銀行員になるには?仕事内容や年収、目指せる大学・学部も紹介
2022.09.12
金融関係の職業といえば、多くの人がイメージするのは「銀行員」ではないでしょうか?お金を預けたり、振込をしたりするなど、高校生の皆さんの家庭でも日頃から銀行を利用していることでしょう。
この記事では、銀行員の仕事内容や銀行員を目指すための方法について紹介していきます。銀行員に求められる資質・能力や、銀行員になった後のキャリアプランについても解説しますので、ぜひ進路選択の参考にしてくださいね!
お金を扱う金融業界には、銀行以外にも証券会社や保険会社などもありますよ。金融業界全体を視野に入れておきたい人は、以下記事も参考にしてみてください。
金融関係の仕事のやりがいとは?就職先の種類、年収などを解説 (gyakubiki.net)
目次
銀行員とは?
銀行員とは、銀行に勤務している人のことです。職種や配属部署にかかわらず、勤務先が銀行の人は一般的に銀行員と呼ばれています。
金融業界には大きく分けて、「銀行」「証券」「保険」という3つの分野があります。これらのうち、お金を預かって管理する「預金」や、お金を貸し付ける「融資」などの業務を扱っているのが銀行です。
ちなみに、信用金庫や信用組合は、銀行とよく似ていますが、顧客が異なります。それらの違いを下表にまとめましたので、参考にしてみてくださいね。
■銀行・信用金庫・信用組合の違い
銀行 | 信用金庫 | 信用組合 | |
根拠となる法律 | 銀行法 | 信用金庫法 | 中小企業等協同組合法 |
組織形態 | 株式会社 | 非営利法人 | 非営利法人 |
主な顧客 | 制限なし | 地域住民・中小企業 | 地域住民・中小企業 |
銀行員の仕事内容
銀行員の仕事は、配属先の部署によって多岐にわたります。大きく分類すると、銀行員の主な仕事内容は次の3つです。
・預金業務
預金業務はお客からお金を預かる仕事で、高校生の皆さんにもきっとなじみが深いでしょう。銀行口座に預金がある人は、残高分の金額を銀行に預けていることになります。預かったお金は銀行内に貯めておくのではなく、銀行員が商売などのためにお金を必要な人に貸し付けたり、銀行員が国内外の債券や株式、不動産などへ投資運用したりして、銀行の利益を生み出しているのです。
・貸付業務
貸付業務は、資金が必要な個人やクライアント(企業など)にお金を融資する仕事です。個人向けの住宅ローンなどをはじめ、企業などの開業や追加設備投資などのための貸付が該当します。貸し付けたお金は、利息をつけて返済してもらうことになるため、利息が銀行の利益となります。
・為替業務
為替業務は、銀行の口座間で資金を移動させる業務です。銀行は資金移動を仲介し、手数料などの収入を得ます。振込や振替をイメージするとわかりやすいでしょう。最近ではスマートフォンのアプリで手軽に送金や振込ができるようになりましたが、銀行では昔から独自のシステムによって為替業務を担ってきたのです。
銀行員の仕事のやりがい
銀行員はいうまでもなく、お金を扱う仕事です。お金は手段として使うと、個人・法人にかかわらず、実現できることが数多くあります。
例えば、「家を建てたい」という個人のお客は数多くいますが、現金を一度に払って住宅を購入できる人はごく一部です。銀行が住宅ローンという商品を提供することで、個人でも念願のマイホームを手に入れ、月々の分割払いで返済していくことが可能となります。
法人の場合は、新たな事業に挑戦する際、まとまった資金が必要になることは少なくありません。銀行が融資という形で資金のサポートを行ったことが、業績を飛躍的に伸ばすきっかけになることもあります。
銀行員は、このようにお金という手段を通じて、個人やクライアントの夢や挑戦をサポートできるすばらしい仕事。さまざまなお客が夢を叶えていく姿を目の当たりにできることは、銀行員として大きなやりがいとなるはずです!
