ジャーナリスト
ジャーナリストの特徴
ジャーナリストとは「新聞や雑誌など、あらゆるメディアに情報を提供する職業」を指し、報道に携わる人(新聞記者、放送記者、フリーライター、ルポライター、キャスターなど)の総称とも言える。一つの分野において専門的な知識をもち、現状、問題点、将来展望など個人の意見を交えつつ情報を提供する。本人の倫理観や見方に基づくため、報道の仕方によっては国民意識や政治そのものを変えてしまうほどの影響力をもつ。この仕事には、「社会に対して多面的な見方ができる広い視野」「本質を見極める鋭い洞察力」「権力を恐れない正義感」などが求められる。ジャーナリストの需要は多く、今後も減ることはないだろう。
ジャーナリストに関連する資格
基本的にジャーナリストになるルートは二つ。テレビ局や新聞社、出版社などマスコミ系に就職し、目指す方法。もう一つは自分が好きな分野の職業に就き、経験を積んで、その職業を専門としたジャーナリストに転身する方法である。ジャーナリストに必要な資格、基準は一切ない。だが、社会情勢や時事問題に対する関心は持っておきたい。
ジャーナリストに興味がある人は、この分野の学問を調べてみよう
経済学
モノやサービスを交換するしくみ=「生産→流通→消費」の観点から、世の中の人々のより良い暮らしを探求する分野。数理的な要素が強いこと、国際的な視点が重要なことが二大特徴
文学・語学
“言語動物”である人間が、文字と言葉によって芸術や作品を生み生活を愉しみながら、考える力・洞察力・観賞力・コミュニケーション力を培養する古くて新しい「教養」ジャンル
社会学
家庭・地域・学校・企業など人間が作っている「組織」のしくみやはたらきを検証し、そこに生起する種々の現象を解析。社会病魔、福祉、環境、メディアといった現代的課題に迫る
文化学
世界の文化の多様性を土台に、古今東西の人や文化を総体的として比較。それぞれの文化特有の尺度や思想を発見・分析するジャンル。現地での「フィールドワーク」の研究手法がキモ
政治学
社会を円滑に運営していくための方策=国家の形態、政治権力、それを生みだす人々の政治行動などを探求するジャンル。政治形態の歴史的推移や国家間比較なども重要な研究テーマ