映像作家
映像作家の特徴
ミュージッククリップや、フィルム映像、アニメーション、またコンピュータグラフィックスなどのさまざまな映像作品を製作する人。実験的・前衛的な映像を製作する映像作家や、ドキュメンタリーフィルム作家、ビデオクリップ作家、TVコマーシャル作家もここに含まれる。映像系の専門学校や、芸術系大学、各種芸術系教育機関で基礎を学んだ後、独立系の映像プロダクションに勤務しながら実際の映像作品を製作する例が多い。一方で、「プロダクションに所属せず独力でコンテストに応募」したり「製作した作品を自主上映するなかで才能を認められていく」例が目を引くのも、この仕事の特徴。何よりも作家の表現の先進性や、個性、表現の独自性が重視される。
映像作家に関連する資格
流れとしては、まず自主的に製作した作品が話題を呼んだり認められたりするなかで注目を集め、商業作品に乗り出していくといった「自主→商業」へのパターンである。また最近では、コマーシャルフィルムや短編ビデオ作品の仕事の腕を磨き、ここで頭角を現した映像作家がTV作品の演出家や映画監督に進出する例が非常に多くなった。それゆえこうした履歴を持つ映像作家への世間的な注目度はますます高まっている。大学や映像学科のある専門学校で基礎や技術を学ぶだけでは通用しないのは当然で、高度な表現力や強烈な個性、独自の美学、またそれらを映像で表現するためのさまざまな知識や理解が必要である。