銀行員の仕事の流れ
銀行員の仕事は、総合職と一般職に大きく分けることができます。総合職はあらゆる仕事を担当するのに対して、一般職は内勤の事務仕事がメインであり、キャリアアップも限定的となります。ここでは例として、総合職(支店勤務)の法人融資業務の流れを見ていきましょう。
1. 融資の受付
クライアントの経営者や担当者による融資の申し出を受け付けます。資金の用途や事業計画、最近の業績、希望融資額、返済期間などを詳細にヒアリングし、審査に必要な書類や資料を漏れなく用意してもらうことになります。融資の際には、クライアントに資産を担保として提供してもらうのが一般的です。
2. 審査
クライアントから預かった資料のほか、クライアントに関するさまざまな情報を収集した上で、融資が可能かどうかを判断していきます。融資の担当者と連携して、クライアントの業績や経営状況をはじめ、現在の借入状況や過去の返済実績、返済計画などをベースに、融資に問題がないか確認していくのです。融資可能と判断されたら、上長に融資の決裁申請を行います。融資額が大きい場合は、本店の融資部へ判断を委ねることも。
3. 融資の実行
承認を得た融資額をクライアントに伝え、了承したらいよいよ入金へと移ります。クライアントが指定した口座へ融資額を入金し、融資完了です。その後もクライアントとの信頼関係を構築しながら、経営状態にも注意を払っていきます。
銀行員の年収
東京商工リサーチの「平均年間給与」(2022 年度)によると、銀行員の平均年収は、617万8,000円です。日本の平均年収は約450万円なので、銀行員の年収は高めです。ただし、銀行員といっても銀行の規模や種類によって年収は異なります。銀行の規模・種類ごとに、下記にて年収の目安をまとめました。
参考:2022年度銀行の年間給与 平均617万8,000円、前年比11万円増 トップはあおぞら銀行が15年ぶりに返り咲き | TSRデータインサイト | 東京商工リサーチ (tsr-net.co.jp)
メガバンク(大手都市銀行)
メガバンクは日本の銀行の中で特に年収が高く、平均年収は750万円以上です。順調に昇進していけば、30代で年収1,000万円に到達する人もいます。
地方銀行
地方都市を代表する地方銀行では、銀行員全体の平均年収よりもやや高い年収(620万円以上)を得られることも。メガバンクの待遇には届かないものの、高い水準の年収となっています。
第二地方銀行
地方銀行よりも後に免許を受けた地方の銀行を、第二地方銀行といいます。第二地方銀行の平均年収はおよそ550万円と、地方銀行よりも低めです。
外資系銀行
海外資本の外資系銀行の多くは、日本の銀行よりも給与水準が高い傾向があります。年功序列が根強く残っている日本の銀行と比べて、成果主義が貫かれているからです。成果を出せば若手でも年収1,000万円以上を得ることができます。
銀行員に必要な資質と能力
銀行員にはどのような資質や能力が求められるのでしょうか。ここでは、銀行員に特に重要な資質・能力を押さえておきましょう。
簿記や金融の知識
銀行員はお金のスペシャリスト。金融に関する知識が欠かせません。貸借対照表や損益計算書などの財務諸表を読み込む際に、日商簿記2級程度の知識は必要となります。入行時に日商簿記2級を取得していない場合は、入行後に取得を促されると考えたほうが良さそうです。
また、総合職の場合は、金融全般に関する豊富な知識が求められます。金融商品には膨大な種類や数があることに加え、銀行業務に関連する法律が改正されることも珍しくありません。銀行員になってからも常に勉強を続け、銀行業務検定やファイナンシャルプランナー、中小企業診断士など、各種資格試験に挑戦していく必要があります。金融全般に興味があり、勉強し続けていくことを楽しめる人に向いている仕事といえるでしょう。
正確性や責任感
銀行はお金を扱う仕事なので、正確かつ責任感を持って仕事を進められる人が銀行員向きです。決められた手順を必ず守り、確認を怠らないきめ細かさが求められる仕事だからです。
銀行の窓口業務が終了してから終業時刻までの数時間は、1円単位まで帳尻が合っているか確認する作業があります。ここで1円でもずれていると、原因がわかるまで銀行員は仕事を終えることができません。ちょっとした気の緩みがミスを招くため、常に緊張感を持って勤務する必要があります。
