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勉強に集中できない!受験勉強に集中できない理由と集中できる方法

2022.08.03

カテゴリー:
集中力を欠いている受験生

高校生の皆さんは、受験勉強に取り掛かっているはずなのに、「いつの間にか集中力が切れてしまい、気づいたら何も進んでいなかった…」とショックを受けた経験はありませんか?受験本番までの限られた時間の中で効率的に勉強をするために、集中力を途切らせない方法があるなら、知っておきたいですよね。
この記事では、高校生の皆さんが勉強に集中できない理由と、勉強に集中する方法をご紹介します。ぜひ参考にしてみてください!

大学受験に臨む高校生が勉強に集中できない理由

人間が勉強に集中できなくなるのは、いったいなぜなのでしょう?ここでは、受験生によくある勉強に集中できない理由を5つご紹介します。

1.具体的な目標や進学後のイメージがない

「目指すべき志望校が決まっていない」「大学でどんなキャンパスライフを送れるのか、送りたいのか想像できない」など、大学受験をする目的自体がそもそも明らかになっていない。これは、とても大きなハンデです。
「なぜ自分は机に向かっているのか」が定まっていないと、モチベーションや集中力を欠いたまま勉強することになってしまいます。それでは、貴重な時間がもったいないと思いませんか?
まずは具体的な目標を定め、そこに進学するイメージをつくる。それだけでやる気が湧いて、集中力も変わってくるはずです!

2.睡眠時間が不足している

高校の授業や部活動など忙しい合間を縫って勉強時間を確保するため、寝る時間を削って夜遅くまで勉強している人もいるでしょう。ただ、睡眠不足の状態では、集中力が間違いなく低下します。
頭が冴えない状態で勉強しても、なかなか覚えられない、あるいはケアレスミスを頻発するなど、効率の悪い勉強時間になってしまいますよ!

3.漫画やゲーム、スマートフォンなどが近くにある

勉強机の上に、好きな漫画やゲーム、スマートフォンなどがあったら、当然気が散ってしまって集中力が途切れてしまいますよね。特にスマートフォンは近くにあると、SNSなどの通知が鳴るたびに気になってしまうはず。少なくともスマートフォンは、勉強時間中は遠ざけておくべきでしょう。

4.ルールを決めず友達といっしょに勉強してしまう

一人で勉強するよりも友達と勉強すると、時と場合によっては集中力が高まるでしょう。しかし、多くの場合、「◯時までは集中して勉強する」「指定の場所で休憩する」などの約束やルールを設けずいっしょに勉強するため、「集中した勉強時間」は実現できずに終わります。友達に話しかけられて気が散ってしまったり、それに応じて話が盛り上がってしまったりして、結果として勉強に集中できなくなるのです。

5.長時間勉強をするスタミナが不足している

勉強と体力は、一見つながりがないように思うかもしれません。しかし、椅子に座って机の前に長時間いることは、思いのほか体力を消耗するもの。この勉強し続ける体力(スタミナ)そのものが不足していると、勉強をしているうちに疲れてしまい、姿勢を正して座っていられなくなるか、あるいは集中力が途切れて勉強以外のことを始めてしまう可能性があります。
長時間勉強を続けられるスタミナをつけるため、少しずつでも筋トレやランニングを始めてみてはいかがでしょう。


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大学受験の勉強に集中する方法:環境づくり編

高校生が受験勉強に集中するためには、どのようにしたらいいのでしょうか。まず始めに、環境の整備が必要です。環境によって、勉強に集中できるかどうかは大きく異なります。
ここでは、勉強に集中しやすい環境について解説しています。

机には受験勉強に関連するものだけを置く

受験勉強をしているときに視界に入る机の上には、少なくとも受験に関連するものだけを置くようにしましょう。受験勉強に関係する教科書はもちろん、辞書や参考書、筆記用具などについては、手が届く範囲に固めて置くのがおすすめです。教科書などを取るために席を立って、部屋の中に目を向けるだけでも、集中力が途切れてしまうおそれがあるからです。

適温に保ち、マメに換気をする

受験生が集中して勉強できるような、空気環境を整えることも重要です。夏は冷房、冬は暖房器具を使って室温を調節する際には、22〜25℃の設定がベストです。
特に冬は注意が必要!部屋を閉め切って室温を温かくしすぎると、室内の酸素が不足し、二酸化炭素が充満するため、眠くなりやすいからです。昔の言葉で「頭寒足熱」といわれるように、頭は温めず、足は厚手の靴下やスリッパで温めるようにすると、寒さを感じることなくスッキリした頭で勉強できるはず。

