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大学進学を考えるなら要チェック!やめたほうがいい学部学科

2023.12.25

カテゴリー:
落ち込む大学生

高校生のみなさんの中には「将来の夢が決まっているけど、どの学部学科を選べばよいのかわからない」「将来の夢もまだ決まっていない」という人もいるでしょう。この記事では、自分に向いている学部学科や、やめたほうがいい学部の特徴について解説しています。最後まで読めば、自分にあった学部がわかり、将来の方向性も見えてくるはずです。

自分に合った学部を知るためには、まず学部学科の種類を知ることが大事です。たとえば、教養学や国際関係学のような学部を知っていますか?令和4年度の大学の学部数は全国で合計2,500以上といわれており、新しい学部は年々増加しています。自分の興味や適性に合った学問分野を知りたい人は、系統別学問内容リサーチをご活用ください。

大学の学部選びの重要性

大学の学部選びは、4年間の大学生活とその後の就職にも影響するため、かなり重要です。

選んだ学科の専門分野をメインで学ぶため、興味がなければ授業が苦痛になる可能性が高いです。また、ゼミや実験、論文などは主体的な取り組みが必要なので、苦手な学部だと単位を取るのに苦労するでしょう。

興味や適性に合った学部に行けば、充実した大学生活を送れます。また、大学での学びを活かして自分の適性に合った職業に就ける可能性も高まります。

向いている学部学科の選び方

明るい未来に希望を抱く高校生

自分に向いている学部学科の選び方は以下です。

  1. 自分の興味関心のある分野を選ぶ
  2. 将来のキャリアパスを考慮して選ぶ

順番に解説します。

自分の興味関心のある分野を選ぶ

興味関心のある学部学科なら、自分に向いている可能性が高いはずです。

興味関心のある分野なら主体的に学べるため、学びの内容も身になりやすいからです。

たとえば英語に興味があるなら外国語学部や国際学部、モノ作りに興味があるなら工学部といったぐあいです。ただし、同じ学部でも学科によって学ぶことは大きく異なるため、学科選びも重要です。

工学部の学科を例に見てみましょう。

工学部の学科と学びの内容

学科学びの内容
情報系コンピューター技術・ソフトウェア理論・AIの研究
電気・電子系電気回路・半導体・電気エネルギーの活用法
建築系建築・材料や工法・都市開発・デザイン
応用化学系原子や分子
機械系設計や加工に必要な技術や力学

学科によって学びの内容が大きく異なることが分かります。学科選びは、将来の職業選択にも影響するため、慎重に行いましょう。

将来のキャリアパスを考慮して選ぶ 

将来なりたい職業に就ける学部学科も、自分に向いていると言えるでしょう。

すべての学部学科が職業に結びついているわけではありませんが、専門的なスキルや免許が必要な職業もあるためです。分かりやすいところでいうと、医者なら医学部、看護師なら看護学部、弁護士や検察官なら法学部に進むのが一般的です。

「将来の夢は決まっていないけど、できるだけ就職に有利な学部に進学したい」と考えている人も多いと思います。文系と理系で就職に有利といわれている学部の一例は以下です。

文系理系
経済学部・経営学部・商学部工学部
法学部農学部
教育学部理学部
国際系の学部土木・建築学部

ただし、就職に有利という理由だけで選ぶのは危険です。興味を持てそうか必ずリサーチしてから選ぶようにしましょう。

向いていない学部学科の特徴

進路選びに迷う高校生

自分に向いていない学部学科の特徴は以下です。

  1. 興味が持てない学問の学科
  2. 将来の職業につながらない学科

入学してから後悔しないためにも、しっかり把握しておきましょう。

興味が持てない学問の学科

興味がない学部学科は、自分に向いていない可能性が高いです。

高校までは、興味がなくても勉強できたかもしれません。しかし大学での学びは専門性が高くなるため、興味がないとついていけません。
苦手な分野に4年間を費やさないように注意しましょう。