また、正確性や責任感は、銀行の信頼を維持する上でも重要な資質です。たくさんの取引をしているクライアントから、少しでも「仕事がいい加減ではないか」と思われてしまったら取引中止を告げられ、銀行の経営に影響を及ぼしてしまうかもしれません。銀行員がクライアントの信頼を得るための、責任感ある行動はとても重要なのです。
コミュニケーション力
銀行員は、多くの人と日常的に会話を交わす仕事です。相手の話にしっかりと耳を傾け、的確な受け答えをするコミュニケーション力が求められます。外回りを担当する総合職はもちろんのこと、内勤の一般職にとってもコミュニケーション力は欠かせない資質です。
特に銀行を頼ってくるクライアントは「融資を受けたい」「事業資金が必要だ」など、何らかの困り事があって相談しているはず。お客が置かれている状況を見極めた上で、的確な提案をする必要があります。コミュニケーション力があることで、「安心して相談できそうだ」という信頼感にもつながりますからね。
語学力
メガバンクだけでなく、地方銀行業務にもグローバル化の波は押し寄せています。担当業務によっては、海外進出を予定していたり、すでに海外で事業展開していたりするクライアントを担当することもあるでしょう。
語学力がある人は海外事業に関わるチャンスが得られるなど、昇進の評価を手にできるチャンスも広がります。これからの銀行員の仕事は、語学力も求められるぐらいグローバルな仕事といえるのです。
銀行員の将来性
銀行員を取り巻く環境は、厳しくなりつつあります。銀行員は長らく安定した職業の代名詞のようにいわれてきました。しかし、最近では大規模なリストラ(人員削減)に踏み切る銀行も増えてきており、必ずしも安定した仕事とは言い切れなくなっているのです。
昨今はインターネットサービスを使って振込や残高照会、住所変更などの手続きができるようになったため、お客が銀行の支店を利用する機会は激減し、各地で閉鎖・統合が相次いでいます。支店が減らされるということは、支店で働く銀行員の数も減らされるということを意味します。
国内では利益が出しにくくなっている今、グローバルな展開を図る銀行は、今後の発展が期待できます。国外に事業展開している銀行や外資系銀行、顧客企業の海外進出をサポートしている銀行などです。
また、近年では、テクノロジーが金融業界の在り方を大きく変えています。そのため、金融企業で使われるシステムを開発する「金融エンジニア職」は将来性のある仕事と言えるでしょう。
「エンジニア職は、理系出身でないと難しいのでは?」と思った人もいるでしょうが、三菱東京UFJ銀行やみずほ銀行の募集要項を確認してみると、応募要件に学部による縛りはないようです。
銀行員はすでに「就職すれば一生安泰」といえるような仕事ではなくなりましたが、今後新しい視点で銀行を盛り上げていきたいと考えている人にとっては、やりがいのある職業といえそうです!
参考:システム・デジタル | 三菱UFJ銀行 | Recruiting Information (mufg.jp)
募集コース・募集要項|新卒採用情報|みずほFG:採用情報サイト (mizuho-fg.co.jp)
銀行員になるための方法とは?
銀行員になるには、どのような進路を選べば良いのでしょうか。銀行員の世界の現状と併せて、目指すべき進学先や就職先を見ていきましょう。
銀行員の世界の現状
銀行員を取り巻く環境は、厳しくなりつつあります。銀行員は長らく安定した職業の代名詞のようにいわれてきました。しかし、最近では大規模なリストラ(人員削減)に踏み切る銀行も増えてきており、必ずしも安定した仕事とは言い切れなくなっているのです。
昨今はインターネットサービスを使って振込や残高照会、住所変更などの手続きができるようになったため、お客が銀行の支店を利用する機会は激減し、各地で閉鎖・統合が相次いでいます。支店が減らされるということは、支店で働く銀行員の数も減らされるということを意味します。
近年では、テクノロジーが金融業界の在り方を大きく変えています。銀行員はすでに「就職すれば一生安泰」といえるような仕事ではなくなりましたが、今後新しい視点で銀行を盛り上げていきたいと考えている人にとっては、やりがいのある職業といえそうです!
