宣伝・広報の特徴

　主に企業の広報部や広告代理店において、外部に向けたパブリシティー（広報宣伝）業務を行う仕事。「個々の商品の販売促進や広告を行う販促活動」と区別していえば、「企業、事業部、製品全体、サービスに関する全体の情報を外部に向けて発信し、企業イメージの向上やシェア拡大に結び付ける」業務を担当する人のことである。ネットやその他の情報技術が発達したことにより、企業トップが社会や消費者に向け発信するイメージにいっそうの好感度が求められるようになった。それだけでなく、企業の不祥事に発展しそうなときには、広報活動に万にも一つの慎重さが要求される。このような情報化の時代を迎え、企業の広報担当者の仕事はますます重要かつ複雑化しており、テレビ・ラジオ・ネットなどのメディアや媒体に応じた戦略的な視点が求められている。

宣伝・広報に関連する資格

　特に資格が必要な仕事ではない。対外的で知的なイメージがあるため人気が高く、入社した企業で希望どおりに配属される仕事かというとかなり難しいだろう。特に最近では外国ブランドやファッションメーカーのプレス（広報）担当者が、仕事やライフスタイルも含め雑誌に紹介されることが多くなったため、若い女性のいっそうの憧れとなっている。そのためプレス担当者を目指す専門養成機関が首都圏でも人気を集めている。広報担当者の数がそれほど多くないので卒業して広報の仕事に就けるチャンスはわずかだが、企業やブランド・業界の細かなことまで知り尽くしている、対人折衝能力を磨き人脈を広げることを心がける、外国企業であれば語学力をアップさせておくことが必要だ。

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