1. 「逆引き大学辞典」トップ
  2. 保護者のための大学進学ガイド
  3. いつ、どれくらいかかる? 大学進学のマネーシミュレーション-受験期-

いつ、どれくらいかかる? 大学進学のマネーシミュレーション

大学進学に関するアンケートで約半数の保護者が一番気になる項目として挙げたのが進学費用について。また約6割の先輩保護者が進学費用について「早くから知っておきたかった」と答えています。そんな要望を受け、受験から大学入学までにいつ・どれくらいかかるか、お子さんの希望進学先に合わせたシミュレーションを作成しました。

受験期

予備校・模試などのコスト

進学を目指す多くの高校生の教育費で、大きな比重を占めるのが予備校や学習塾の費用。右に例を挙げていますが、週3コマの受講でも入学金や授業料合わせて年間35万円近くになります。加えて夏期講習費や模擬試験を受けるとなると、別途費用が必要です。予算に余裕がない場合は、苦手科目や夏期講習のみにするなど厳選しましょう。また塾によっては、兄弟が在籍したことがある場合に入学金が免除されるなどのサービスもありますので、確認してみるといいでしょう。

VOICE
高1の時から進学塾に通っていましたが、高3後半から受けた単科講座の受講料が予想外に高額でした。さらに、そのことで子どもにプレッシャーを与えていたことも後から知り、反省しました。(愛知県・母親)

予備校

入学金 30,000円程度
授業料 220,000 ~ 400,000円程度
※4月から12月まで週3コマ受講した場合
夏期講習費 50,000 ~ 60,000円程度
※3講座受講した場合

(東京都内の一般的な予備校の場合)

模試

3回受験した場合 14,000~ 18,000円程度
※大学入学共通テスト模試、記述模試、個別大模試を想定

(東京都内の一般的な予備校の場合)

出願にかかる直接的コスト

大学入試に出願する際に必要となる受験料。下の表が金額の目安になりますが、大学によっては複数学部を併願する場合や複数の入試方式を併願する場合に割引があることもあります。出願時期は例年、センター試験が試験前年の10月、国公立大学の2次試験が1月末から2月初め。私立大学ではセンター試験利用入試の場合が試験前年の12月から2月、一般入試の場合1月から2月が出願時期のおおよその目安になります。

受験料

大学入学共通テスト(3教科以上)※1 18,000円
大学入学共通テスト(2教科以下) 12,000円
国公立大学 2次試験 17,000円
私立大学一般入試(医・歯学部以外) 30,000 〜 35,000円
私立大学一般入試(医・歯学部) 40,000 〜 60,000円
私立大学共通テスト利用入試※2 15,000 〜 20,000円

※1 大学入学共通テストの受験料は2019 年度のセンター試験の受験料と同額になる見込みです。

※2 受験する大学に払う金額。別途、大学入試センターにも受験教科に応じた受験料を支払う必要があります。

出願・受験にかかる間接的コスト

受験本番までは受験料以外にもさまざまなコストが発生します。例えば願書代や願書の郵送代、試験会場までの交通費、試験当日の昼食代など。加えて、遠方の大学へ受験する場合は宿泊費や前後の食費などもかかります。下の例に従って、名古屋市在住のAさんが東京都内の大学を3校それぞれ別の日に受験したとすると、受験料以外に96,000円の出費になる計算です。最近では、キャンパス以外に主要都市で試験を行う大学も増えてきたので、確認しておくといいでしょう。

出願・受験にかかる間接的コストの例

募集要項代 1,000円/校
試験会場までの交通費(名古屋ー東京間往復新幹線ほか) 約18,200円※
宿泊代(ビジネスホテル利用) 10,000円/泊
試験当日の昼食代 1,000円
雑費(願書郵送代・その他食費など) 2,000円

※新幹線は自由席、学生割引の利用を想定

いつ、どれくらいかかる? 大学進学マネーシミュレーション-合格から入学まで-

保護者のための大学進学ガイド

画面上部に戻る