銀行員になるための勉強ができる大学・学部
銀行員の総合職での就職を目指すなら、大学卒業は必須といっていいでしょう。銀行の規模の大小を問わず、総合職採用は大卒以上を条件としている銀行が多いからです。
銀行員は皆さんの親世代が抱く安定的なイメージもあって、就職先として人気の高い業界であることに変わりはありません。メガバンクや地方銀行の場合は、特に学歴が問われることは押さえておきましょう。
大学の学部・学科についてはあまり問われませんが、金融業界に関心の高い学生は、経済学部や経営学部、商学部などで学んでいます。こうした学部へと進学すると、銀行出身の大学教員がいたりしますので、銀行員志望の学生に向けた情報が入りやすいようです。
経済学部や経営学部、商学部のある大学の一例は、以下の通りです。
銀行は文系出身者が多いイメージですが、近年の銀行では、理系の専門知識や技能を持つ人材を重視する傾向が強まっています。「理系だけど、銀行で働きたい」という人は、以下記事を参考にしてみてください。
銀行員になる場合、大学の理系で学ぶメリットとは? (gyakubiki.net)
JOB-BIKI(ジョブビキ)では、有名な銀行一覧とそこで働く人の出身大学が確認できます!ぜひ進路選びの参考にしてみてください。
銀行員に必要な資格や受験すべき試験
銀行員として働くにあたって、特別な資格や免許は必要ありません。しいて挙げるとすれば、営業の外回りで車を使うことが多々あるため、普通自動車免許は取得しておいたほうがいいでしょう。
金融関係の知識を身につけるという意味では、取得しておきたい資格はいくつかあります。下記に、銀行員として就職する時点で取得しておくと有利になる可能性のある資格と、入行後に取得が推奨される資格をまとめました。ぜひ、参考にしてみてくださいね。
<銀行員を目指す上で有効な資格>
・日商簿記検定(2級以上)
・ファイナンシャル・プランニング技能士(2級以上)
・TOEIC(700点以上)
<入行後に取得が推奨される資格>
・証券外務員
・生命保険募集人
・損害保険募集人
・銀行業務検定試験
・宅地建物取引士
・中小企業診断士 など
銀行員になるために今からできること
銀行員になるために高校生のうちからできることは、以下の通りです。
- 新聞やニュースで、国内政治や世界情勢を把握しておく
- 金融業界を志望する理由や、志望する銀行を選んだ理由などを考えておく
銀行員を目指すなら、日頃から新聞を読み金融知識をつけておきましょう。金融業界は世界経済と密接に関わっており、新聞から最新の経済動向を学ぶことで金融への興味関心をアピールできます。また、経済記事を読み解くことで基礎的な金融知識が身につき、銀行員としての適性をアピールすることにもつながるからです。
また、銀行の面接では必ず志望動機を聞かれます。金融業界を志望する理由だけでなく、なぜその銀行なのかまで考えておく必要があります。そのためには、志望する銀行の経営理念や特色をしっかりと研究することが大切です。自分の価値観と銀行の方針が合致している点を見つけ、具体的にアピールできるよう準備しておきましょう。
インターンに参加して銀行員の仕事を知ろう
銀行員を目指すなら、インターンに参加してみましょう。インターンとは企業に就職する前の職業体験みたいなもので、一般的に大学3年生の夏休みや冬休みに1~5日程度で開催されます。
インターンシップに参加できれば、実際の業務を体験できるので、銀行の仕事内容を深く理解できるほか、就職面接でのアピール材料になります。インターンでしか得られない情報をもとに志望動機や自己PRを作れるので、他の人と差をつけるチャンスです。
ただし、インターンシップは誰でも参加できるわけではありません。インターンシップの倍率は公表されていませんが、銀行の求人倍率の高さを考えると、インターンシップの倍率も非常に高いと予想されます。
リクルートワークス研究所の大卒求人倍率調査(2025年卒)によると、2025年3月卒における金融業の求人倍率は0.23倍です。これは、100人応募したうち23人しか採用されないことを表します。
