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ラジオパーソナリティーになるには?必要な資質やなり方を紹介

2023.09.25

カテゴリー:
生放送中のラジオパーソナリティ

「ラジオパーソナリティーになるには、どうすればよい?」

「どのような会社に入社すれば、ラジオパーソナリティーになれるだろう」

近年、音声配信アプリのような「音声」だけを楽しむプラットフォームにも注目が集まっており、ラジオパーソナリティーの仕事も多様化しています。

そこでこの記事では、ラジオパーソナリティーになるにはどうすればよいのか、具体的な仕事内容、なるために必要な資質などについてご紹介。

ラジオパーソナリティーの仕事に興味がある人は、ぜひ将来の職業選びの参考にしてください。

ラジオパーソナリティーとは?

「ラジオパーソナリティー」とは、ラジオ番組の進行を行う人のことです。

基本的に台本に沿って番組を進めていきますが、ニュース原稿のように一言一句話す内容が決められているわけではなく、アドリブを織り交ぜながら進めていくケースも多々あります。

ラジオパーソナリティーをしているタレントや著名人もいるように、本職ではない人が多いのも特徴です。中には、本職が休みの日だけ活動する副業ラジオパーソナリティーもいます。

多様な働き方をしている人も多いため、アナウンサーといった放送局に勤務するラジオパーソナリティー以外の人は、収入や勤務時間が人によってまちまちです。

ラジオパーソナリティーとラジオDJの違い

ラジオパーソナリティーのほかにも、ラジオの司会進行を行う人で「ラジオDJ(ディスクジョッキー)」という名前も聞いたことがあるのではないでしょうか?

ラジオDJとは、主にラジオ番組の中でもとくに「音楽を流すことをメインとしている番組の司会進行を務める人」のことを指します。
一方でパーソナリティーとは、音楽ではなく「トークを主体として番組の司会進行役を務める人」のことです。

ただし現在は、そこまで厳密に両者の違いが定められているわけではありません。

ラジオパーソナリティーの仕事内容

ラジオパーソナリティーの仕事は、番組の内容によって異なります。
ニュースや最新の情報を提供する番組では、内容を正しく私情を交えず分かりやすく読むことが仕事です。

ラジオは、映像がない分、物事を正しく伝えることが困難なこともあります。
そのようなときでもリスナーに分かりやすく伝えることも重要です。

また、ラジオパーソナリティーの仕事は、番組でトークをしたり進行したりするだけではありません。

パーソナリティーや番組によっては、企画をスタッフと考えることもあります。
スタッフとの打ち合わせやリスナーからのメール・手紙のチェックなど、番組を収録する以外の場所でも、さまざまな仕事をこなすのもラジオパーソナリティーの仕事です。

ラジオパーソナリティーのやりがい

さまざまなマスメディアがある中で、ラジオはお客様であるリスナーとの距離が非常に近く、コアなファンが付きやすい媒体です。

そのためラジオパーソナリティーとして働いていると、自分の話したことでリスナーを勇気づけられたり、前向きな気分にさせたりできることがあります。
そのようなときには、ラジオパーソナリティーとしてのやりがいを感じられるでしょう。

また自分自身の考え方や好きな音楽などを、リスナーに紹介しさまざまな反応が得られることも、やりがいにつながります。

ラジオパーソナリティーの仕事の流れ

放送するラジオ局

ラジオパーソナリティーは、担当するラジオ番組の時間帯によって生活が左右されます。
夜中に生放送の番組を担当していれば、一般的なサラリーマンの働く時間帯とは逆転した生活となる可能性もあるでしょう。

通常、番組の始まる1~2時間前にはスタジオに入り、番組スタッフとの打ち合わせやリスナーのメールや手紙のチェック、かける音楽の選定などを行って本番に備えます。
番組が終わると、次の打ち合わせや反省会などを行うのが一般的です。

休日や収録の合間には、仕事に役立つネタ探しや知識を増やす努力をしています。

ラジオパーソナリティーに求められる資質や能力は?

ラジオパーソナリティーは「番組の顔」という重要な役割を果たしています。
そのような人になるには、どのような資質や能力が必要なのでしょうか?

