テーマ コミュニケーションとメディア ブログ
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どんな分野?
ブログとは、ウェブログ(Web Log)の略称で、日常的な出来事や意見を記録し(Log)、インターネット(Web)上に公開しているウェブサイトのこという。個人的な文章や写真を継続的に記録する日記、取材記事や意見をまとめた新聞、趣味の内容を記載するミニコミ誌など、さまざまな利用の仕方がある。
一般的なウェブサイトに比べると、ネットの知識がない人でも簡単に開設可能、記事を追加するだけで自動的に更新される、コメント欄や外部サイトとの連携も簡単にできるといったメリットがあり、個人が手軽に情報を世界中へ発信できる手段として定着した。企業や団体もその利便性に注目し、広報宣伝や顧客情報の分析を目的としてブログを開設して、積極的に情報を収集・発信している。
活躍の舞台
この分野を大学で学んだ人の進路は、ブログのサービスを提供する企業をはじめ、SNSやウェブゲームに代表されるソーシャルメディアを運営する企業など、ネットサービス関連の職業が代表的。そのほか動画の配信事業、写真や動画の共有サイトを運営する職種もあり、サービスに応じた専門スキルが必要になる。
たとえば、通信のしくみ、ウェブサイトやソーシャルメディア構築の基礎となるネットワーク関連の知識が必要。さらに、ウェブデザインやゲーム・映像コンテンツ制作の基礎技術、情報セキュリティ関連の知識など幅広く学び、専門性を高めておくことで活躍の道が広がる。
学問へのアプローチ
最も代表的な学問分野は社会科学系統「社会学」。社会で起きるさまざまな現象や課題について分析する学問で、現代社会におけるメディアの変遷を理解したうえで、ブログをはじめとするネットメディアによるコミュニケーションの特徴、既存のメディアとの関係などを研究する。また、ブログやウェブサイトのデザインも実践的に学べる。
コミュニケーションを研究テーマの一つとする人文科学系統「文化学」では、ネットを利用した文化発信、国際交流について学ぶ。さらに、情報処理や通信に関する技術を扱う工学系統「電気通信工学」も関連が深い学問。ブログを実現するソフトウェアやネットワークのしくみを理解し、ブログのシステム構築と管理方法を実践的に学ぶ。