OAインストラクター
OAインストラクターの特徴
ファックスやコンピュータなどのOA(オフィスオートメーション)機器全般の操作方法を教え、職場の効率化を指導する仕事。OA機器メーカーの営業がインストラクターを兼ねている場合もある。顧客のオフィスに出張して指導する場合と、ショールームや専用のOA教室に来てもらう場合がある。指導には専用のテキストやマニュアルを用いる。取り扱い機器やソフトによって指導内容も異なるため、まずは入社後に訓練を受けて操作方法をマスターしていくのが一般的。ただし、年々進歩しているOA機器に的確に対応するためにも、コンピュータに対する高い知識と技術的進歩に対する興味が求められる。的確な指導ができる伝達能力や表現力も必要だ。
OAインストラクターに関連する資格
特に資格はなく、取り扱う機器の操作方法に精通することがまず求められる。
パソコンを利用した業務用ソフトやシステムが多いことから「マイクロソフトオフィススペシャリスト」「MOT(マイクロソフトオフィシャルトレーナー認定制度)」「MCP(マイクロソフト認定プロフェッショナル)」「P検(パソコン検定)インストラクター」「パソコン講師資格認定 文書処理試験」などの資格があると就職に有利である。インターネットを使用するソフトの指導であれば「NTTコミュニケーションズ インターネット検定」も役立つ。ソフトウェアの開発・販売を行う企業では、「基本情報技術者試験」「初級システムアドミニストレータ」の資格取得者は歓迎される。
OAインストラクターに興味がある人は、この分野の学問を調べてみよう
電気通信工学
電気や磁気の性質を応用し、生活や社会を快適にする、電気のエネルギー利用技術や情報通信などのエレクトロニクス技術を生み出す学問分野。機械としての表現されることも重要課題
経営工学
工場や企業、地域社会において、品質と効率性の向上を図るための方策を多角的に研究し、それぞれの最大効果を引き出すシステムと運用法を追究する分野。産業や社会に役立てる実用学
経営学
人、モノ、カネ、情報を活用した「企業」活動の管理法と運営法を研究するジャンル。即戦力として実践的な知識と運用能力を養成するために、インターンシップ教育が盛んなのが特徴
商学
モノやサービスなどの「商品」を売り買いするためのしくみやルール(習慣)、それをより多く売るための仕掛けや方法を研究する。物流・会計・金融(手形・証券・保険)が三本柱