正しい発音で活舌よく話せる

音声だけでさまざまなことを伝えなければならないラジオパーソナリティーは、誰にでも理解できるよう正しい発音で、活舌よく話せなければなりません。

また、無音になってしまっては番組が成り立たない上に、リスナーを不安にさせてしまいます。

更にラジオは、無音の時間が規定時間を超えると「放送事故」になり、総務省に届け出なければならない決まりがあります。
放送局によって5秒・20秒など規程の時間は異なるものの、無音が続かないよう間を置かずスムーズに話せることも、ラジオパーソナリティーに求められるスキルです。

自分の言葉で話ができる

ラジオパーソナリティーは原稿を読むだけではないため、自分の言葉で話ができることも必要です。

個性的なトーク力は番組を盛り上げ、人を惹きつけます。

とくに一人で番組を進めるラジオパーソナリティーは、独り言をリスナーに聞かせるようなもの。
優れたラジオパーソナリティーの話術は番組を盛り上げ、リスナーの心をつかむでしょう。

豊富な知識をもっている

知識が豊富なラジオパーソナリティーは、ラジオ業界では非常に重宝がられます。
特定の情報に特化した番組を任せられますし、豊富な引き出しを使って多くのリスナーを惹き付けることもできるでしょう。

普段からさまざまなジャンルのことに興味を持ち、アンテナを広げておくことが、幅広く仕事を受けるためにも重要です。

提案力がある

ラジオパーソナリティーは、企画段階から参加し番組の企画を提案することもあります。

番組の企画は、ターゲットとするリスナーやニーズを考慮し提案しなければ通りません。
常日頃からさまざまなジャンルに興味をもち、ネタ探しをする意識が必要です。

ゲストの魅力を引き出せる

どのような人が相手でも、相手のよさを最大限引き出せる力があるラジオパーソナリティーがいると、ゲストの人も安心です。

ラジオ番組には、さまざまなゲストが訪れます。
話が得意な人だけではなく、口下手な人や人見知りの人など、トークが弾みにくい人がいらっしゃることもあるでしょう。

どのようなゲストでも、リスナーにゲストの魅力が伝わるよう対応できるチカラが必要です。

何よりもラジオが好き

テレビではなくラジオのパーソナリティーを目指そうとするような人は、もともとラジオ自体好きな人が多いのではないでしょうか?

昔からラジオに慣れ親しみ、そのよさを知っていることで、ラジオならではの魅力を多くのリスナーに伝えられます。

好奇心が旺盛

ラジオパーソナリティーは、自分の番組内で常に自分が興味のある内容を取り上げるわけではありません。
しかし興味がなさそうな様子は、声を通してリスナーに伝わってしまいます。

これまで興味関心をもったことのない話題でも、好奇心をもって話ができることはラジオパーソナリティーに必要な能力のひとつです。

臨機応変に対応できる

ラジオでもとくに生放送の場合、トラブルが付きものです。

予定よりも時間が数秒余ってしまった、来る予定のゲストが来られなかった、中継が途切れてしまったといったトラブルの際は、ラジオパーソナリティーの機転が試されます。

臨機応変にその場を収められるアドリブ力は、スタッフからも一目置かれ、信頼を得られるでしょう。
場合によっては、新たな仕事を得られる可能性もあります。

ラジオパーソナリティーになるには?

放送部の高校生たち

さまざまな資質や能力が求められるラジオパーソナリティーは、誰もが簡単になれるわけではありません。
しかし絶対にこの資格がなければなれないといった決まりがあるわけでもなく、ラジオパーソナリティーになるための道は複数存在します。

どのような道があるのか、考えてみましょう。

ラジオパーソナリティーを目指せる大学・学部

ラジオパーソナリティーになる方法のひとつに、話し方や正しい声の出し方などを学べるスクールや専門学校へ通う方法があります。

実際に現場で活躍する人の話を聞けたり、在学中からイベントの司会進行やナレーションといった仕事を経験できたりなど、将来に役立つ経験ができるのも特徴です。
才能があれば、芸能プロダクションからお声がかかる可能性もゼロではないでしょう。

