・放送技術者
放送技術者は、テレビやラジオの放送を円滑に行うための技術的なサポートを担当します。主な仕事内容は、送信機や送信アンテナの調整・操作、放送電波の発信など、番組制作をさまざまなポイントから支援します。
・サウンドクリエイター
サウンドクリエイターは、映画やドラマ、アニメなどのコンテンツにおいて、効果音やBGMを制作する専門家!プロデューサーやディレクターと協力して作品に合った「音」を生み出すのが仕事です。また、音響の調整や音量の微調整なども業務に含まれます。
・メイクアップアーティスト
メイクアップアーティストはメイクの専門家です。映画やテレビなどで特殊な素材やメイクグッズを使い、キャラクターや外見を変化させる「特殊メイク」を扱うこともありますよ。特殊メイクの仕事は彫刻や造形に近く、粘土彫刻や型取り、マスク作成などの技術が求められます!
・動画・映像編集者
動画・映像編集者は、映像素材を編集し、一つの映像作品にまとめる職種です。具体的には、複数の映像をつなぎ合わせ、伝えたい内容を決められた時間内にまとめる作業を行います。また、テロップや音楽、タイトルの挿入なども担当します!
・CGデザイナー
CGデザイナーは映像制作において、2Dあるいは3DのCGを制作する専門家。主な仕事内容として、デッサン画を立体的に見せる「モデリング」、動きを組み立てる「リギング」、実際に動きをつける「CGアニメーション」、質感を表現する「テクスチャリング」、そして光の量や当て方を調整する「ライティング」などが挙げられます。
・アニメーター
アニメーターは、アニメーション制作における「作画」を担当します!作画とは、アニメーション作品を構成する一枚一枚の絵を描くこと。キャラクターや背景の動きを脚本や絵コンテにしたがって描き出すのが、アニメーターの役割です。
映像系の仕事に就く方法と大学の選び方
ここでは、映像系の仕事に就く方法を徹底解説します!就職活動が有利になる大学の選び方にも触れますので、ぜひ参考にしてくださいね!
映像系の仕事に就く主な方法
映像系の仕事に就きたいなら、映像制作業務のある企業に就職するのがおすすめです!代表的なのが、映像制作会社ですね。映像業界は未経験者でも挑戦しやすく、入社後はアシスタント業務から始めるのが一般的。就職活動の際、映像クリエイターを募集している制作会社を積極的に探してみましょう!
このほかにも、映像に関わる就職先としては映画会社、テレビ局、動画配信サービスなどの選択肢が挙げられます。あるいは、広告代理店のなかでもCMプランナーのような職種もあるでしょう。映像制作以外にも、映像と関わる仕事に就く道はたくさんありますよ。
映像系の仕事に就くために押さえたい大学の選び方
映像系の仕事に就きたいなら、美術系の大学に進むのがおすすめです!まず、大学で映像を学ぶメリットとして、専門知識や技術を身につけることが挙げられます。そして在学中には、同じ目標を持つ仲間と出会い、協力して作品を生み出す貴重な経験も。学部については、映像学部や芸術学部を選ぶといいでしょう。自分にぴったりの大学と学部は、逆引き大学辞典「JOB-BIKI」を使えば簡単に見つかります!
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映像系の仕事に就きたいと考えている人は「JOB-BIKI」で進路検索!
映像分野の仕事に就くためには、専門知識と技術を身につけ、実績を積むことが重要です。そのための一つのステップとして、大学進学があります。将来的に映像系の仕事に就きたいなら、「JOB-BIKI」で進路検索をはじめましょう。自分の進むべき道、学ぶべきことをしっかりと把握し、夢を追い求めてください!