自衛官
自衛官の特徴
国の防衛・治安の維持、災害時の救助活動などに携わる。心身の健康、協調性、行動力、判断力、統率力などを求められる仕事である。この職につきたいなら、防衛省が実施する採用試験に合格しなければならない。多様な採用試験があるが、比較的アクセスしやすいのは次の3種類だろう。まず「幹部候補生」の採用試験。これは陸上、海上、航空自衛隊それぞれの幹部となる人材を採用するための試験である。基本的に大学卒業以上の学歴が求められる。次に「一般曹候補学生」と「曹候補士」の採用試験。ともに陸自、海自、空自の基幹隊員である「曹」を採用するための試験である。どの試験で採用されても、まずは教育隊や部隊で教育を受けることになる。
自衛官に関連する資格
自衛隊幹部候補生(採用試験)、一般曹候補学生(採用試験)、曹候補士(採用試験)。
幹部候補生の試験では、おおむね筆記試験(教養・専門)、口述試験(面接)、身体検査を経て合否が決まる。どんな分野を専攻した人でも受験しやすい「一般」、理工学系出身者を対象とする「技術」、歯学・薬学を専攻した人材のための「歯学・薬学」といった試験区分がみられる。一般曹候補学生、曹候補士の採用試験も似たような形式であり、やはり筆記試験(英・国・数・作文)、口述試験(面接)、身体検査を経て合否が決定される。
自衛官に興味がある人は、この分野の学問を調べてみよう
電気通信工学
電気や磁気の性質を応用し、生活や社会を快適にする、電気のエネルギー利用技術や情報通信などのエレクトロニクス技術を生み出す学問分野。機械としての表現されることも重要課題
機械工学
ものづくりを軸としてきた工学の核となる<機械>を研究する分野。その原理と創意工夫を土台に新しい「機械」を設計・開発する。技術やパーツを組み立てる「機械システム」が中心に
医学
人間の身体のしくみや生命活動を、健康との関係で科学的に捉え、人間の病気やケガのメカニズムを解明。その治療法と予防法を総合的に研究する学問。研究の進歩が著しい最先端科学
薬学
病気の治療、健康管理、衛生環境の視点から、医薬品をはじめとする「薬(くすり)」について、総合的に研究する学問分野。家庭用の洗剤や殺虫剤といった生活用薬剤や化学物質も対象