しかしラジオパーソナリティーの仕事の特性上、大学で幅広い知識や雑学を身に付けることやさまざまな経験をすることも後々役立ちます。
また、実際に業界で活躍する人から具体的なスキルを学べることや放送業界に人脈ができることなど、メリットも多くあるでしょう。

ラジオパーソナリティーの仕事に深く関わる、マスコミュニケーションについて学べる大学がオススメです。

・愛知淑徳大学(創造表現学部 創造表現学科)/愛知県
・江戸川大学(メディアコミュニケーション学部 マス・コミュニケーション学科)/千葉県
・東海大学(文化社会学部 広報メディア学科)/神奈川県
・羽衣国際大学(現代社会学部 放送・メディア映像学科)/大阪府

また、アナウンス研究会や放送部のある大学も実践的な学びがあります。

・早稲田大学「アナウンス研究会(WAK)」
・関西大学「放送研究会」

ラジオパーソナリティーを目指せる仕事場

ラジオパーソナリティーになるためには、最初から「ラジオパーソナリティー」として活動する方法だけでなく、関連する仕事に就きその流れで目指す方法もあります。

ラジオパーソナリティーの道が開ける就職先としては、放送局や芸能プロダクション、声優プロダクションなど。

ラジオ局をもつ放送局にアナウンサーとして就職すれば、ラジオ番組を担当できる可能性もあるでしょう。
最初はアシスタントのような立場でも、人気が出て才能が認められることで自身の番組をもてるかもしれません。

また、芸能プロダクションや声優プロダクションにタレントとして所属することでも、ラジオパーソナリティーになるチャンスがあります。

就職しなくてもラジオパーソナリティーになれるのか

放送局やプロダクションに入らなくても、ラジオパーソナリティーになるチャンスがあります。

ラジオ局が行うオーディションを受け、ラジオパーソナリティーになる方法です。
ラジオパーソナリティーになりたい人は多く、狭き門ですが、しっかり技術や話術を身に付けることで、道が開ける可能性もゼロではありません。

また近年は自分自身のラジオ番組をもち、配信することも手軽にできるようになりました。
「Spoon」や「stand.fm」といった音声配信アプリも充実しています。

話術は、経験を積むことで上達します。
最初は少ないリスナーから始めることにはなりますが、実力があれば徐々に人気番組に成長させることもできるでしょう。
場合によっては、ラジオ局からスカウトの声がかかる可能性もあります。

ラジオパーソナリティーのキャリアプラン

朝の生放送が流れるラジオ

ラジオパーソナリティーは、最終的にどこで番組をもちたいかが、キャリア形成のポイントです。

将来は、民放キー局のラジオパーソナリティーとして冠番組をもつことで、さらに多くのリスナーに聴いてもらえるようになるでしょう。

キャリアアップができれば、短時間の番組から1時間や2時間の番組を担当させてもらえる可能性もあります。
また朝やお昼の視聴者が多い時間帯を担当できるようになったり、月曜から金曜までのレギュラー番組のパーソナリティーになったりもできるでしょう。

ほかにも、ラジオ部門のパーソナリティー賞の受賞や高い聴取率をとるといったことも、目標のひとつになります。

また、放送局勤務の人でも人気のラジオパーソナリティーになれば、フリーランスになり多方面で活躍できるチャンスが開ける可能性もあるでしょう。

ラジオパーソナリティーを「JOB-BIKI」で検索しよう

ラジオパーソナリティーになるためには、特別必要な資格はありません。
また、大学を卒業していなくてもなれる可能性のある職業です。

しかし、ラジオパーソナリティーには幅広い知識や提案力が求められるため、大学へ進学して知見や経験値を増やすことは大きなメリットです。

どのような大学へ行けばよいか迷ったら「JOB-BIKI」で「ラジオパーソナリティー」と人物検索してみましょう。
実際にラジオパーソナリティーとして活躍する人々が、どのような大学出身か調べられます。

ぜひ、志望校決定の参考にしてください。

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