弁護士
弁護士の特徴
市民が生活のなかで紛争に巻き込まれ、話し合いなどで解決できないとき、裁判で決着をつけることがある(民事裁判)。また、罪を犯して逮捕・起訴された場合、裁判を通して有罪無罪の判定やどんな刑が科されるかの決定が行われる(刑事裁判)。弁護士は市民や犯罪者の代理人となり、民事裁判では依頼人の利益を守るために、刑事裁判では依頼人の人権を守るために力を尽くす。法廷での活動以外に市民や企業に対する法律アドバイス業務を行うこともある。高度な法的知識と文章作成能力、強い倫理観が必要な仕事である。今後は語学力を備えておくと活躍の場が広がるだろう。弁護士になるには、司法試験に合格し、司法修習を終える必要がある。
弁護士に関連する資格
司法試験(新司法試験)。
司法試験(新司法試験)を受験するためには、法科大学院を修了するか、法務省が行う「予備試験」に合格する必要がある。予備試験は平成23年から実施される予定だが、まだ詳細は明らかではない。多くの受験生にとっては、法科大学院への進学が弁護士への第一歩となるだろう。
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法学
社会の公平さと我々の生活の安全を保つためのルールを学ぶジャンル。法律は、国としてのカタチを整える術、人々の行動の規範や手順のモデルでもあり、かつては万能視された時期も