土木施工管理
土木施工管理の特徴
ダム、橋梁、道路、トンネルなどの土木工事において、実際の現場で、毎日の進行状況を管理、運営していく仕事。各設計図面をもとにして計画立案された施工スケジュールに従って、建設資材の発注・受け取り、技能工・作業員の配置・管理といった各作業内容をチェックしながら、計画どおりに工事を進行させる現場の総責任者である。そして、施工現場のすべての責任を負うと同時に、施主に対しては予算の管理、設計やスケジュールの変更、資材調達の確認、納期の変更・確認など、日々変わる現場の状況を説明し、納得してもらうという調整的な役割も果たさなければならない。
土木施工管理に関連する資格
1級土木施工管理士、2級土木施工管理士。
大学の土木・建築などの学科を経て関連会社に就職、その中で現場の仕事を経験し、キャリアを積んでいくのが一般的だ。だが学生時代に関係する専門分野について学んでいなくても、ゼネコンなどに就職し、施工現場の管理担当者として一から仕事をたたきこまれるケースもある。土木工事は公共団体の発注によるものがほとんどで、予算や規模が大きいものが多い。それに従い必然的に仕事の幅・質とも多種多様になるため、常にプロジェクトの全体を見通す能力が要求されるハードな仕事である。単体での受注もあるが、施工の規模が大きくなると複数の建設会社・設備会社とのジョイントになるケースが多く、相互の協力関係を良好に築き上げる折衝能力、マネジメント力も要求される。
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土木建築工学
古今東西で蓄積された土木建設の技法を修得し、建築物から町づくり、インフラ、防災まで、私たちが快適に暮らせる生活環境についての総合的なプランニング術を研究する学問分野