新聞記者
新聞記者の特徴
「いち早く事件をキャッチし、スクープする」それが新聞記者である。記者は社会問題や事件を記事にし、事実を正確に伝えることが大切。事件があればすぐに駆けつけ取材するため、体力はもちろん、フットワークの軽さも欠かせない。記者の仕事は取材だけではない。「原稿を整理し、編集する」編集担当、「出来上がった原稿の誤りを直す」校閲担当など幅広く、実力があれば採用されるケースが多い。給与も高いため大変競争率が高い仕事といえる。「情報収集力に優れた人」「物事を冷静にとらえる洞察力、判断力のある人」「正義感の強い人」がこの仕事には向いている。特集を組み、企画する力も必要だが、全国紙、地方紙、スポーツ紙、業界紙など新聞社によって特徴があるため、希望の新聞社をよく知ることが大切である。
新聞記者に関連する資格
ほとんどの新聞社が大卒者を対象に採用試験を行う。採用試験にまず受かることが第一条件なので大学で正しい知識と教養を身につけ、正しい文章力を得ることが必要不可欠である。特に英語と一般教養は身につけておきたい。新聞記者をする上で必要な資格はないが記事原稿を校正する力が身につく「校正士」や、取材をするのに役立つ「速記技能検定」は取得すると記者として幅が広がる。
新聞記者に興味がある人は、この分野の学問を調べてみよう
経済学
モノやサービスを交換するしくみ=「生産→流通→消費」の観点から、世の中の人々のより良い暮らしを探求する分野。数理的な要素が強いこと、国際的な視点が重要なことが二大特徴
文学・語学
“言語動物”である人間が、文字と言葉によって芸術や作品を生み生活を愉しみながら、考える力・洞察力・観賞力・コミュニケーション力を培養する古くて新しい「教養」ジャンル
社会学
家庭・地域・学校・企業など人間が作っている「組織」のしくみやはたらきを検証し、そこに生起する種々の現象を解析。社会病魔、福祉、環境、メディアといった現代的課題に迫る
文化学
世界の文化の多様性を土台に、古今東西の人や文化を総体的として比較。それぞれの文化特有の尺度や思想を発見・分析するジャンル。現地での「フィールドワーク」の研究手法がキモ
政治学
社会を円滑に運営していくための方策=国家の形態、政治権力、それを生みだす人々の政治行動などを探求するジャンル。政治形態の歴史的推移や国家間比較なども重要な研究テーマ