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興味・関心のある職業テーマから学びたい学問を見つけてみよう 学問ディスカバリー

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どんな分野?

 インターンシップとは、学生が社会に出る前に、企業などの職場で研修生として一定期間の勤務を体験する制度。さまざまな職業の実態を自らの目で見ることで、自分にあった職業選びに役立てたり、仕事のやりがいと大変さを肌で感じることで、職業に対する意識や責任感を養う目的がある。
 大学生のインターンシップは、就職支援を目的とするキャリア教育(能力開発)の一環として行われることが多く、正規の単位を修得できる大学もあり、就労に対して企業から報酬を支給される方式もある。
 近年は、一日体験や工場見学など短期間の研修制度を設けたり、複数企業が集まって職場体験イベントを行うなど、企業が優秀な人材を獲得するための新たな取り組みも始まっている。

活躍の舞台

 「教育学」の分野では、人間の記憶や学習のしくみ、成長や発達の過程を理解し、効率的な学習計画や教材の作成法、授業での教授法、テストの作成と評価法といった子どもの能力開発を中心に学ぶ。また、「社会科学系学際」の分野には、自律的なキャリア設計の仕方やキャリアづくりのための学習・能力開発法などを専門に学ぶ学科も登場している。
 そのほか、企業の能力開発や職業訓練、人材管理、組織管理などを専門的に学ぶ「経営学」からの視点も有効だ。大学では、心理学や社会学の手法を用いて、個人や組織における職業意識を高める方法、組織内での人間行動の把握、チームをまとめるリーダーシップのあり方、職務能力の査定の方法といった研究テーマを扱う。

学問へのアプローチ

 インターンシップはアルバイトとは異なり、受け入れる企業の側でも1人の社員として実務を体験してもらうことが重視されており、しっかり目標意識をもって参加することが求められる。また、社会と積極的に交わって学ぶ子ども向けの「インターンシップ」は、職業意識だけでなく、「社会のしくみ」「お金との付き合い方」など世の中の生きた知識を養うために大きな効果があるとして、小学生から中高生まで多彩な方式で取り入れられている。
 この分野を専攻した卒業生は、企業の採用担当や社員教育、人材開発の部門、あるいは生涯学習や社会人教育に関わる職種などで活躍の道がある。また、学習塾や教育施設で、子どもの職業や農村の体験授業などを企画する仕事もある。

このキーワードについて学べる学問分野

教育学

教育の本質を捉え、学校や職場、地域社会において人間の可能性を伸ばすシステムと技法を研究する学問分野。老若男女すべての「学ぶ人」に理想的な教育の環境を提供することが大目標

教員養成

教育への情熱や意欲をもとに、自らの教養・人格を向上させ、教える能力や対話のコミュニケーション能力などの専門スキルを研究・体得。教育のプロフェッショナルをめざす専門課程

経営学

人、モノ、カネ、情報を活用した「企業」活動の管理法と運営法を研究するジャンル。即戦力として実践的な知識と運用能力を養成するために、インターンシップ教育が盛んなのが特徴

社会科学系学際

資源枯渇、環境汚染、人口爆発、食糧不足、安全保障問題など現代的な大テーマに、従来の学問的枠組を超えてアプローチする新分野。「総合的な視点」「多彩なテーマ」がキーワード

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