インターンシップに参加するには、書類選考やWEBテスト、個人面接などを通過する必要があるため、エントリーシートや面接などの対策が必要になることを覚えておきましょう。
銀行員になるために目指すべき就職先
銀行員になるには、もちろん銀行に就職する必要があります。ただし、就職する銀行の規模や種類によって、入行難度が大きく異なる点に注意してください。
・メガバンク(大手都市銀行)
メガバンクは、本店を大都市に置き、全国展開している銀行です。メガバンクの競争率は非常に高く、入行は狭き門です。経営者層には有名難関大学出身者が多く、新卒採用者も同様の大学生が多いことから、かなり学歴を重視すると考えたほうがいいでしょう。
・地方銀行
地方銀行はメガバンクほど競争率が高くありませんが、応募者数が多いことに変わりはありません。地方において各銀行本拠地では、どの企業よりも入社難度が高い場合もあるほど。入行を目指すなら、インターンシップに積極的に参加するなど、早い時期から就職活動に取り組んでおく必要があります。
・第二地方銀行
第二地方銀行は、業務内容の面でいうと地方銀行とほぼ同じですが、メガバンクや地方銀行と比べると、新卒採用の競争率は高くありません。採用実績校も偏っておらず、幅広い大学の学生を採用しています。ただし、メガバンクや地方銀行に比べると、待遇面での差はあります。
・外資系銀行
外資系銀行は海外資本の銀行で、クライアント向けに資金調達やM&A(合併と買収)などの活動を中心に行っています。メガバンクを上回る高年収が支給されることから、昨今では大学生にも人気があります。日本の企業とは雇用制度やカルチャーが異なるため、実績を上げられないと解雇される可能性も。
銀行員になった後のキャリアプラン
銀行員になった後のキャリアプランには、就職先の銀行で昇進を目指す道と、キャリアチェンジしてほかの業界で活躍する道があります。それぞれのキャリアプランについて詳しく見ていきましょう。
昇進を目指す
銀行員として着実に昇進していくと、主任、係長、課長代理、課長、次長、さらに副支店長や支店長へとステップアップすることになります。さらに、執行役員、頭取(一般企業の社長に相当)などの経営層まで到達できる人もいます。
銀行に入ってからも定期預金の申込数や融資額などを競う厳しい競争が待ち受けていますが、競争を勝ち抜いて昇進を目指すのは、銀行員として王道のキャリアプランといえるでしょう。
他業種の営業職に転職する
銀行員としての営業経験は、他業種の営業職でも存分に活かせる可能性があります。企業のお金の流れを把握しているため、金融知識を活かして営業や提案を行うことができるからです。
実際、銀行員から保険会社やコンサルタントなどへと転職する人も数多くいます。安定性の高い仕事を求めて、公務員に転職をする人もいるようです。
他業種の財務・会計部門に転職する
銀行員として培ってきた金融関連の知識は、さまざまな企業の財務・会計部門で重宝されます。銀行員として融資の裏側を熟知していることから、反対に銀行へ融資を申し込む側に回った際、活かせる知識は数多くあるのです。数字に強く、またリスク管理能力も備わっている銀行出身者は、企業経営の屋台骨を支える重要な部門で強い存在感を発揮することでしょう。
起業する
銀行員としての知見を活かして、起業する人もいます。起業家にとって、事業資金をどのように調達するのか、資金繰りをどう判断するかは非常に重要なポイントです。お金の流れを把握している元銀行員だからこそ、事業の将来性を冷静に見極め、経営者として手腕を発揮できる可能性が高まるのです。
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銀行員はお金を扱うプロフェッショナル。お金を媒介にして、お客との信頼関係を築いていく仕事です。銀行を取り巻く状況は大きく変化しつつありますが、世の中に経済というものがある限り、銀行が消滅することはないでしょう。銀行員の仕事内容や必要な資質・能力を十分に理解して、銀行員への道を歩んでいきましょう!
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