興味が持てない分野を選んでしまう理由は、以下のとおりです。

  • 学歴や偏差値、就職に有利という理由だけで選んだ
  • 学部のカリキュラムや学科の詳細を調べず選んだ

自分にとってやめたほうがいい学部を選ばないためには、現時点で少しでも興味のある分野を選ぶことです。また、学部は得意な分野を選んでも学科選びで失敗している場合もあります。

たとえば「英語でコミュニケーションが取れるようになりたい」と思い外国語学部を選び、なんとなく英米文学を専攻したとしましょう。その結果、英会話のような授業を想像していたのに、苦手な文学を読み進める授業がほとんどであるケースも。

後悔しないためには学部のイメージだけでなく、大学のパンフレットやホームページで講義の内容やカリキュラムをしっかり調べておくことが大事です。

将来なりたい職業につながらない学部

自分が目指している職業につながらない学部も、自分に向いていない学部といえます。

職業によっては、卒業学部や必要な資格の指定があるからです。同じ学科名でも、大学によっては希望する資格が取れないこともあるので注意しましょう。

将来の夢が決まっている場合は、職業から逆算して学部学科を決め、就職時に必要なスキルや資格を身につけましょう。学部や資格を問わない職業の場合は、大学全体の就職実績を基準に選ぶのもひとつの方法です。

学部学科を選びきれないときの解決法3つ

先生に進路相談する高校生

学部学科を選びきれないときは、以下の方法を試してみてください。

  • 周囲に相談する
  • なりたい職業を決める
  • 自己分析をする

順番に解説します。

周囲に相談する

学部学科を決めきれないときは、周囲に相談してみるのもひとつの方法です。

自分では自分のことをよく分からないものです。あなたのまわりの親や先生、友だちのほうが、あなたの適性や得意分野を知っていることもあるでしょう。客観的な意見をもらえることで、自分に合った学部学科が見えてくるかもしれません。

なりたい職業を決める

学部学科を選ぶために、まずはなりたい職業を決める方法もおすすめです。

職業が決まれば逆算して学部学科を決められるからです。なりたい職業がない人は、自分の知っている職業から選ぼうとしているから見つからないのかもしれません。

逆引き大学辞典では、さまざまな職業について解説しています。その職業に就くために進むべき学部学科についてもまとめているので、ぜひ参考にしてみてください。
>>逆引き大学辞典でどんな職業があるのか見てみる

自己分析をする

「自分は何に興味関心があるのか、どんな職業が向いているのか分からない」そんな悩みを抱えている人は、一度自己分析してみましょう。

自己分析とは、これまでの経験で自分の心が動いた瞬間を振り返り、長所や短所、強みなどを見いだす作業のことです。客観的に自分のことを知れるので、進路選びに役立つでしょう。

あなたの興味のあることや、適性に合った職業をすぐに知りたいという人は「じぶんコンパス」を試してみてください。興味・性格に関する40の質問に答えるだけで、自分の適性に合った学問分野が見つかります。診断結果から大学を探すことも可能なので、ぜひ進路選びの参考にしてみてくださいね。

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大学で学びたいことを決めたあとにするべきこと5つ

オープンキャンパスのイメージ

学部学科を決めたあとにするべきこと5つは、以下です。

  1. 希望する学部や学科のある大学を探す
  2. 公式ホームページやオープンキャンパスで実際の様子をチェックする
  3. 就職実績やキャリアサポート制度の充実度を確認する
  4. 在学生や卒業生の声を参考にする
  5. 学費や奨学金制度について調べる

順番に解説します。

希望する学部や学科のある大学を探す

希望する学部学科が設置してある大学を探しましょう。学科名が似ていても学ぶ内容が異なる場合があるため、しっかりリサーチしてください。たとえば、「生物工学」と
「生命科学」は似た学科名ですが、以下のような違いがあります。

学科名学びの内容
生物工学生物や生命体を利用して新しい技術や製品を開発する学問
生命科学生物の構造や機能、進化などに関する科学的な研究を行う学問分野

「生物工学」は、生命科学の知識を医療、環境、農業などの分野に応用したい人に向いています。「生命科学」は、生物の構造や機能に興味があり、進化や遺伝などの基本的な生命のメカニズムを理解したい人に向いています。医学、生態学、分子生物学などの分野で深く専門的な知識を積み重ねたい人や、研究者として新たな発見を追求したい人に適しているといえるでしょう。

