ソムリエ
ソムリエの特徴
レストランや飲食店で、ワインに関する一切の業務を担当する仕事。ワインの仕入れから熟成などの保管管理、料理とワインの相性を知り客にすすめ、販売サービスを行う。ワイン、料理に関する基礎知識はもちろん、世界のワインの産地とその特性、歴史、等級といったことにも詳しくなければならない。またビール、ウイスキー、スピリッツ、ミネラルウォーターなどワイン以外の飲料にも知識を持っていることが必要とされる。海外ではその広範囲な知識と接客術から尊敬され認知度も高い。日本でも最近のワインブームで、ホテルやレストラン従業者に限らず、注目度は高くなっている。
ソムリエに関連する資格
ソムリエ試験の受験資格には実務経験が必要で、アルコール飲料を含む飲食サービス業の実務経験が5年以上あり、現在も従事していることとされている。上級資格にはシニア・ソムリエとマスター・ソムリエがある。シニアの受験資格はソムリエ取得後3年かつ10年以上のサービス実務経験者であること、またマスターはシニア資格保有者で、ソムリエ職に就いて20年の経歴者で、なおかつ功績が認められた者にのみに与えられている。これらの資格を持っていることで、ソムリエとして確かな味覚と技能を持っている証明になるとされお客から大きな信頼を得られる。ソムリエの試験は隔年で行われ2005年の合格率は46.5%、シニア・ソムリエでは73.7%となっている。
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食物学
日常生活の中での食べ物の調理や食生活の問題を総合的に研究する学問。家庭の視点から食べ物の調理と加工の技術を学び、《おいしさ》と《栄養》を追究。豊かな《食文化》を提案する