テーマ 薬学・バイオ バイオマス
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どんな分野?
バイオマスとは、動植物から生まれた、再利用可能な有機性の資源のこと(石油などの化石資源は除く)。化石資源と違い、バイオマスは太陽エネルギーを使って水と二酸化炭素から生物が生成するもので、持続的に再生可能な資源であることが大きな特徴。バイオマスを原料としたエネルギーは、発電や燃料などに幅広く利用されている。
活躍の舞台
バイオマスエネルギーを利用した発電事業や熱利用が行われている。一般企業をはじめ自治体の施設で導入されており、農業や水産業、食品の生産やサービス業など幅広く活用されている。また、廃材の利用も多く、リサイクルやごみの減量など社会を円滑かつ持続的な取り組みにつながるので、環境問題などの理解を深めることで活躍の場は広がっていく。
学問へのアプローチ
バイオマスを学ぶには、農学系統の学問が最適。「農学」では、農作物を中心に、農業生産全般の基本的な知識と技術を学ぶことができる。農地や農業施設、農機具など工学的なテーマを研究する「農業工学」という学問もある。また、動植物をいかに資源にするかを研究する「生物学」や「森林科学」、家畜系のバイオマスを考える「畜産学」、企業としての取り組みを研究する「経営学」など、幅広い分野からアプローチできる。
このキーワードについて学べる学問分野
獣医学・畜産学
家畜などの動物の飼育と健康管理、資源としての利用を研究。動物の病気治療と予防法を研究する「獣医学」と動物を資源として飼育・繁殖・利用を研究する「畜産学」は不即不離の学問
農学
穀物や野菜、果物などの農作物をつくる「農業」の技術を総合的に研究する分野。農業生産に品種改良などの新しい技術を導入し、収穫量の増加と作業の効率性の向上をめざす実践学問
森林科学
木材など森林資源の利用と森林環境の保護を研究する分野。森林の管理のみならず、森林の景観づくり、水資源の管理と有効利用、土砂崩れや山火事など山林災害の防止対策等がテーマ
経営学
人、モノ、カネ、情報を活用した「企業」活動の管理法と運営法を研究するジャンル。即戦力として実践的な知識と運用能力を養成するために、インターンシップ教育が盛んなのが特徴
農業工学
農業生産に関する工学的テーマを扱う学問で、農業用地の開発や管理、農機具に関する研究が中心。農業の生産環境と農村社会そのものについて研究し、農業の未来の姿を構想する分野
生物学
生物の構造や営みに共通で見られる《法則性・普遍性》と、それがさまざまに分化して生みだす《多様性》を抽出。その神秘に満ちた<生命活動>を理論的に説明できる体系を打ち立てる