青年海外協力隊
青年海外協力隊の特徴
青年海外協力隊は、国際協力事業団(JICA)が開発途上国へ派遣するボランティアである。20歳から39歳までの日本国籍保有者が対象となり、現地ではそれぞれが能力や経験を生かして国づくり、人づくりに貢献する。派遣先はアジア、アフリカ、中南米を中心とする約70ヶ国、派遣期間は原則として2年である。職種は農林水産、保健衛生、保守操作などの7部門、約120種類に及ぶ。現在は学校教育、社会福祉、文化関係の要請が多いという。隊員募集は年2回、春と秋に行われる。この仕事をしたい人は、誠実さ、責任感、行動力などが必要である。帰国後は自ら就職活動し、勤務先を見つける必要がある(JICAは職業斡旋を行わない)。
青年海外協力隊に関連する資格
TOEFL、TOEICテスト、各種語学検定試験など。
特定の資格は必要ないが、語学力はあったほうがよい。
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文学・語学
“言語動物”である人間が、文字と言葉によって芸術や作品を生み生活を愉しみながら、考える力・洞察力・観賞力・コミュニケーション力を培養する古くて新しい「教養」ジャンル
保健・衛生・医療技術学
医療・福祉活動を医師と共に支える「保健衛生」「リハビリ」「医療技術」を研究する学問。衛生環境を整えて病気を予防したり、社会復帰を助けたりして国民の健康を守ることがテーマ
土木建築工学
古今東西で蓄積された土木建設の技法を修得し、建築物から町づくり、インフラ、防災まで、私たちが快適に暮らせる生活環境についての総合的なプランニング術を研究する学問分野
国際関係学
世界の国々の実情をとらえ、地域が抱える問題について研究する学問。民族固有の文化を理解しつつ、「世界の政府」「世界の市民」、「国連」による安定した国際社会づくりが一大テーマ
社会科学系学際
資源枯渇、環境汚染、人口爆発、食糧不足、安全保障問題など現代的な大テーマに、従来の学問的枠組を超えてアプローチする新分野。「総合的な視点」「多彩なテーマ」がキーワード