どんな分野？

「5G」は「5th Generation」の略で、「第5世代移動通信システム」と呼ばれる、携帯電話やスマートフォンなどの通信に用いられる次世代通信規格。通信速度と容量が格段に進化しており、多数の同時接続を前提に設計・開発されているため、スマートハウスや車の事故回避など、多くの新サービスやビジネスの展開が期待できる。

活躍の舞台

最も力を入れているのは携帯電話会社やWEB関連の企業。スマートフォンが普及したことで、導入後のサービス拡充が期待される。5Gによって、これまで提供できなかったサービスが実現していく。企業はもちろん、自治体やその他の団体でも活用の場は広がっていく。地域住民向けのイベントや奉仕活動においても、エリアや世代などを超えて新しい取り組みが広がっていくだろう。

学問へのアプローチ

通信の知識を広く身に付けるためには「電気通信工学」が一般的。通信そのものの理解や応用など、広く学ぶことができる。また、5Gを利用するための端末については「機械工学」で学ぶことができる。また、新しい技術は社会にも大きな影響を与えるため、「社会科学系学際」など社会学的な視点からも研究することができる。

このキーワードについて学べる学問分野

電気通信工学

電気や磁気の性質を応用し、生活や社会を快適にする、電気のエネルギー利用技術や情報通信などのエレクトロニクス技術を生み出す学問分野。機械としての表現されることも重要課題

機械工学

ものづくりを軸としてきた工学の核となる＜機械＞を研究する分野。その原理と創意工夫を土台に新しい「機械」を設計・開発する。技術やパーツを組み立てる「機械システム」が中心に

社会科学系学際

資源枯渇、環境汚染、人口爆発、食糧不足、安全保障問題など現代的な大テーマに、従来の学問的枠組を超えてアプローチする新分野。「総合的な視点」「多彩なテーマ」がキーワード