スタイリスト
スタイリストの特徴
タレント・役者がテレビで着る衣装や、ファッション雑誌・広告でモデルが着る服をコーディネートする仕事。複数のメーカー・ショップから衣装や小物を借り受け、求められたイメージに合ったコーディネートを行う。ヘアメイクに至るまで気を配り、モデルの魅力を引き出す。テレビや広告のディレクター、雑誌の編集者から依頼を請ける。スタイリスト派遣事務所に所属し、指導者についてテクニックを学んでいく。顧客がつけば、フリーで活動することができる。ファッションに限らず、食品・インテリア・雑貨などの分野でも専門のスタイリストが活躍している。センスのよさに加え、モデルやスタッフと仕事をする上での協調性が欠かせない。
スタイリストに関連する資格
現場で先輩スタイリストのアシスタントをしながら仕事を学んでいくか、ファッション系の学校で知識を身につける。アパレル業界からの転職者も多い。コーディネートに役立つ資格としては色彩検定、カラーコーディネーター、ファッションコーディネート色彩検定、といった色に関する資格がある。和装を専門に扱うスタイリストならきものコンサルタントの資格が有効だ。ファッション以外のジャンルのスタイリスト資格ではフラワーコーディネーター、インテリアコーディネーターがあり、雑誌・テレビで活躍している。テーブルコーディネーターはメニュー選びからフラワーアレンジメントまで手がける、食空間のスタイリスト。
スタイリストに興味がある人は、この分野の学問を調べてみよう
美術
絵画、版画、彫刻など、色とカタチによるオリジナリティのある造形によって「美」を表現する分野。いずれも具体化された作品により、人に感動を与えられるセンスや創作表現法を学ぶ
保健・衛生・医療技術学
医療・福祉活動を医師と共に支える「保健衛生」「リハビリ」「医療技術」を研究する学問。衛生環境を整えて病気を予防したり、社会復帰を助けたりして国民の健康を守ることがテーマ
芸術系学際
美術、デザイン、音楽という3つの芸術ジャンルの枠を超えた研究領域。「枠を超えた」というよりは総合した要素も。芸術への深い造詣をもとに、新しい芸術文化の創造や普及に貢献する