秘書
秘書の特徴
会社の社長や重役など、組織のトップをバックアップするのが秘書である。具体的に何をするかは組織の方針によって異なり、要求される仕事のレベルも、「トップの片腕」というべきところから一般事務を処理できればOKというものまでさまざまである。秘書の主な仕事は、電話の受信・発信管理、来客への対応のような対人業務、社内外との連絡・調整、文書の作成、資料の整理などの事務的な業務、スケジュール管理や接待・会議・出張の準備などトップ個人の身辺に関わる業務である。秘書は、高い事務能力と良質のマナー、冷静さを備えているのが最低条件である。優れた秘書は、これらに加えて機転、広い視野、気配り、バランス感覚などを備えている。
秘書に関連する資格
秘書(技能)検定、秘書能力検定、ビジネス実務マナー検定、サービス接遇検定。
関連する資格としては、まず秘書(技能)検定(財団法人・実務技能検定協会が主催)がある。この検定は、秘書として必要な一般知識・職務知識やマナーを幅広く問う試験であり、3級、2級、準1級、1級の4レベルが設けられている。秘書能力検定(社団法人・全国経理教育協会主催)も同じような趣旨の検定である。このほかビジネス実務マナー検定、サービス接遇検定(いずれも財団法人・実務技能検定協会主催)も秘書の仕事に必要な能力を問う試験といえる。