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総合型・学校推薦型選抜研究 STEP.4 学校推薦型選抜の合格対策は「調査書」の充実!

「公募制」が学校推薦型選抜のメイン。
書類審査は「調査書」が中心で、その内容が重要。
「特別推薦」も大いに活用したい。

私立大の推薦入試は「指定校制」「公募制」

「指定校制推薦」は、私立大のみで行われている入試で、大学が指定した高校から人数を限って出願を受け付ける制度。大学は過去の入学者数や入学後の成績などをみて、高校を指定している。調査書が重視され、高校内での選考のハードルは高い。
もう1つの「公募制推薦」は、大学の指定する出願条件を満たしていれば、学校長の推薦は必要だがどの高校の生徒でも出願でき、多くの大学が実施。条件の「学習成績の状況」は、「3前後」からの場合もあり、それをクリアすることが条件になる。また、他大学との併願を認めているケースもあるというのが、私立大の公募制推薦の特徴だ。
さらに「公募制推薦」は、「一般公募推薦」と「特別推薦」に分かれる。前者は、出願資格が学業成績中心であり、後者はスポーツ・文化活動、取得資格などが主な選考基準になっている。

主な種類/基準となるポイント画像

ワンポイントアドバイス

調査書の成績は、各大学が独自の方法で点数化して評価している

「特別活動の記録」は、高校生活の充実度、積極性の証になる

「書類審査・小論文・面接」がポイント 選考方法を知ってキメ細かな対策を立てる

選考は「書類審査+小論文+面接」というケースが最も多い。
書類は調査書・推薦書・志望理由書などになるが、推薦書は学校長の推薦であり、これは自分の手に負えない。次は調査書になるが、3年1学期(あるいは3年前期)までの記録が記入される。
また調査書では、「学習の記録」「出欠の記録」「特別活動の記録」などの項目が、注視される。学習成績の状況は、5段階評価の数値を使用し、「評定の合計数÷評定数(科目数)」で計算される。応募資格に「3.0以上」と書いてあれば、それをクリアすることが条件になる。
「書類審査」での調査書は、「全体の学習成績の状況・学習成績概評」「出欠の記録」「健康の状況」「特別活動の記録」等といった項目が担任の先生によって記入され、学校長の承認を得て、推薦書とともに志望大学に提出される。
「学習成績概評」とは、全体の学習成績の状況をA~Eの5段階にして示したもの。全体の学習成績の状況は、大学の示した基準値より高い方がベターだ。

評定平均値画像

ワンポイントアドバイス

選考方法は書類審査+面接に小論文や学力検査、実技試験などが加えられる

3年1学期(前期)までが評価の対象になる。最後までベストを尽くす

大学入試ひとくち情報 これが「調査書」だ!! 高校3年間の学習・生活・部活の状況などがわかる

● 各教科の学習記録

高校3年間に学習した教科・科目の成績と、修得した単位数が記入される。

● 学習成績概評

全体の評定平均値をA・B・C・D・Eの5段階に区分し記入される。

● 出欠の記録

高校3年間の授業日数や出欠日数などが記入される。

● 各教科の学習成績の状況

教科ごとに、学習した科目の成績を加えて合計数を出し、その数を科目数で割った数値が記入される。

● 全体の学習成績の状況

高校3年間のすべての教科・科目の成績を加えて合計数を出し、その数を、加算したすべての科目数で割った数値が記入される。

● 特別活動の記録

生徒会・クラブ活動・ホームルーム活動、学校行事など学習以外の活動歴が記入される。

調査書画像

※調査書の様式は、2020年度入試まで裏表の両面1枚となっていましたが、
 この制限が撤廃され、多様な内容が記載できるようになりました。
※上記の画像は2020年度入試まで使用されていた書式です。

STEP.5 入試対策「面接」「小論文」自分の考え明確に!

総合型学校推薦型選抜特集

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