また、定期的な換気で部屋の空気を入れ換えることも重要です。換気をしないと、室内の二酸化炭素が高まるため、集中力が低下します。
少なくとも1時間に1回は、窓を開けるなどして換気をしておきたいですね。

耳栓で遮音する

歌詞のある音楽やラジオを聴きながら勉強するのは基本的にはおすすめできません。ただ、そのような音を耳に入れなくても、今度は周囲の工事の騒音や生活音が気になって集中できないこともありますよね。その場合には、耳栓で音をシャットアウトすることをおすすめします。
耳栓はスポンジタイプがよく知られていますが、長時間でも痛みを感じにくいシリコン製も売られています。騒音を打ち消すノイズキャンセリング機能がついたデジタルタイプの耳栓もあるので、ぜひ探してみてはいかがでしょう?

図書館や自習室を利用する

家ではついリラックスをしてしまって、勉強がはかどらない受験生は、図書館や学校の図書室、塾の自習室を利用して勉強するのがおすすめです。図書館や自習室は静かで集中しやすいだけでなく、実際に多くの人が勉強しています。周りに同じように勉強している人が多いと、「自分だけ怠けているわけにはいかない!」とモチベーションも上がりやすくなるはず。

大学受験の勉強に集中する方法:スケジュール編

スケジュールに沿って過去問を解く受験生

 
受験生に限らず、人間は予定がないと、ついダラダラしてしまうもの。ゴールまでの時間に限りがある受験生は、しっかりスケジュールを立てて、日々時間管理をしましょう。
続いては、勉強の集中力を高めるためのスケジュールの立て方について解説します。

月・週・日単位で学習スケジュールを立てる

高校生が勉強に集中するには、学習スケジュールをしっかり立てておくことが重要です。学習スケジュールを立てるには、受験日から逆算し、こなすべき勉強の項目と必要な日数を洗い出します。そこから月、週、日単位それぞれに落とし込んでいくのです。
このように細かく学習スケジュールを立てれば、おのずと計画的に勉強できるようになるはず。

自分の集中できる時間を計測する

人間が長く集中できる時間は45~60分。成長するにしたがってその時間は伸び、それでも最大90分なんだとか。小学校の授業時間が45分だったのは、そういった根拠があったのですね。
高校生の段階でも、集中できる時間は人それぞれ。時間を区切らずに勉強していると、集中力が途中で切れてダラダラと勉強してしまうおそれがあります。そこで、「自分が集中できる時間」を計測し、その単位を把握しておきましょう。すると、それに合わせて学習スケジュールが組みやすくなるはず。

1時間以内に集中力が切れる人は、25分勉強して5分休憩し、また25分勉強して…を繰り返す「ポモドーロテクニック」の利用がおすすめです。短い休憩を挟むことで、集中力をより高められますよ。

余裕を持った計画を立てる

受験本番から逆算して学習スケジュールを立てるときには、必ず余裕を持った計画にするのがコツです。なぜなら、人間は怠けたり、忘れたり、サボってしまったりするから。それはもちろんあなただけではなく、みんなそうなのです。
余裕のない計画の中でタスクが達成できなかった場合には、タスクがどんどん先送りされることになります。このしわ寄せされたタスクが積み重なると、罪悪感や劣等感から勉強が嫌になってしまい、モチベーションが下がる可能性があるのです。計画は、必ず少しずつ達成できるものにしましょう。

夜型より朝型にシフトする

受験勉強というと、夜に取り組むものと思い込んでいませんか?実は、朝のほうがいい場合もあります。
そもそも夜は、学校や塾、部活動など日中の活動によって、体だけでなく脳も疲れてしまっています。これでは勉強に集中できないかも…。なおかつ、後は寝るだけだと時間制限がないため、ダラダラと過ごして時間を無駄にしてしまいがち。

朝は頭がスッキリしていて効率良く脳が働くので、実は勉強するのにマッチした時間帯です。平日であれば学校に行くまでの時間しかないので、縛りがあるほうが集中できるかも?

