労働基準監督官
労働基準監督官の特徴
一言でいうと労働者を守る仕事。法に定められた労働条件を確保するため、さまざまな業務に携わる。たとえば工場やオフィスに立ち入って帳簿などの点検をしたり、関係者に話を聞いたり、環境の検査・測定などを行ったりする。コミュニケーション能力、行動力、誠実さなどが求められる。労働法をはじめとする法律知識のほか、建築、機械、化学などに関する知識も必要となる。労働基準監督官になるには、年に一度実施される採用試験に合格しなければならない。主に法律知識が問われる「A種」と、工学・理学の知識が問われる「B種」があるので、どちらかを選んで受験する。専門性が高く、ほかではできない仕事であるため、採用試験の競争率は高い。
労働基準監督官に関連する資格
労働基準監督官(採用試験)。
筆記試験(教養・専門)、人物試験(面接)、身体検査、身体測定(視力、聴力)を経て合格者が決まる。学歴不問の試験だが、受験者は4年制大学の在学者、卒業者が多い。一般に、半年~1年程度の受験勉強期間が必要。