学科名のイメージだけで選ばず、特色を確認することでミスマッチを避けられます。

「逆引き大学辞典」を使えば、あなたの興味のある学部・学科の設置してある大学を簡単に調べられます。ぜひ活用してみてください。
>>希望する学部・学科のある大学を調べてみる

公式ホームページやオープンキャンパスで実際の様子をチェックする

希望する大学、学部学科が決まったら、公式ホームページやパンフレットで詳細を調べてみてください。また、大学の雰囲気や学生の様子を知るには、実際に足を運んでみるのがおすすめです。

オープンキャンパスは、多くの大学で夏休みに実施しています。キャンパスツアーや模擬授業を受けられる場合もあるため、大学生活をイメージしやすいでしょう。

オープンキャンパスの詳細については、以下の記事でも詳しく紹介しています。

【チェックシートあり】オープンキャンパスのチェックポイント – 逆引き大学辞典 (gyakubiki.net)

就職実績やキャリアサポート制度の充実度を確認する

複数の大学を比較するときは、就職実績やキャリアサポート制度も確認しておきましょう。

就職実績を知るには「大学名 キャリアサポートセンター」で検索すると、学部ごとの就職率やどのような業種に就職しているかが確認できます。

また、大学にはキャリアサポートセンターといって、就活や将来のキャリアについて相談できる専門部署があります。大学によっては非常に手厚い支援を行っており、将来に向けた目標設定をサポートする適性検査や、各種就職講座やインターンシップなどが受けられるようです。就職活動を後押しする重要な部分なので、ホームページや学校説明会などでチェックしてみてください。

「JOB-BIKI」を活用すれば、なりたい職業や就職したい企業で活躍している人の出身大学が確認できます。選んだ大学から就職できそうか調べてみましょう。

在学生や卒業生の声を参考にする

複数の大学を比較するときは、在学生や卒業生の声を参考にするのもいいですね。

「大学名 在学生や卒業生の声」で検索すると、公式ホームページで確認できます。各学部の在学生へのインタビューでは、大学生活の1日の流れや学部を選んだ理由、学部での学びの内容などを詳しく知れるでしょう。

卒業生へのインタビューでは、どの学部の学生がどのような職種で活躍しているのかが分かります。大学で学んだことが将来どう活かせるのかイメージしやすいでしょう。

学費や奨学金制度について調べる

大学進学において経済的な負担を少しでも減らしたいと考えている人は、学費や奨学金制度についても調べておきましょう。

「大学名 学費」で調べると、各大学で学部ごとの学費が確認できます。

同じ大学でも学部によって学費が異なる場合があります。理系の学部は実験を行う場合が多いため、施設設備費や実験実習費などで文系学部に比べ、プラス数十万円となるケースが多いようです。

経済的な理由で進学が難しい学生には奨学金という制度もあります。入学金や授業料などをサポートしてくれる制度なので「行きたい大学はあるけど、保護者に負担はかけたくない」という人は検討してみましょう。

学力や条件によっては、お金を返さなくていい給付型奨学金もあるので、気になる人は以下の記事も参考にしてみてください。

給付型奨学金とは?制度の仕組みや支給条件、オススメ奨学金を紹介 – 逆引き大学辞典 (gyakubiki.net)

やめたほうがいい学部は避けて自分の興味や適性に合った学部へ進学しよう!

キャンパスライフのイメージ

大学の学部学科選びは、4年間を充実したものにし、自分に適した職業に就くために非常に重要です。自分に適した学部に進むために、まずは学部学科について知り、自分の興味や適性に合ったものを選びましょう。なりたい職業がある人は逆算して学部学科を選ぶと、就職時に必要なスキルを身につけたり資格を取得したりできますよ。

「自分の興味や適性がわからない」という人は、じぶんコンパスを活用してみてください。興味・性格に関する40の質問に答えるだけで、自分の興味・適性に合った学問分野が見つかります。診断結果から大学を探すこともできるので、ぜひ進路選びの参考にしてみてくださいね。

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