大学受験の勉強に集中する方法:勉強法編

受験生が集中して勉強するためには、何より勉強方法を工夫することが第一でしょう。
ここでは、集中力を増す勉強方法をいくつかご紹介します。

得意な教科・科目から取り組む

最初に得意教科・科目を勉強して、モチベーションを高めてから、苦手教科の勉強をするのがおすすめです。
最初に苦手な教科・科目の勉強をしようと思うと、「やりたくない」という拒否反応がわいて、「勉強をしたくないモード」に切り替わってしまうのです。そこで、得意な教科・科目から始めれば勉強に集中しやすくなり、勢いそのまま「自分は勉強できるモード」で苦手教科・科目に取りかかれるはず!

適度にストレッチを行う

勉強で集中するために、軽めのストレッチを挟むのがおすすめです。長い時間勉強していると、どうしても前かがみの姿勢が続いてしまいがち。前かがみの状態が続くと血行が悪くなり、首や肩がこって集中力を失うおそれがあるのです。
そこで休憩時には、肩をぐるぐる回す、背伸びをするなど適度にストレッチをするのがおすすめ。すると血行が良くなり、気分もリフレッシュして勉強を再開できるはず。

達成しやすい小さな目標を決めてこなす

「英単語を10個覚える」「問題集を2ページはやる」と、比較的達成しやすいタスクをリストアップして勉強を始めると、集中して勉強ができるようになりますよ。
どんなに小さなタスクであっても、クリアすれば達成感を感じるもの。それによって、モチベーションが上がるからです。ひとつ終えるごとにタスクをマーカーで消していけば、自分の努力が「見える化」できるので、より効果的です。

大学受験の勉強に集中する方法:モチベーションアップ編

まるでマラソンのような長期間の受験勉強においては、モチベーションをいかに保ち、タイミング良く上げられるかがカギです。
ここでは、受験勉強に対するモチベーションの管理方法についてご紹介します。

眠いときは無理せず仮眠をとる

人間は睡眠不足や疲れから、勉強中に眠くなってしまうこともあるでしょう。それを、「眠るわけにはいかない!がんばらないと」と我慢して勉強を続けていても、結局のところ頭に入りません。
むしろ眠くなったら無理をせず、仮眠をとるほうがおすすめ。10〜20分だけでも仮眠をとれば、頭がスッキリして集中力が上がります。
注意したいのは、勉強中の仮眠は短い時間にすること。長時間寝てしまうと、かえって生活リズムがずれてしまいますよ!

時間限定で好きなものにふれて気分転換する

長い時間勉強をしていると、息が詰まってしまうこともあるでしょう。そんなとき、勉強のことをひとまず忘れて、好きなものにふれてストレス解消するのが集中力を継続させる原動力になります。
大事なのは、「10分間」など時間を厳格に定めること。そのメリハリが大事なのです!
アロマのにおいを嗅いでリラックスする、短時間だけ筋トレをするなど、人によってストレス解消方法はさまざま。自分にとって最適な方法を見つけてみてはいかがでしょう?

「JOB-BIKI」で目標となる仕事や大学を楽しく探す

「散歩のついでに富士山に登った人はいない」という言葉があります。目標やそのための準備がいかに大切か、よくわかりますよね。受験勉強に集中するためにも、目標が明確になっていることが重要です。
進学先は難関大学であるほどいいと思っている人もいるかもしれません。しかし、たまにはちょっと視野を広げて、「将来やりたい仕事を探してみる」のもひとつの手です。
「JOB-BIKI」は、やりたい仕事から大学を検索できるサービスなので、勉強の合間に検索してみると、思いがけず魅力的な仕事や大学に出会えるかもしれませんよ。

集中して勉強するために、「JOB-BIKI」でやりたいこと探しをしよう!

集中して勉強する受験生

 
受験生にとって、大学に進学するまでの時間は有限です。限られた時間を有意義に使うためにも、この記事で紹介した集中する方法を参考にして、勉強をがんばっていきましょうね。
もし、勉強のモチベーションが上がらない場合には、「JOB-BIKI」を使って「やりたいこと」「なりたいもの」で目標を考えてみるのがおすすめ。「自分がやりたいことは何?」「何のために勉強しているのか?」という素朴な疑問で自分の進路を考えてみると、そこに思いがけない出会いが待っているかもしれないのですから。

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